
文字(もじ)おこししてみまするに・・
韋貴由奴 一名スリカキ 又名シヤク
目上黒点アリ眉如 故ニ美婦眉毛ノウツクシキヲイキユンノ眉ト云テ賞美ス
大サ鳩如 春来 常ニ海浜ニ群飛 夏ノ始子育ス 漁人イキユン来レハ 魚多クトルト云 寒気恐ル
白質黒文 声閑清 江芸閣云 乍浦海岸ニ多シト
とあります。 レ点(れてん)は、ひっくりかえして記載(きさい)しました。
このくだりからすると、幕末(ばくまつ)のころは過眼線(かがんせん)クッキリなエリグロアジサシの特徴(とくちょう)をズバリ示(しめ)しています。
んが
どうも現代(げんだい)の奄美大島(あまみおおしま)では、アジサシ類(るい)のことをイキュンと謂(い)うようです。
原因(げんいん)の特定(とくてい)は難(むつか)しいけれど、根本的(こんぽんてき)にエリグロアジサシとの接点(せってん)が減(へ)ったことで、対象(たいしょう)が広範囲(こうはんい)になった・・ のだと思(おも)われます。
