2013年05月17日

和名 と 標準和名 と 学名

今日(きょう)は嵐(あらし)ですね・・・なんかちょっと寒(さぶ)いですし。

さて
生物(せいぶつ)にはワメイ、ヒョウジュンワメイ、ガクメイなどの呼(よ)び名(な)があります。

たとえば、このお魚(さかな)をご存知(ぞんじ)でしょうか? パッと見(み)てわかった方(かた)はカナリの物好(ものず)きですね゛〜(笑)

kappore-130517.jpg

「カッポレ」です。釣(つ)り師(し)などは「クロカッポレ」とも。 英名(えいめい)はなんとモグリ医者(いしゃ)?ブラックジャック。

アジ系(けい)をジャック、とかヒラアジ系(けい)をトレバリーともいいます。 カンパチはアンバージャック。

ところで、カッポレはもともと伊豆諸島(いずしょとう)や小笠原(おがさわら)で使(つか)われていた和名です。 徳之島(とくのしま)でカマジと呼(よ)ばれるロウニンアジも、カッポレ。

釣り師は、カッポレをクロカッポレ、ロウニンアジをシロカッポレと呼ぶことも。 あんまり区別(くべつ)する必要(ひつよう)がなかったのでしょうね・・・ 沖縄(おきなわ)なんか、ロウニンアジも、カッポレも、シマアジも、ギンガメアジもヒラアジなんでも「ガーラ」ですし。

学名は「Caranx lugubris」ギンガメアジ属(ぞく)のフキツなヤツという意味(いみ)らしいです。 無双(むそう)の美味(おい)しさなのに。(涙)

例(たと)えば、徳之島では「クヮータロー」とか「マムシ」などと呼ばれるヒメハブ。

一方(いっぽう)、内地(ないち)ではハブより強力(きょうりょく)な毒(どく)を持(も)つ「マムシ」というヘビがいますし、大阪(おおさか)ではウナギのことを「マムシ」と呼んだりします。

これでは、それぞれの地域(ちいき)で図鑑(ずかん)をこさえたら、写真(しゃしん)と姿(すがた)が一致(いっち)しません。 ですから、学者(がくしゃ)さんたちが相談(そうだん)して全国共通(ぜんこうきょうつう)の呼び名(な)をつけたのが標準和名です。

冒頭(ぼうとう)のカッポレは、フツーならクロヒラアジでしょうけれど、先(さき)に別種(べっしゅ)に使(つか)われていたので、アレコレ悩(なや)んで付けられたのかもしれませんね・・・

また、国内(こくない)ではスズメですがガイジンと話(はな)すときはスズメじゃむり。 英名はスパロゥ。 これでは世界中(せかいじゅう)の呼び名を図鑑に載(の)せなければなりません・・・

そこで世界で共通(きょうつう)の呼び名をこさえたのが学名。 ラテン語(ご)だから、私(わたし)は読(よ)めません。

学名は「属名(ぞくめい)」+「種小名(しゅしょうめい)」と決(き)めてあります。 「ヒカルオヤジ属」「ブンザヱモニス」みたいな感(かん)じ?

子供(こども)のころ、たったひとつ覚(おぼ)えた学名がありました。 「ラティメリア・チャルムナエ」=Latimeria chalumnae  シーラカンスです。 シーラカンスは本来(ほんらい)、シーラカンス目(もく)で属(ぞく)より2段階(だんかい)も上(うえ)の分類名(ぶんるいめい)ですけれど、唯一(ゆいいつ)の生(い)き残(のこ)りだから、代表(だいひょう)して使(つか)われているのでしょう。

ちなみに「ラティメリア属」の「チャルムナ川(かわ)のヤツ」という意味で、南(みなみ)アフリカ、チャルムナ川の沖(おき)で最初(さいしょ)に捕獲(ほかく)されたからです。

ジュラシック・パークで有名(ゆうめい)になった「ティラノサウルス・レックス」も学名です。

時折(ときおり)、図鑑にある標準和名を学名と勘違(かんちが)する方(かた)もいますけれど・・・似(に)てませんよね・・・ゼンゼン・・・(笑)

ところで、イロイロあって・・・学名や標準和名が二(ふた)つあるヤツもあります。 シノニムというそうで、私もあまり心当(こころあ)たりはありませんけど。 ハブとホンハブ、メクラヘビとミミズヘビ、植物(しょくぶつ)のハマトラノオとカントラノオ・・・コムギコとメリケンコとウドンコ?・・・ニキビとフキデモノ??・・・ハゲとウスゲとヒカリモノ???

手違(てちが)いの学名も身近(みぢか)にあります。 小鳥(ことり)のアカヒゲですけれど・・・「エリタクス・コマドリ」。 コマドリは日本語(にっぽんご)がソノママです。 で、コマドリは「エリタクス・アカヒゲ」 どうやら、シーボルトとオランダのせいみたいですよ!(涙)

このごろ無駄(むだ)に繁殖(はんしょく)させているトキは、大陸(たいりく)にもいますが、学名「ニッポニア・ニッポン」だから・・・というだけでガンバっているのです。 やれやれ命(いのち)も金子(きんす)もモッタイナイことです。

ともあれ、通称(つうしょう)=和名、図鑑に載っている標準和名、世界共通の学名は、それぞれ似(に)て非(ひ)なるものなのでした。

そうそう、鳥(とり)と昆虫(こんちゅう)と魚と植物とミサイル?ではダブっていいみたいですね。 スズメ、スズメガ、スズメダイ、スズメウリ、スパロー・・・やっぱしミサイルはビミョ〜かも。(笑) けど、ウミスズメ、ウミガラス、ウミバト、ウミニナ、ウミシダ、ウミブドウ、ウミウシ、ウミウマ、ウミネコ、ウミエラ、ウミボウズ?、ウミザル?、シーモンキー? なんかチョッと違(ちが)うのも混(ま)じりましたが・・・そりゃアンマリじゃないの?という意見(いけん)もあるそうです。

ニセ、モドキ、ダマシ・・・なんてのもあって、毒(どく)がある種(しゅ)にニセたのもいれば、テキトーに雰囲気(ふんいき)で・・・なのもあり、ビミョ〜なのでした。
posted by ぶん+ at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物基礎知識
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