2014年05月05日

Mこそ大事(4) 高級(こうきゅう)レンズほどボケます

ボケられると、ついツッコミたくなる・・・誰(だれ)しもボケはダメっぽく思(おも)われがち。 カメラにおいては、ボケ=被写界深度(ひしゃかいしんど)の浅(あさ)さは、選(えら)ばれし高級レンズのみに許(ゆる)される能力(のうりょく)なのです。

きのうのコウノトリで比較(ひかく)してみましょう。 同(おな)じ絞(しぼ)り値(ち)=F値ならばより望遠(ぼうえん)である、左(ひだり)の1200mmがボケるハズ・・・ですけれど・・・

kt-boke-140505.jpg

頭(あたま)の後(うし)ろの水面(すいめん)のボンヤリ感(かん)が違(ちが)い、望遠に強(つよ)いS1なのに、さほどボケてません。 一方(いっぽうう)、私(わたし)は小波(さざなみ)がハッキリしている左が好(この)ましいわひらめき という方(かた)がいらっしゃるでしょう。 けれども、右(みぎ)のNEXではF8やF11など、もっと絞(しぼ)ればクッキリでき、表現(ひょうげん)を変(か)えられるのです。

観光(かんこう)の記念写真(きねんしゃしん)などは、背景(はいけい)までクッキリが大事(だいじ)ですけれど、例(たと)えば運動会(うんどうかい)の走者(そうしゃ)と応援(おうえん)のテントで応援(おうえん)している見知(みし)らぬ家族(かぞく)がクッキリ同居(どうきょ)・・・するよりは、全力(ぜんりょく)で走(はし)る子供(こども)たちを目立(めだ)たせたいハズです。

コンデジは小(ちい)さくて便利(べんり)ですけれど、ボケを利用(りよう)した表現(ひょうげん)がやり辛(づら)いのが宿命(しゅくめい)。 理屈(りくつ)はヤヤコシイのですけれど、単純(たんじゅん)にレンズや撮像(さつぞう)センサーが大(おお)きいほど、ボケ巾(はば)が大(おお)きくなります。

さて
そうはいっても、コンデジしか知(し)らないから、絞りなんてカメラが勝手(かって)に明(あか)るさ調整(ちょうせい)するだけの意味(いみ)しかないんじゃないの?という方もいらっしゃるハズ。 一眼(いちがん)レフのバカ高(たか)いレンズには、それなりのボケっぷりがあり、絞り値を変(か)えていろいろツッコンダ?工夫(くふう)ができるのです。

bokemi-140505.jpg

50〜52mmのあたりがピントの山(やま)です。 いかがですか?このボケっぷり。(笑) このボケがあれば、お弁当(べんとう)のカワイイたこウインナーだけにフォーカスしたり、あるいは優(やさ)しいお母(かあ)さんの笑顔(えがお)にフォーカスして、ビミョ〜にさびしいオッパイの大(おお)きさに反比例(はんぴれい)するように、いまやオッパイを追(お)い越(こ)したかもしれないオナカのふくらみをボンヤリさせたり・・・できるのです。たらーっ(汗)

ほか、お気(き)づきのポイントとしては

1)左ほどくすんだ色合(いろあ)いで、右はスッキリ
2)右ほどピントの位置(いち)が後(うし)ろにズレている

があろうかと。

1)はデジタル対応(たいおう)でない古(ふる)いレンズや、レンズ内部(ないぶ)の乱反射(らんはんしゃ)を防(ふせ)ぐコーティングが甘(あま)い安価(あんか)なレンズで現出(げんしゅつ)します。 パープルフリンジといい、F値が小さく明るいシーンほど目立(めだ)ちます。 紫(むらさき)がかってしまうことで、反対色(はんたいしょく)の黄(き)や緑(みどり)がくすんでしまいます。

2)は重要(じゅうよう)で、レンズに共通(きょうつう)する被写界深度の現象(げんしょう)で、ピントの中央(ちゅうおう)より後(うし)ろへピントの合(あ)う領域(りょういき)が多(おお)くなります。 この現象(げんしょう)を利用(りよう)して・・・ピントが合わせにくいときは、手前(てまえ)ぎみにピントを合わせてピンボケを防(ふせ)ぐ・・・というテクニックがあるのです。



な〜んだ、ボケないだけならコンデジでイ〜ジャンと思われるでしょう。 けれどキレイかは別(べつ)で、コンデジのレンズはボケないわりには、もともとピントバッチリでもボケてしまいます。 先(さき)のコーちんの足(あし)をご覧(らん)ください。 背景の小波にピントが合っているわりに、足はいささかボンヤリしています。 けれど、5万のコンデジと、100万を超(こ)える一眼の差(さ)がの根差(ねさ)ほどあるのか・・・は、ビミョ〜です。たらーっ(汗) たいがい高級なものは、生産量(せさんりょう)が少(すく)なく量産効果(りょうさん・こうか)がありませんから、カナリ割高(わりだか)なのです。 巷(ちまた)でチヤホヤされる高級な品々(しなじな)は、たいがいコストパフォーマンスは低(ひく)すぎるものなのです。雨

ともあれ
オッサンが常(つね)に絞り優先(ゆうせん)のモード=ダイヤルのAの設定(せってい)なのは、ボケとともにレンズのシャープさを増(ま)す意味もあります。 (2)のズーム特集(とくしゅう)でシャープさが絞りによって変化(へんか)するグラフがありましたが、オッサンのレンズは一段(いちだん)絞るとシャープになります。 レンズの特性(とくせい)はそれぞれですけれど、一般的(いっぱんてき)には、安価なレンズほど一〜二段絞ると、シャキッとするといわれています。 絞るほどに、ピンホールカメラのようにどこでもピントが合っている状態(じょうたい)に近づくからです。 けれども、グラフにあるように、絞りすぎても性能は低下(ていか)してしまいますから、実験(じっけん)して確(たし)かめておくのが正解(せいかい)です。

ハイテクだから、オートで完璧(かんぺき)・・・というワケでもないのです。 カメラはシャープさを優先することはなく、より理想的(りそうてき)なブレないシャッタースピードを優先させますから・・・そこらあたりを知(し)って使いこなせば、キレイな画像を記録(きろく)できるのです。 なにしろ、メーカーがシャープさを優先させてしまったら、性能のよくないレンズってことがバレバレになりますからね。たらーっ(汗)


「絞り」は、ボケをコントロールすることと、レンズのシャープさを極限(きょくげん)までひきだすことの双方(そうほう)の意味がありますから、カメラを用(もち)いるなら、ぜひ知っておいて損(そん)はない・・・ワケです。 デジカメはホトンドがデジタルですけれど・・・心臓部(しんぞうぶ)のレンズはアナログそのもの。 クセをコントロールする技前(わざまえ)を開拓(かいたく)する余地(よち)があるのです。 それをメンドクセ〜と思うか、面白(おもしろ)いと思うかはアナタしだい。


ところで
さきほど三京(みきょう)のT村区長さんから連絡(れんらく)があり、旧(きゅう)クリーンセンターの近所(きんじょ)の畑(はたけ)にコウノトリがいたそうです。 



キーワード【 徳之島 奄美 南西諸島 沖縄 】
posted by ぶん+ at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Mこそ大事
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