2015年07月12日

小(ちい)さな異変(いへん)

トリトリデッキ下(した)のイノーを眺(なが)めると、ウミアメンボたち。

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白(しろ)くて大柄(おおがら)なセンタウミアメンボの割合(わりあい)が増(ふ)えて、ケシウミアメンボやシロウミアメンボが減(へ)っています。 やはり嵐(あらし)のなかでは、内湾性(ないわん・せい)のウミアメンボより外洋(がいよう)性の体質(たいしつ)のほうが勝(まさ)っているようです。

おや? シオマネキたちにも変化(へんか)が。

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バンザイ・ウェービングするヤエヤマシオマネキのメス?に、移動(いどう)してきたらしいリュウキュウシオマネキのオスがプレッシャーをかけようとしています。

ほかにも。

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さっきのリュウキュウに見(み)つかってしまい、プレッシャーに耐(た)えているのは・・・ちんまいヤエヤマシオマネキのオス。exclamation×2 バンザイするメスと同(おな)じように背(せ)には3つの白点(はくてん)があり、やっぱりあのメスはヤエヤマか・・・ヤエヤマに擬態(ぎたい)しているのではないか、と。

気(き)になって、ヤエヤマシオマネキやリュウキュウシオマネキの生産地(せいさんち)?をチェック。

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やっぱり・・・ヤエヤマやリュウキュウたちが目立(めだ)つようになっています。 もともと、ほとんどベニシオマネキだったのですけれど、オキナワハクセンシオマネキも居(お)り、泥化(どろか)が進(すす)みつつも、陸地(りくち)にもなりつつあるようです。

オキナワハクセンがいるとなると・・・ほとんど満潮(まんちょう)でも潮(しお)が来(こ)ないワケで、いよいよ干潟(ひがた)どころか、フツーの陸になってきている・・・ってことなのです。

そろそろ
潮が抜(ぬ)けやすくするために、滑走路(かっそうろ)をくぐる海(うみ)への水路(すいろ)を浚渫(しゅんせつ)したり、浄化能力(じょうかのうりょく)などゼロに等(ひと)しいうえ、泥(どろ)を溜(た)めてしまう、だメヒルギの撲滅(ぼくめつ)をしないと危険(きけん)だと思(おも)います。 地続(じつづ)きになり、フライトできなくなる前(まえ)に。

念(ねん)のため申(もう)しますが・・・
メヒルギはマングローブではアリマセン。exclamation×2 マングローブという河口(かこう)の森(もり)の一員(いちいん)です。 マングローブに浄化能力があるのは確(たし)かですけれど、メヒルギやオヒルギなどの樹木(じゅもく)は、ただ川(かわ)の流(なが)れを堰(せき)とめて、泥を溜めるだけです。 その泥にエビ、カニ、ゴカイが棲(す)むことで、はじめて浄化されます。

農家(のうか)なら常識(じょうしき、植物(しょくぶつ)が有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)できませんよね??? なので、浄化の立役者(たて・やくしゃ)である小動物(しょう・どうぶつ)が分解したオコボレをもらうために、メヒルギたちは泥をじゃんじゃん溜めるのです。

反面(はんめん)、洪水(こうずい)になりやすい河口(かこう)になってしまう、危険(きけん)な植物(しょくぶつ)でもあります。 泥だけでなく、ゴミや流木(りゅうぼく)など大(おお)きな漂流物(ひょうりゅう・ぶつ)まで留(とど)めてしまうので、豪雨(ごうう)で大水(おおおみず)が出(で)たときに、まるでダムのようになってしまうからです。

さて
もともとココのイノーには、植(う)えられる以前(いぜん)からガセ=ドロガニ=ノコギリガザミやシオマネキたちが生息(せいそく)していたのですから・・・流(なが)れのないイノーで、泥を溜めてしまうメヒルギが必要(ひつよう)なのかどうか、少(すこ)し考(かんが)えればお判(わか)りいただけると思(おも)います。 そうなんです・・・せっかく浄化能力のある干潟を、木々(きぎ)が狭(せま)くした挙句(あげく)、浅(あさ)くしているのです。

マングローブとメヒルギを混同(こうどう)され、どこかのブランドみたいに崇拝(すうはい)?されている方(かた)がいらっしゃるようなので、念(ねん)のため。



キーワード【 徳之島 奄美 南西諸島 沖縄 ウミアメンボ シオマネキ リュウキュウシオマネキ ヤエヤマシオマネキ 】
posted by ぶん+ at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 海の生き物
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