風景(ふうけい)の場合(ばあい)は、あんまりピンボケにシビアにならずとも平気(へいき)ですし、このごろは顔(かお)やペットの認識(にんしき)技術が進(すす)んでいますから、だいぶカメラ任(まか)せにできるようになりました。
反面(はんめん)、認識がとても難(むつか)しい昆虫(こんちゅう)や鳥(とり)などは、カメラをのクセを利用(りよう)してコントロールする技前(わざ・まえ)を必要(ひつよう)とします。 あるいはカメラの追従(ついじゅう)するスピードが追(お)いつかなかったり、人数(にんずう)が多(おお)すぎてカメラが迷(まよ)うような、運動会(うんどうかい)やお遊戯(ゆうぎ)も同様(どうよう)です。
AF技術には2種類(しゅるい)あります。
1)コントラスト検出(けんしゅつ) = 安(やす)くて遅(おそ)い
2)位相差検出 = 高価(こうか)で、速(はや)い
1)は撮影(さつえい)するセンサーを利用(りよう)するだけなので、特別(とくべつ)なセンサーを必要(ひつよう)としません。 なので、ほとんどのコンデジが採用(さいよう)しています。 ミラーレス一眼(いちがん)も、まだコントラスト式(しき)が多(おお)いです。 弱点(じゃくてん)は、いちいちピントを近(ちか)く〜遠(とお)くまでひととおりズラして、コントラストのあるポイントを探(さが)す手間(てま)がかかることです。
2)は特別なセンサーを積(つ)んでいて、このごろは撮影するセンサーそのものの画素(がそ)を一部(いちぶ)だけ位相差センサーにしてカバーする技術も生(う)まれています。 瞬時(しゅんじ)に距離を測(はか)ることができます。
(1)と(2)の圧倒的(あっとうてき)な違(ちが)いは、スピードおよび動(うご)く対象(たいしょう)を追(お)いかける性能で、(2)が段違(だんちが)いに優(すぐ)れています。
しかしながら、(2)のセンサーは高価ですから、そんにたくさん内蔵(ないぞう)できません。 オッサンが使(つか)っているEOS7Dは19点。
きょうのコーちんは、トリトリデッキのすぐ前(まえ)にいて、どアップです。 センサーのないところに頭(あたま)があって、役立(やくた)たずです。
高級(こうきゅう)なEOS5Dマーク3では61点になりました、んが・・・
やっぱりダメダメです。 肝心(かんじん)のところにセンサーはありません・・・
対(たい)して(1)は、画面(がめん)の全体(ぜんたい)を手前(てまえ)から無限遠(むげん・えん)までを時間(じかん)をかけて検知(けんち)しさえすれば、画面のどこでもピントをあわせられます。 でもチンタラやっていると・・・歩(ある)き去(さ)ってしまいます。
ではどうやるか・・・
1)センサーがあるところギリギリに鳥の頭をとらえ、あとで不要部分(ふようぶぶん)をカットする
2)昔(むかし)ながらの「置(お)きピン」というテクニックを用(もち)いる
速すぎてカメラにしか追従(ついじゅう)できないときは(1)を、コンデジでは(2)を用います。
速すぎるオニアジサシの場合(ばあい)・・・
(1)で頭の来(き)そうなところだけのセンサーを生(い)かすよう、選択(せんたく)して追従させます。 なんぼ高価な一眼レフでも、たくさんのセンサーを用いるほど、処理速度(しょり・そくど)が落(お)ちてしまうので、働(はたら)かせるセンサーを、ファインダーをのぞいたまま瞬時(しゅんじ)に切替(きりか)えるのです。 実(じつ)は、露出補正(ろしゅつほせい)も瞬時にやっているので、ケッコ〜忙(しそが)しいです。
ウダウダしているコーちんの場合・・・
予(あらかじ)め、中央(ふうおう)だけ検出するように設定(せってい)しておき・・・(2)のテクニックで、コントラストがハッキリクッキリした水面(すいめん)と流木(りゅうぼく)のところでシャッター・ボタンを半押(はん・お)し、@のところでピントを固定(こてい)します。 ピントが合ったらAの構図(こうず)へ移動(いどう)して撮影するワケです。 コンデジのサイバーショットやファインピクスS1は、この手(て)に限(かぎ)ります。
※シャッター・ボタン半押し
とは・・・シャッターボタンには半(なか)ばまで押して、ピントとAE=明(あか)るさ調節(ちょうせつ)を固定(こてい)=AF・AEロックし、シャッターチャンスを待(ま)つ機能(きのう)が備(そな)わっています。
このごろのスマホでは、アプリ画面(がめん)のシャッター・ボタンを押すとAF・AEロック、離(はな)すとシャッターを切(き)るようになっている機種(きしゅ)もあります。
シャッターチャンスは、気付(きづ)いたときはもう手遅(ておく)れで・・・感覚(かんかく)をピリピリさせながら予測(よそく)して待(ま)っていないと、チャンスは得(え)られないのです。
そもそもピントが合い辛(づら)いことが多々(たた)あります。 コントラストだろうが位相差だろうが・・・センサーよりチッコイとか、ツルツルとか滑(なめ)らかは苦手(にがて)でなので、フォローしてやる必要(ひつよう)があります。
前の回(かい)、ボケるレンズの話題(わだい)のとき、こんな画像がありました。
ピントは50〜52mmに合っていますけれど・・・絞(しぼ)るほど後(うし)ろにピントが合うところが増(ふ)えます。 つまり、前ぎみにピントをセットしておけば、ピントは合ってしまう・・・マジックです。
コレを利用(りよう)して、速い一眼レフをでは・・・
絞(しぼ)り気味(ぎみ)にして、手(て)前にある波(なみ)にのみピントをもっていき、カメラではゼンゼン追従しようのない、ふいに飛(と)びだすイルカを狙(ねら)うことができます。
あるいはコンデジですと、
鳥の手前、もしくは足元(あしもと)にあるイノーのデコボコや水面(すいめん)と砂(すな)の際(きわ)を用いてピントを合わせて、チョコマカ動(うご)く鳥を撮影します。
ともかく
カメラにとって、あなたがナニを撮影したいか・・・なんて理解(りかい)できるハズもありませんから、ピントを合わせたいところを、ねちねちイチイチ教(おし)えてやったり、ピントが合わなさそうなときには、代用(だいよう)となるピント合いやすそうなポイントを与(あた)えてやることが肝要(かんよう)なんです。
バカチョンだからとか、高価でゴッツイ一眼レフだからカメラに任せておけばOK・・・というのはマチガイだということが、わかっていただけたでしょうか??? カメラはまだ、存外(ぞんがい)ヤヤコシイ道具(どうぐ)なのです。
ところで
コーちんの滞在(たいざい)は75日(にち)め。
トリトリデッキ前に漂着(ひょうちゃく)した流木(りゅうぼく)に興味(きょうみ)をもってしまい、ズルっと滑(すべ)ってアタフタしたりしながら・・・ジロジロツンツンしていました。
キーワード【 徳之島 奄美 南西諸島 沖縄 コウノトリ 】

