2011年05月20日

道路(どうろ)は、わるいところ?

ymtns-110520.jpgオオシマヤマタニシが繁殖(はんしょく)のため、今朝(けさ)も集まっていました。

道路はいつも道路。 当(あ)たり前(まえ)のようですが、生物史上(せいぶつ・しじょう)これほど安定(あんてい)した環境(かんきょう)はありません。 洪水(こうずい)や土砂崩(どしゃくず)れでも復活(ふっかつ)し、ぬれてもぬかるまず、夏(なつ)は熱(あつ)い岩盤(がんばん)のようですが、日陰(ひかげ)はそうでもなく、まわりがジャングルでも草(くさ)ぼうぼうになることもない。 人間(にんげん)が手入(てい)れしている、細長(ほそなが)い里(さと)の土地(とち)のようなもの。 小(ちい)さな生(い)き物(もの)にとって、とても移動(いどう)しやすいですが、姿(すがた)が目立(めだ)つので、とても危険(きけん)なところ。 見通(みとお)しがきくので、危険(きけん)を察知(さっち)しやすくもあります。

小(ちい)さな虫(むし)を食(た)べるトカゲ、それを食(た)べる鳥(とり)、それらを食(た)べるネコなどによって、生態系(せいたいけい)ができています。 アマミノクロウサギも道路(どうろ)わきで草(くさ)を食(た)べたり、出会(であ)いの場(ば)のフン場(ば)としても使(つか)っています。 冬(ふゆ)、長雨(ながあめ)の道路は、一定(いってい)の浅(あさ)い水溜(みずたま)りがいつまでも続き、カエルやイモリが集(あつ)まることがあります。

そんなの自然(しぜん)じゃない!というのは簡単(かんたん)ですが、里山(さとやま)などが見直(みなお)されるなか、道(みち)の全(すべ)てが悪(わる)いのなら、元(もと)に戻(もど)すべきですが、一度崩(いちど・くず)した自然(しぜん)は絶対(ぜったい)に元(もと)には戻(もど)りません。 戻(もど)したつもりでも、新(あたら)しい環境(かんきょう)に変(か)わります。

自然(しぜん)には昔(むかし)をなつかしむ、懐古趣味(かいこ・しゅみ)はありませんから、常(つね)に新(あたら)しい環境(かんきょう)に適応(てきおう)しようと努力(どりょく)しますか。 無理(むり)に戻(もど)そうとすると、今(いま)いる生物(せいぶつ)を殺(ころ)すことになります。

ましかし、無駄(むだ)に林道(りんどう)をつくって、草刈(くさか)りもしなかったりすれば、見通(みとお)しがきかず事故(じこ)になりますし、ヘリコプターが墜落(ついらく)したのは気(き)の毒(どく)ですが、下(した)の集落(しゅうらく)に慰霊碑(いれいひ)があるのに、山(やま)をコンクリで固(かた)めてもうひとつ慰霊碑(いれいひ)をつくるようなことは必要(ひつよう)ないと思(おも)いますね・・・
posted by ぶん+ at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物基礎知識
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