
カメムシ目(もく)は、カメムシやウンカ、セミ、ヨコバイなど、いろんな虫(むし)がいます。 甲虫(こうちゅう)っぽいのもいますが、どうやら口(くち)が刺(さ)すようになっていて、翅(はね)を二つ折(お)りなど複雑(ふくざつ)にたたまず、ただ角度(かくど)を変(か)えるだけ・・・なのが共通(きょうつう)しているようです。
カメムシ目、頚吻亜(けいふん?・あ)目、ビワハゴロモ上(じょう)科、ハゴロモ科、フタホシハゴロモ。 1センチくらい。

ぱっと見(み)、頭(あたま)のあたりは、まんまセミ。 頚吻亜目にはセミ上科もあり、セミに近(ちか)い。 あれだけウンザリだったのに、居(お)らんようになると、寂(さび)しかったり。(笑) ススキなどイネ科の汁(しる)を吸(す)うらしい。 サトウキビもイネ科だけど・・・
ひょっとして、このところ虫そのものがサッパリ居らんのは、チンチバック(Chinch bug)=カンシャコバネナガカメムシ防除(ぼうじょ)の殺虫剤(さっちゅうざい)が、めっぽう効(き)いているとか???
さて
椿象は中国(ちゅうごく)の名(な)だそうで、椿はツバキでなくチャンチンという個性的(こせいてき)なニオイのするセンダン科の落葉樹(らくようじゅ)とのこと。 象は、様子(ようす)とか、真似(まね)るという意味(いみ)だそう。 わざわざチャンチンに例(たと)えたからには、さほどイヤなニオイとは思(おも)われてないらしい。 なにしろ中華料理(ちゅうかりょうり)では、シャンツァイことパクチーを食(た)べる習慣(しゅうかん)があるくらいなので。

それにしても
カメムシにしろゾウムシにしろ、生物界(せいぶつかい)では、一大勢力(いちだい・せいりょく)。 なのにカメやゾウに名(な)を借(か)りていてビミョ〜。 ゾウムシに至(いた)っては、ゾウなんて昔(むかし)は知(し)られていないハズで・・・と思(おも)ったら、意外(いがい)にも室町時代(むろまち・じだい)から、献上(けんじょう)するために日本(にっぽん)に来(き)ていたそうです。 虫の名には、意外(いがい)な歴史(れきし)が隠(かく)れてそう。 そういや、鳥(とり)だとクマタカやイヌワシ・・・なんて、ハチャメチャなのが居るなぁ。

あ゛・・・そうそう、フタホシハゴロモはニオイはさておき、触(さわ)るとかぶれることがあるそうです。
