そこで、オッサンの記録(きろく)をすべて洗(あら)い出(だ)してみたところ、いささかオモシロイ画像(おもしろい・がぞう)がありました。
水(みず)たまりの幼生(ようせい)を記録した画像(がぞう)のなかに、ケンミジンコが写(うつ)っていました。


飼育(しいく)すると、すごく共食(ともぐ)いするらしいけれど・・ とにかく育(そだ)つためには、まわりにいる動(うご)くものを食(く)らうだけなのは、自然界(しぜんかい)ではフツーのこと。 でも飼育していると、ボウフラもミジンコもおらず、勢(いきお)い共食いしてしまう・・ ワケです。
それと、同(おな)じ2センチくらいの個体(こたい)が黄色(きいろ)っぽかったので、場合(ばあい)によって、自(みずか)ら黒(くろ)くなることができそう。
こちらは、特(とく)に開(ひら)きっぱなしなアバラ骨(あばら・ぼね)の先(さき)が鮮(あざ)やかな個体。

徳之島(とくのしま)のイボイモリの個性(こせい)で、人気(にんき)の理由(りゆう)でもあります。
もうひとつの個性は、平(ひら)べったいこと。

こんな、アンニュイなシーンを記録してあったとは・・ (笑)
扁平(へんぺい)ですと、しっとり森(もり)に積(つ)もった、枯葉(かれは)の間(あいだ)になじむことができ、乾燥(かんそう)を防(ふせ)ぎつつ安(やす)らかに休眠(きゅうみん)できます。
これまた、珍カット(ちん・かっと)の食事(しょくじ)です。

ん゛〜め゛〜

そもそも、上陸(じょうりく)してからは打(う)って変(か)わって・・ ものすごく食が細(ほそ)くなるそうで、食事そのものを見(み)かけづらいようです。
しかも・・ ズイブン美味(おい)しそうに味(じ)わってますよね゛〜。(笑) いやはや、そう見(み)えるのは、目(め)をつぶっているためで・・ イボイモリは目をつぶられるんですね゛〜 気(き)づかなかった。
ちなみに
食(く)らっていたのは、コウガイビルの一種(いっしゅ)。

黒(くろ)いラインが一本(いっぽん)あるので、クロスジコウガイビルのようです。 イボイモリは、とても遅(おそ)いなりの肉食(にくしょく)ですから、遅い昆虫(こんちゅう)の幼虫(ようちゅう)、ワラジムシやナメクジなどを食(た)べています。
種の保存法(しゅのほぞんほう)で、指定(してい)されるまえの記録がありました。

オシリにある総排泄腔(そうはいせつこう)でメスオスを見分(みわ)けられないかと、記録した画像です。
今(いま)となっては、環境省(かんきょうしょう)の国内希少動植物種(こくない・きしょうどうしょくぶつ・しゅ)に指定(してい)され、なかなか足裏(あしうら)すら拝(おが)めなくなりましたが・・ 丸(まる)みのあるお腹(なか)の様子(ようす)からメスのようであり、総排泄腔が大(おお)きくなっているようです。
オッサンの仮説(かせつ)では、繁殖期(はんしょくき)にニオイのする汁(しる)をチョコチョコ出しつつ歩(ある)いたあと、じっと佇(たたず)んでパートナーとなるオスを待(ま)つ・・ んじゃなかろうかと。
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