2021年03月02日

黄(き)な 光(ひかり)

先週(せんしゅう)から、ぼちぼち使(つか)いだした、懐中電灯(かいちゅうでんとう)。 黄色のセロファンを貼(は)ってあります。

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昨夜(さくや)は、山間部(さんかんぶ)で気温(きおん)がグッと下(さ)がり、霧(きり)が出(で)まましたが・・ それでもイケてました。 車(くるま)のフォグランプと、同様(どうよう)に。ぴかぴか(新しい)

さてさて
観察(かんさつ)には、とかく赤(あか)のフィルターといわれていますが、それは夜行性哺乳類(やこうせい・ほにゅうるい)には、見(み)えづらいから。 ただ、見えづらいけど、光(ひかり)は目(め)に入(はい)っているワケで、目に優(やさ)しいかどうかは別問題(べつもんだい)。たらーっ(汗)

ニンゲンには見えないからとゆ〜ても、強烈(きょうれつ)な紫外線(しがいせん)を当(あ)てられるなんて・・ たまったもんじゃない。exclamation×2


オッサンかねがね、森(もり)で赤フィルターを用(もち)いると、なかなか立体感(りったいかん)が判(わか)らない・・ と感(かん)じていました。 けれど、黄の光ですと、緑(みどり)も赤土(あかつち)もよく判ります。

ではナゼ、黄だと霧を通し、色が判るのか・・・

1)波長(はちょう)が長(なが)い。
粒子状(りゅうしじょう)の物体(ぶったい)が舞(ま)っていると、白(しろ)い光(ひかり)は手前(てまえ)で散乱(さんらん)してしまい、光の幕(まく)のようになって、向(む)こうが見えづらくなってしまいますが、赤や黄ですと通(とお)りやすい。 夕焼(ゆうや)けと似(に)ています。

2)黄は、赤と緑(みどり)からできてる
三原色のうち、もっとも波長が長いのが赤、つぎに緑。 その2色を合(あ)わせているぶん、2色で判る色合(いろ・あ)いが見えます。 赤、緑、青(あお)のいづれかの単色(たんしょく)の光ですと、明(あか)るさか白(しろ)っぽさしか判りません。

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さらにセロファンは、もとの光から色(いろ)を削(けず)って/吸収(きゅうしゅう)して発色(はっしょく)しているので、黄のセロファンは青だけを、赤ですと緑も青も削ってしまうので、ずいぶん暗(くら)くなり、霧は通すけれど、もともと暗いので見えづらくなってしまう。たらーっ(汗)

また、ニンゲンの目でもっとも視認性(しにんせい)の高(たか)い色の組(く)み合わせは、黄と黒(くろ)とされていて、青が削られて暗くなっていても、視認性がアップすることで、もとの明るさほどではないにしろ、見やすさが補(おぎな)われているようです。ひらめき

一方(いっぽう)
光の三原色(さんげんしょく)とゆ〜のは、哺乳類などに該当(がいとう)するだけで、ハブは赤外線(せきがいせん)が見えたり、鳥(とり)は紫外線(しがいせん)まで見えるので、光はなにも赤、緑、青だけでできているワケではありませんので、念(ねん)のため。


とゆ〜ワケで、100〜200mの遠(とお)い動物なら黄の光、近(ちか)くの動物(どうぶつ)を探(さが)すなら赤が相応(るさわ)しいのではないか・・・ と。

 
posted by ぶん+ at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2014年01月26日

会合(かいごう)のビミョ〜な議題(ぎだい)

kaigo-140126.jpgオッサンはビンボーなので、エコツアーガイドにはなれそうにありません。

会合では、自然遺産(しぜんいさん)になったら、内地(ないち)からインチキガイドがやってきて、大変(たいへん)なことになる・・・ということで、エコツアーガイドの資格(しかく)をこさえて、いろいろガンバロー・・・みたいな話(はな)しになっています。

けれども、そもそも徳之島(とくのしま)のエコツアーガイドは、古(ふる)くからの慣習(かんしゅう)が生活(せいかつ)に色濃(いろこ)く残(のこ)っている里(さと)が最(もっと)もオモシロイので、オッサンような日和見(ひよりみ)なネイチャーガイドをするのには、イマイチそぐわないような。

そもそも、エコツアーガイド登録(とうろく)をしようとすると、傷害(しょうがい)と訴訟(そしょう)の保険(ほけん)をかけないとなりませんが・・・ そんなのをかけたら、大赤字(おおあかじ)です。 ガイドでカネをとれるほど、徳之島の自然(しぜん)は豊(ゆた)かではないからです。

そんなはずはないexclamation×2 と、カチンときた方(かた)もいらっしゃると思(おも)いますけれど、豊(ゆた)かさには2種類(しゅるい)あるのです。 すなわち質(しつ)と量(りょう)。 徳之島は質はたぐいまれな豊かさがあります。 それはもう奇跡(きせき)の島です。

んが・・・量という面(めん)ではダメダメです。 森(もり)が山手(やまて)に、こびりつくようにしか存在(そんざい)しないので、収容人数(しゅうようにんずう)が足(た)りないのです。

しかも、雨降(あめ・ふ)りでは車(くるま)の窓(まど)があけられないのでダメ、強風(きょうふう)や月夜(つきよ)はクロウサギが嫌(きら)いますし、お客(きゃく)さまがいらっしゃるのは、たいがい金曜(きんよう)か連休(れんきゅう)のときだけ。 条件(じょうけん)がそろう日(ひ)が少(すく)なすぎるのです。

逆(ぎゃく)にいえば、徳之島のクロウサギを観られたら超(ちょう)ラッキーなので、カップルでゲンカツギにクロウサギ・ナイトツアー・・・なんてのはアリかもしれません。

大赤字になってしまう原因(げんいん)は、保険のかけかた。 あらかじめ年初(ねんしょ)に日程(にってい)を決(き)めておいてかけておかなければなりません。 が・・・全(すべ)ての日程で予約満杯(よやく・まんぱい)になるわけでもないし、台風(たいふう)などで流(なが)れてしまいます。 しかも一晩(ひとばん)で案内(あんない)できるのは3人(にん)さままで。

しばらくブランクがあると、キッチリ下見(したみ)しておく必要(ひつよう)もありますから、燃料代(ねんりょうだい)もバカになりません。 ガイドがやっていけるだけのお客もないなかで・・・いきなり保険などの投資(とうし)を前提(ぜんてい)とする登録には、賛同(さんどう)できかねるのです。

オッサンはむしろ、モグリのガイドとして保険をかけないでやりたいです。 お客さまの事故(じこ)は自己責任(じこせきにん)で・・・(ダジャレじゃなくて)

それと
ガイドになろうとすると、消防(しょうぼう)の救命講習(きゅうめいこうしゅう)を受(う)けるのですけれど・・・とりあえずオッサンは五十肩(ごじゅうかた)なので、今(いま)はそれどころではありません。 あれやこれやで、オッサンがエコツアーガイドになることは難(むつか)しくなっています。

ともあれ
オッサンの鳴(な)きマネするガイドが、島でも知(し)られるようになってきているようです。 休止(きゅうし)しているのですけれど、リクエストされる方がチョクチョクいらっしゃいますから、五十肩がやわらいだら再開(さいかい)しようと考(かんが)えています。

ひょっとすると、鳴きマネする昼間(ひるま)のアカショウビン・ガイドも開始(かいし)するかもしれません。 アカショウビンを寄(よ)せるには「鳴き交(か)わし」が必要(ひつよう)になり、スピーカーで声(こえ)を流(なが)しっぱなしでは難(むつ)かしいのです。

なにしろ鳴き交わせば、20m以内(いない)にアカショウビンを寄せることができますから、アドバンテージになるわけです。ひらめき

さてさて
それにしても、ガイドするお客さまの需要(じゅよう)も、あまり期待(きたい)できませんし、オッサンはもともとクリエイターなので、なにかこさえないと気(き)がすまない性格(せいかく)なので、ガイド登録してまで無理(むり)にガイドするのも違和感(いわかん)があります。

どうせ、アカショウビンを鳴きマネできるガイドなんて、いないでしょうし・・・(笑) 徳之島で観光(かんこう)がダメなのは、もともと美味(おい)しい魚(さかな)が食卓(しょくたく)にのぼらないことが原因(げんいん)ですから、オッサンはむしろ釣りでガンバローというのが当面(とうめん)の目標(もくひょう)です。 夕食(ゆうしょく)がイマイチな観光ってのは、オーロラくらい貴重(きちょう)な体験(たいけん)でもないかぎり、成(な)り立(た)たちませんから。

っていうか・・・オッサンそのものが、内地からやってきたインチキガイドなのではexclamation&question
posted by ぶん+ at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2013年08月29日

当部(とうべ)〜母間(ぼま)の林道(りんどう)へ

ナイトツアーが再開(さいかい)できそうか、様子見(ようすみ)してきました。 とりあえず、南部(なんぶ)ダムへ。

先日(せんじつ)バスガイドしたときに、雨(あめ)がふってきて案内(あんない)しそびれたクロウサギのフンですが・・・さっぱりありませんでした。 うろうろしていると・・・キ〜、クォ〜と不思議(ふしぎ)な音(おと)がします。

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なんと! ステンレスの看板(かんばん)の足(あし)もとがゆるんで、きしんでいるのでした。 夜(よる)に聞(き)こえると、なかなか雰囲気(ふんいき)あるかも・・・たらーっ(汗)

当部林道には、さっぱりなにもいないし、とりたてて危(あぶ)ないところもないまま、無線(むせん)に登(のぼ)る分岐点(ぶんきんてん)のある町境(ちょうざかい)までやってきました。

あら?

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ゲートが開(あ)いてます! おかしいな〜、ここは道路(どうろ)が崩(くず)れやすくてキケンなので、きっちり南京錠(なんきんじょう)で閉(し)めてあったハズですが・・・

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あらま、ナニモノかが南京錠を破壊(はかい)して、テゲテゲなアレンジを加(くわ)えてしまったようですね。 クワガタなどの昆虫(こんちゅう)を捕(と)って売(う)りさばく変(へん)なオジサンが徘徊(はいかい)する時節(じせつ)がら・・・ヨイコはココラにトラップをかけにいかないように! 崖(がけ)から落(お)っこちたとき、ケータイが圏外(けんがい)だったりするので。(涙)

母間林道まで走(はし)ると、クロウサギのフンがありましたるんるん

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フツーなら、もっとアチコチにあるのですけれど、本日(ほんじつ)はコレだけでした。

ココはあの場所(ばしょ)では??? ちょっと広場(ひろば)のようになっていたところです。

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数年前(すうねんまえ)、撮影(さつえい)したところです。 やっと戻(もど)ってくれたか〜と感慨(かんがい)もヒトシオ。

それにしても、かなりガタガタな路面(ろめん)で・・・夜(よる)は運転(うんてん)が危(あぶ)ないですね。

終点(しゅうてん)で折(お)り返(かえ)しながら、アカショウビンやサンコウチョウの鳴(な)きマネをしてみると・・・サンコウチョウの幼鳥(ようちょう)が1羽(わ)だけすっとんできました。 アカショウビンはまったく反応(はんのう)なしです。

ガッカリしながらダラダラな道行(みちゆ)き・・・お゛ アカヒゲのオス!

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エンジンを止(と)め、じっと観察(かんさつ)していると・・・逃(に)げたいのに逃げないみたいで、ナニかにコダワリがあるような。

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やっぱり! ミミズの大物(おおもの)を掘(ほ)り当(あ)てていたので、オッサンどころではなかったようでするんるん

それはそうと、ミミズの腹(はら)には土(つち)がタップリ! モグラはその土をしごきながら食(た)べますが・・・アカヒゲはそのまま??? 土も食(た)べることで、整腸作用(せいちょうさよう)ありってことかな??? さすがにオッサンが恐(こわ)いのか、ミミズをしっかりくわえて、飛(と)んでいきました。

ちなみに、ミミズをくわえているときの画像(がぞう)で気付(きづ)いたのですけれど、半透明(はんとうめい)の瞬膜(しゅんまく)を閉(と)じて目(め)を保護(ほご)していますね。

ともあれ・・・
ナイトツアーが再開(さいかい)できるかギリギリですが、できそうです。 ただ、美名田林道(みなだりんどう)は工事(こうじ)が入(はい)っていて、どうもダメのよう。

これですと、保険(ほけん)なしで2時間(じかん)、大人(おとな)も子供(こども)も2,000円フラット・・・くらいのプチ・ナイトツアーくらいならできそうです。 あえて宣伝(せんでん)はしませんので、ご希望(きぼう)がある宵(よい)に・・・ご予約(よやく)をくだされば、かろうじて実施(じっし)しようかと。
posted by ぶん+ at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2013年07月14日

オビさまの取材(しゅざい)

オビさまは、家(いえ)もケータイも持(も)たないアウトロー?なので、オッサンがアポなしで突撃(とつげき)取材のお手伝(てつ)だいに・・・

9時(じ)にエブリワンで集合(しゅうごう)して、林道(りんどう)へ。 すると林道(りんどう)に入(はい)って5分(ふん)くらいで、完全尾(かんぜんお)のオビトカゲモドキ! けど、照明(しょうめい)さんがライトを使(つか)えず・・・路側(ろそく)に逃(に)げていきました。 たぶんオスです。

しばらく走(はし)って、分岐点(ぶんきてん)まで来(き)たとき、これより進(すす)んでもレンタカーがターンできないし、ジメジメしたところもないので、Uターン。

オビさまは気(き)まぐれで林道にブラブラしているので、往復(おうふく)してOKっぽいのです。

で・・・やっぱり・・・

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なぜか、すご〜く大人(おとな)しいオビさまです。 振(ふ)る舞(ま)いから、おそらくメス。 しかも、またしても完全尾!
 
撮影(さつえい)を終(お)えたのに、まだジッとしています。 っていうかカタまってるの? 怒(おこ)りすぎて止(と)まったの?!

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ニンゲンでは女子高生(じょしこうせい)の歳頃(としごろ)といったところでしょうか? もっとも生命力(せいめいりょく)をまとったメスの姿(すがた)に見(み)えます。

ってことで・・・10時半(じはん)には終了(しゅうりょう)・・・せっかく夜行魂(やこう・だましい)?のアクセルがふけ出(だ)したころに終了って残念(ざんねん)。

もっと苦労(くろう)して徒労(とろう)して・・・やっとのことで見(み)つけたらナイトツアーガイドだけに発見(はっけん)できた!みたいな感動(かんどう)があったと思(おも)うのですけれど・・・

ま゛しかし、月夜(つきよ)なのにカンタンに見(み)つかるくらい、元気(げんき)で生息(せいそく)しているのを観察(かんさつ)できて、嬉(うれ)しい限(かぎ)りです♪

残念(ざんねん)だったのは、いつものように口笛(くちぶえ)でコノハズクを間近(まぢか)に呼(よ)びよせて、鳴(な)き返(かえ)してくるオスのカワイさで、ディレクターさん、および地味(じみ)なくせに頼(たよ)りになるスタッフさんのハートをワシヅカミできなかったことです!(涙)
posted by ぶん+ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年08月20日

クロウサギを見(み)るなら奄美大島(あまみおおしま)へ!

本日(ほんじつ)もありがたいことに、またご予約(よやく)をいただきました。

ですが、このところのナイトツアー。 クロウサギが出(で)なくなっています!

もし、クロウサギが見たいなら、奄美大島なら確実(かくじつ)。 徳之島(とくのしま)のコースには、ほとんどネコが入(はい)り込(こ)んで、クロウサギがひっこんでしまいました・・・

見(み)られても、チラッと数秒(すうびょう)だけ。 がっかりするくらいなら、奄美大島へ。

それでも徳之島(とくのしま)で!というお客(きゃく)さまには、夏場限定(なつば・げんてい)のオビトカゲモドキが、ときたまアナタを待(ま)ちぼうけている・・・でしょう。

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オビトカゲモドキは、宇宙(うちゅう)ひろしといえど、徳之島にしかいない。

ほかにも、トクノシマとつくトクノシマトゲネズミや、地味(じみ)すぎるデンデンムシも。

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トクノシマヤマタカマイマイ。 でもそれ以外(いがい)にも雨(あめ)の夜(よる)、身近(みぢか)にはチリメンマイマイもいますよ♪ 徳之島だけの生物(せいぶつ)は存外(ぞんがい)身近にいるものなんですよ!

ところで、私(わたし)のナイトツアーでの裏(うら)?の人気(にんき)は、リュウキュウコノハズクの観察(かんさつ)です。

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あんまりイイコトではありませんが、ナキマネでだまして間近(まぢか)で鳴(な)いてもらっています♪ チッコイけど気(き)が荒(あら)いコノハズクの性格(せいかく)だそうで、マメにオッサンを威嚇(いかく)しにやってきます♪

そんなこんなで、オッサンのナイトツアーは、クロウサギだとサッパリ・アテにならないナイトツアー。(笑)

ところで
キャンセルするなら、お早(はや)めに! オッサンは晩酌(ばんしゃく)で、毎晩(まいばん)ノンダクレたいので♪

それと、お子(こ)さまの場合(ばあい)、夜(よる)10時(じ)すぎると、爆眠(ばくみん)してしまい、観察できないのです。 これまでのナイトツアーでは、コトゴトクお子さまは無理(むり)でしたから、ご予約は慎重(しんちょう)に!
posted by ぶん+ at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年08月11日

今夜(こんや)はアタリ・・・かな?

アマミマダラカマドウマがいる夜(よる)、が基本(きほん)です。 で、午後(ごご)にカタンブイでにわか雨(あめ)がざっと降(ふ)っていますから、お膳立(ぜんだて)は上々(じょうじょう)。

さて、クロウサギ・・・最初(さいしょ)の林道(りんどう)では、後席(こうせき)のお客様(きゃくさま)が、ガサガサするところにオシリ・・・ いろいろあって、全員(ぜんいん)でジックリ観(み)たのは夜半(やはん)すぎでした。

車(くるま)の左(ひだり)ヨコにたたずんでいて、そこからダッシュ! わざわざ車の前(まえ)をまわってフェイントをかけ、右(みぎ)の側溝(そっこう)に入(はい)っては後(うし)ろへダッシュ!していたのです。 かすかな草(くさ)の音(おと)がする方(ほう)を追(お)うと、草むらをトントンのぼっていくところでした。 助手席のお客様も、ようやく納得(なっとく)された様子(ようす)。

ガイドしていて、もっとも悩(なや)ましいのは、正面(しょうめん)にいるクロウサギが見(み)えないことがあるのです。 ちなみに、私も今夜(こんや)2へんも見逃し・・・(涙) 後席のお客様に救(すく)われました♪

見(み)た方(かた)と見逃(みのが)した方のテンションは天地(てんち)の差(さ)です。 プライバシー保護(ほご)のため音声(おんせい)は変(か)えてあります。



悩ましい私(わたし)も含(ふく)め、前席(ぜんせき)の二人(ふたり)は重々(おもおも)しい空気(くうき)・・・後席(こうせき)の方(かた)はウキウキ・・・この温度差(おんどさ)ってナニ!? ガイドって難(むつか)しいですね。 このまま観られずに帰(かえ)られていたら・・・と思(おも)うと、胃(い)が痛(いた)みます。

ともあれ、私にはちょっと余裕(よゆう)がありました。 条件(じょうけん)が上々だったことと、最初(さいしょ)にオビトカゲモドキをクリアしていたので!(笑)

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この個体(こたい)は、かなり変(か)わったところが切(き)れています。

実は、このように再生(さいせい)するためには、自切(じせつ)ポイントである、切(き)れてOKなところで切(き)らないと、再生しないのです。 おおむね自切するときは、付(つ)け根(ね)を切ることが多(おお)いようです。 すると、もう自切できるところが残(のこ)らないので、次(つぎ)は切れません! 再生したところは、もう切れないのです。

でも、この個体の矢印(やじるし)のところは、まだ自切できるところ。 まだチャンスが残されているわけです。

ちなみに尾(お)に栄養(えいよう)をためているので、切れたらドエライ弱(よわ)るらしいです。腹(はら)がへったら、動(うご)けなくなりますから。 しかも尾を再生させないといけないし。

ところで
クロウサギ観察小屋(かんさつごや)の映像(えいぞう)に貴重(きちょう)なシーンが写(うつ)っていました。

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クロウサギは巣穴(すあな)の上(うえ)にある干草(ほし・くさ)が、ずいぶん気(き)に入(い)っているようです。 ダムの草刈(くさか)りで、刈られた草がチョビット残っていたのが、天然(てんねん)の干草になったよう。

天然干草は、たとえば生(なま)の新鮮(しんせん)なシイタケやアジのひらきを天日に干(ほ)すと、もっと美味(おい)しくなるような感(かん)じ???

枯(か)れ草はダメなんでしょうけれど、干草はいいみたいですね。

ともあれ、クロウサギもオビトカゲモドキもコノハズクもアカショウビンも観(み)られ、オワリヨケレバスベテヨシ!
posted by ぶん+ at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年08月09日

ビミョ〜なツアー

夜半(やはん)になり、何頭(なんとう)もクロウサギが出(で)てきてくれましたが・・・

もうダメか?と思(おも)うような、エンジンが再始動(さいしどう)しないエンスト2回(かい)と、オビトカゲモドキがいなかったりと、いろいろあった夜(よる)でした。

台風後(たいふうご)のこともあり、生(い)き物(もの)たちが活発(かっぱつ)で、親離(おやばな)れしたて?のコノハズクが、コッコッコホッと鳴(な)く姿(すがた)や、たくさんのアカショウビンが見(み)られました。

いつものサワガニポイントで、二度目(にどめ)のエンスト。 絶望的(ぜつぼうてき)な谷間(たにま)で、押(お)しても引(ひ)いても無駄(むだ)なところ・・・ どうせダメなら、とりあえず観察(かんさつ)しましょう・・・ということで、カニ観(み)です。

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サカモトサワガニかと思(おも)ったらマーガン!(=モクズガニ) こうして水中(すいちゅう)だと、ハサミのもふもふがスゴイですね♪ なぜだか、ウ〜マンボッ!と叫(さけ)びたくなりました。(笑)

今(こん)シーズンは、ほとんどサカモトさんがいないのは、どうしたことでしょう。

観察もそろそろ終(お)わったので、ダメモトでエンジン始動(しどう)。 なんと二度目(にどめ)に始動しました!? なして???

ちなみに一度目は、カーブしたユルいバック方向(ほうこう)の坂道(さかみち)で始動させました。

お客様(きゃくさま)が止水(しすい)の水辺(みずべ)を発見(はっけん)されたとき、たくさんのリュウキュウカジカガエルが、おとなしくしています。

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おおっ! これサイバーショットにしては、自然(しぜん)っぽくないですか? マーガンの写真も含(ふく)めてコンパクトデジカメは、小(ちい)さいからこそ撮(と)れる写真(しゃしん)があります♪ っていうかガイド中(ちゅう)に没頭(ぼっとう)するようでは、ダメダメですね・・・

それはそうと、オビトカゲモドキはどこだぁ〜っ!? なにしろ、クロウサギは奄美大島(あまみおおしま)でタップリとご覧(らん)になっているお客さまなので・・・
posted by ぶん+ at 02:08| Comment(1) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年07月15日

クロウサギが出(で)てくれてヨカッタ!

昨夜(さくや)、ユンヌから帰(かえ)ってすぐに、ツアーのご要望(ようぼう)があったのですが、今夜(こんや)にしてもらいました。 正直(しょうじき)なところ・・・ヨロンケンポーその他(た)アレコレで、どえらい全身(ぜんしん)が疲労(ひろう)していたので、助(たす)かりました・・・

さてさて
今夜は美(うつく)しい星空(ほしぞら)の夜(よる)。 内地(ないち)の空(そら)より、ずっと南(みなみ)のほうまでキレイな天(あま)の川(がわ)が見(み)えています。

前半(ぜんはん)で刺激的(しげきてき)だったのは、アカショウビン、アオバトそして大(おお)きめのアマミハナサキガエルのメス。

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悪(わる)いのですが、逃(に)げ道(みち)を失(うしな)って、防御姿勢(ぼうぎょしせい)になったところを、間近(まぢか)で観察(かんさつ)。 最後(さいご)はスキをついて、おしっこしながら遠大(えんだい)なジャンプで脱出(だっしゅつ)していきました!

後半(こうはん)は・・・リュウキュウコノハズクたちと、アマミミナミサワガニ、アカマタ、そしてクロウサギ!

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見(み)つけられたのは後席(こうせき)のお客様(きゃくさま)でした・・・助かった!?、そんなことより観(み)られてヨカッタ!!! わかりますか? 左(ひだり)に丸(まる)くなっているクロウサギが?

帰(かえ)り道(みち)、キー・ピュー!とクロウサギの激(はげ)しい声(こえ)がして止(と)まったところ、そのすぐ前(まえ)には、なんとオビトカゲモドキ! 今夜(こんや)の天城岳(あまぎだけ)の神様(かみさま)は、とても気前(きまえ)がよいみたいです♪

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切(き)れていない完全(かんぜん)なシッポの、メスのオビトカゲモドキ。 もう産卵(さんらん)は終(お)えたようです。

観察(かんさつ)しているときに、またキュー!ピュー!とすぐ近(ちか)くで叫(さけ)ぶクロウサギの声(こえ)。 これほど身近(みぢか)に、ハッキリと声を聞(き)いていただけるとは・・・ ちょっと現場(げんば)に長居(ながい)しすぎたようですね。

何度(なんど)かハブ捕(と)りらしいオッサンとか南西糖業(なんせい・とうぎょう)の関係者(かんけいしゃ)らしい車(くるま)とすれ違(ちが)いましたが、なんとか動物(どうぶつ)に出逢(あ)えたので、とても幸(しあわ)せました♪
posted by ぶん+ at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年06月30日

リクエストでナイトツアー

どうしても・・・というお客様(きゃくさま)には、リクエストにお応(こた)えしてナイトツアーをしています。

今夜(こんや)は、珍(めずら)しく明(あか)るい月夜(つきよ)です。 昨夜(さくや)の調査(ちょうさ)でもオビトカゲモドキやオカタニシがポツポツ視られたので、月夜(つきよ)はどうかな?と感(かん)じていた疑問(ぎもん)が解(と)けそうな夜(よる)です。



徳之島(とくのしま)らしく、見(み)つけにくい遠(とお)いダッシュでした。 クロウサギはでてくれますね♪ 2ヶ所(かしょ)で声(こえ)も聞(き)かれました。

上記(じょうき)のビデオではチョロッと一瞬・・・これこそ徳之島(とくのしま)スタイル!? 一方(いっぽう)で、いつもブンブンしているアオドウガネやガなどの虫(むし)が少(すく)な過(す)ぎでした。

ほか、ちょろりと当部(とうべ)でオビトカゲモドキX1が、逃(に)げおうせ・・・

それはそうと、気性(きしょう)の荒(あら)いリュウキュウコノハズクに出会(であ)えたので、すぐ近(ちか)くで観察(かんさつ)していただきました♪ 鳴(な)きマネしちゃったので・・・

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鳴いているところを、6〜7mほどで観察できるのは貴重(きちょう)でして、撮影(さつえい)したい!と思(おも)ってしまったほど、ラッキーなコノハズクでした♪ ぷっくりとした喉元(のどもと)を間近(まぢか)に観(み)ながら、じっくりと姿(すがた)と声(こえ)を感じていただくことができました♪
 《写真(しゃしん)は以前(いぜん)のものです。》
posted by ぶん+ at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年05月31日

ナイトツアー、ちょっと変更(へんこう)!

nt-1206b.jpgいよいよ6月(がつ)! ナイトツアーに最高(さいこう)の時節(じせつ)♪

ざんねんながら、明日(あす)の宵(よい)は予約(よやく)で満杯(まんぱい)ですが、まだまだ大丈夫(だいじょうぶ)です! といいつつ・・・予定日(よていび)は月二回(つき・にかい)かよっ!と思(おも)われるかもしれません。

ご希望(きぼう)があれば、なるべくお応(こた)えして、リクエストの日(ひ)に実施(じっし)したいと思(おも)いますので、お気軽(きがる)にご連絡(れんらく)ください。 画像(がぞう)や下記(かき)ポスターにケータイ番号(ばんごう)を記載(きさい)しております。

ところで
こっそり時間(じかん)を変更し、8:30開始(かいし)に早(はや)めました。 というのも・・・クロウサギの出足(であし)は早めになりがちなので。 でもお食事(しょくじ)とお風呂(ふろ)でユックリされてからがよい方(かた)は、これまでどおり9:00からでもOKです。

ご案内(あんない)するのが愉(たの)しくて実施しておりますので、夜遅(よる・おそ)くなるほど、いろんな動物(どうぶつ)に出逢(であ)えて、大歓迎(だいかんげい)です!

ポスターのデータはコチラらからダウンロードできます。 よろしくおねがいいたします♪
posted by ぶん+ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年05月05日

クロウサギ、出(で)ず・・・

今宵(こよい)は明(あき)らけき月夜(つきよ)。 クロウサギは声(こえ)もせず、コノハズクは元気(げんき)に鳴(な)いていて、とくにアマミヤマシギは盛況(せいきょう)で、4羽(わ)の子供達(こどもたち)を連(つ)れたアマミヤマシギまで観(み)られました。

アマミミナミサワガニを観(み)ていたとき・・・視界(しかい)のなかにたたずんでいたのは、クヮータロー(=ヒメハブ)です。

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ちょっと離(はな)れたところにももう一匹(いっぴき)いました。 水辺(みずべ)のカエル狙(ねら)いのようです。 縦(たて)になっていました。

やっぱりカッコイイですね〜♪ ジミですが、とても毒蛇(どくへび)っぽい姿(すがた)は、見(み)ごたえ十分(じゅうぶん)!

残念(ざんねん)ながら、子供(こども)のお客様(きゃくさま)は、かなり警戒(けいかい)して、1.5m以内(いない)には近(ちか)づきませんでした・・・やっぱり体(からだ)が小(ちい)さいぶん、ヒメハブが大(おお)きく感(かん)じるのでしょう。

そういえば、アカマタも結構(けっこう)いたような・・・
posted by ぶん+ at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年05月03日

なかなかいい夜(よる)の雰囲気(ふんいき)♪

お客様(きゃくさま)おひとりをご案内(あんない)しました。 クロウサギは2頭(とう)、鳴(な)き声(ごえ)のする、ビニールハウスのわきの畑(はたけ)を見回(みまわ)してみたらいました。

コノハズクも、なかなか付(つ)き合(あ)いがよく、しばらく鳴(な)いてみたところ、ご夫婦(ふうふ)でまわりをワサワサと飛(と)び回(まわ)ってくれました♪

地味(じみ)なところでは・・・

意外(いがい)にもノーチェックだったカエルを発見(はっけん)。

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ヒメアマガエルのメスでしょうか? キモッタマカーサン的(てき)なプロポーションで、頭(あたま)より体(からだ)が大(おお)きく見(み)える3センチほどのカエルです。 メジャーなカエルらしいのに、ちっとも見たことがありませんでした。

流(なが)れがキツクなっていた側溝(そっこう)が、大雨(おおあめ)の土砂(どしゃ)でせき止(と)められ、ゆるやかな流れになっていて、そこにはたくさんのアマミミナミサワガニが!

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レンズは水中、ストロボは水上(すいじょう)にして撮(と)ってみたら、なんだか雰囲気(ふんいき)のある写真(しゃしん)に! 波紋(はもん)がいい感(かん)じ。

サイバーショット、まだまだイケソウです。

一時(いちじ)は、ブイ〜ンとレンズを震(ふる)わせて、故障(こしょう)していたのに、今(いま)は正常(せいじょう)になっています。 つい先日(せんじつ)も故障が再発(さいはつ)していたのですが・・・ フシギなカメラです。

ほか、子育(こそだ)てしているアマミヤマシギが、2羽(わ)の子供(こども)を連(つ)れて歩(ある)いているシーンもありました。

ともあれ、お客様はまたクロウサギの激写(げきしゃ)ができず、残念(ざんねん)そうでした・・・ これまで、1度(ど)だけ、やすやすと間近(まぢか)で激写されたお客様がいたんですよね〜そういえば。

そう簡単(かんたん)に、ラッキーなというか・・・不運(ふうん)なクロウサギにも出逢(であ)えないワケです。

まだそれほど渡(わた)ってきていないのか、アカショウビンはいませんでした。
posted by ぶん+ at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年04月22日

ゴールデンウィークに、ナイトツアー

来週は、もう黄金週間。 このところ、クロウサギの動きがだんだん良くなってきたので、3回ほど実施させていただこうと思います。

●4/28(土)

●5/2(水)

●5/4(金)


よろしかったら、どうぞ。

そろそろ、ハブなどヘビも活発になるシーズン。 手足の露出の少ない服装、クツでお願いいたします。

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詳しくは、こちらのページをご覧ください。
posted by ぶん+ at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年04月17日

困(こま)った質問(しつもん)に?

台湾(たいわん)からやってきたお客様(きゃくさま)を、臨時(りんじい)でナイトツアーのご案内(あんない)をしました。

なんと、長(なが)いルートを巡(めぐ)る前(まえ)に、手前(てまえ)のちょっとしたルートでクロウサギを2頭(とう)も見(み)てしまい・・・ あっさりクリア?!

帰(かえ)りの車中(しゃちゅう)で質問されたのは「何(なん)が専門(せんもん)なのですか?」でした。

う゛〜ん、身近(みぢか)な生(い)き物(もの)は何でも知(し)ってしまいたい・・・というのが野望(やぼう)です。 とりあえず、動(うご)いているものから。

なので、専門ではなくて、広くて浅(あさ)い感(かん)じが理想(りそう)なんです・・・強(し)いていえば、磯(いそ)のジギング=海(うみ)の中物(ちゅうもの)のルアー釣(づ)りですかね・・・(笑) 美味(おい)して、釣(つ)って楽(たの)しい海のルアー釣り。 しばらく休(やす)んでいますが。

ヒラスズキとか、カンパチとか、カッポレとか、オニカマスとか、バラハタとか、バラフエダイとか・・・釣(つ)ってきました。 さほど大(おお)きくなく、身がしまって味(あじ)が濃(こ)く美味しい・・・特(とく)に美味しくて毒(どく)のあるやつが好(す)きだったり。(笑)

ま゛〜なんだ、オッサンは半端なところがオッサンらしいので、ダメダメなオッサン生活(せいかつ)が専門ってことで!

でも、ガイドしたお客様には言(い)えないよな〜

せっかくなので、自慢(じまん)の魚(さかな)を文遺産(ぶんいさん)?のなかから、推(お)して紹介(しょうかい)します。 2005年(ねん)の南大東島(みなみだいとうじま)。

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ジグ(ルアー)にかかった3キロ、食(た)べごろのバラハタです。 特筆(とくひつ)すべきは、水温(すいおん)が低(ひく)めで海流(かいりゅう)が速(はや)いココの魚(さかな)では、関(せき)サバのように身(み)がしまって美味しいのです。 ただし・・・毒魚(どくぎょ)なので、流通(りゅうつう)しない魚(さかな)です。 なぜか、町内(ちょうない)には流通していますけど・・・

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台所(だいどころ)をかりて、三枚卸(さんまい・おろ)ししようとしたらやってきた、美女(びじょ)とネコたち。 ネコにはちょっと仕掛(しか)けを・・・

卸したのを、刺身(さしみ)にひいてくれるモズ博士(はかせ)。

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なぜか世界(せかい)に名(な)だたる博士なのに、美味しいものにはコダワっていて、自分で刺身もこさえてしまう!

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う゛、うまそう・・・っていうか美味い! 毒かもしれないけど!(笑)

調理中(ちょうりちゅう)もテーブルをうかがう、その辺(へん)のネコ!

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名前(なまえ)、とっくにわすれた! すまぬ! 

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鍋(なべ)には潮汁(うしおじる)が、こさえられていて、ネコにもたまらないワケで・・・ 内地(ないち)のニンゲンにとって、あらで炊(た)いた、コレがないとダメなのです。

ひいた皮(かわ)にもサッと塩(しお)をして焼(や)くのだそうで・・・モズ博士は、こんなのどこで覚(おぼ)えたのでしょう・・・

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なんだこの厚(あつ)い皮は! 美味しいじゃないか!

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コラーゲンたっぷり!こんな美味しい、分厚(ぶあつ)い皮のひきかた、私(わたし)にはできません・・・

お刺身に満足(まんぞく)してから、ゆっくりいただく潮汁。

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こっくりとして、濃い出汁(だし)がでてます! う゛〜ん、もっと満足ぅ〜

かたわらには、ちょっとブツギを醸(かも)したネコのシーン・・・

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卸すとき、毒(どく)があるといけないので、私も一口(ひとくち)、ネコたちも骨(ほね)のところを食(た)べてしまったのです。 なんか、グッタリしたのがいますね・・・

なのに

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あくるひ、いつものようにテレ〜っとしていました。 マギラワシイんだよ!毒があったかと思(おも)ったぞ!(笑)

ネコに、ヒドイ!と思(おも)われるでしょうけれど、家畜(かちく)をつかって中毒(ちゅうどく)を検知(けんち)させます。ペットとは、品種改良(ひんしゅかいりょう)し、ニンゲンのために命(いのち)を費(つい)やす生き物なのです。

肉(にく)として生(う)まれている、鶏(とり)、豚(ぶた)、牛(ぎゅう)と同(おな)じです。

オッサンは存外、ペットにも非道(ひどう)ですが、ニンゲンのためなのです。 薬(くすり)をつくるとき、まずウサギやネズミを実験体(じっけん・たい)にしているのと同(おな)じこと。 勘(かん)のいいネコなら、食(た)べないでしょうし。

けどつい、私も一口いっちゃうのです。 ニンゲンの感(かん)じることも大切(たいせつ)だから。 この魚の毒では、すぐ死(し)ぬほど強力(きょうりょく)ではありません。

ちなみに、釣りにいった南大東島や小笠原(おがさわら)では、毒魚といわれる種類(しゅるい)でも、シガテラ毒(=シガトキシン)をためる生物(せいぶつ)が、きわめて少(すく)なく、九分九厘(くぶくりん)中毒をおこしません。 が、100%おこさないワケでもないので、要注意(ようちゅうい)!

ヤバイ魚(さかな)は、死を覚悟(かくご)して、いだたきましょう!(よいこは、まねしないように!)

ってことで、オッサンはなにしろ、エ〜カゲンというか、一生一度(いっしょういちど)の人生(じんせい)なので、楽(たの)しくしています♪

よいこはマネしてはいけませんが、わるいこはマネして、子供(こども)のころからオッサンみたいに、オモシロ楽しく生(い)きてみましょう♪ 満足(まんぞく)と同(おな)じくらい後悔(こうかい)もありますが、お金(かね)はありませんし、ヒマもありません!(笑)

けど、夢(ゆめ)も尽(つ)きぬもので・・・
posted by ぶん+ at 23:40| Comment(4) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年02月25日

愉(たの)しい夜(よる)

あまり寒(さむ)くはないのですが・・・そぼ降(ふ)る雨(あめ)のスタート。 というか、あまみシマ博覧会(はくらんかい)のパンフレットに、ナイトツアーは8時(じ)スタートと書(か)いたのを失念(しつねん)していて、それをご覧(らん)になったお客様(きゃくさま)と、8時半(はん)と思(おも)っていた私(わたし)は入(い)れ違(ちが)い・・・しまった・・・

なにかちょっと予感(よかん)があったので、あらためて来(き)ていただいて、開始(かいし)は9時ごろになりました。

なんだかマジュン(=ハブ)が出(で)そうなので、トランクには肥料袋(ひりょうぶくうろ)をスタンバイしてあります。

まずは、マドボタルが光(ひか)る時期(じき)なので、兼久(かねく)の昔(むかし)の我(わ)が家(や)へ。 ライトを消(け)していると、草(くさ)むらで緑(みどり)の光(ひかり)が!

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すぐに幼虫(ようちゅう)が見(み)つかりました。 かなりの大物(おおもの)です。

天城岳(あまぎだけ)の林道(りんどう)にやってきたとき・・・白(しろ)く光(ひか)るヘビが路上(ろじょう)に・・・ お客様(きゃくさま)に手(て)もとを照らしていただきながら、つたないハブ捕(と)りショー!?(笑)

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せっかくなので、ヘビを口実(こうじつ)に記念撮影(きねんさつえい)・・・美女(びじょ)とマジュン♪ ナイトツアーってすばらしい!

道(みち)すがら、わりと簡単(かんたん)にシーギャ(=アマミヤマシギ)が見(み)つかります。 やっと例年並(れいねん・な)みのイメージになってきたようですけれど、これまではほとんど見つかりませんでした。

ふと、路上(ろじょう)に置物(おきもの)のようなフォルムが・・・

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念(ねん)のため、車(くるま)を降(お)りて確認(かくにん)してみると、アマミアオガエル夫妻(ふさい)でした。 茶色(ちゃいろ)いアオガエルは初体験(はつ・たいけん)です!

お客様が発見(はっけん)したのは、なんとそのタマゴ!

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アオガエルは木(き)にタマゴを産(う)みつけると信(しん)じきっていたので・・・まさか溝(みぞ)に産むなんて知(し)りませんでした! 毎度(まいど)のことながら、お客様の発見は勉強(べんきょう)になります。 ましかし、アオガエルも苦労(くろう)していますね・・・

もっともお客様にインパクトがあったのが、クヮタロー(=ヒメハブ)。 保護色(ほごしょく)なので、目(め)の前(まえ)にいても分(わ)からないのです。

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本来(ほんらい)は、私が最初(さいしょ)に気(き)づくべきでしたが、保護色はなかなか見抜(みぬ)けないのです。 この時節(じせつ)、カエルたちの産卵(さんらん)を待(ま)ち伏(ぶ)せしていますから、分かっていたはずなのに・・・

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これくらい近寄(ちかよ)ってみれば分かりやすいし、わりとカッコイイのですけれど。 動(うご)かないものはとても見つけにくいので厄介(やっかい)です。 


そうして、林道をちょっと奥(おく)まで向(む)かっていたところ、クロウサギの子供(こども)のお尻(しり)が走(はし)っていました♪ 久々(ひさびさ)のクロウサギ!

雨(あめ)は、だんだん降(ふ)ってきましたが、今夜(こんや)のお客様は、運(うん)がよろしいようですね! 開始(かいし)が遅れたのも、何(なに)かのご縁(えん)、幸運(こううん)の兆(きざ)しだったのかもしれません。
posted by ぶん+ at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2012年02月18日

寒(さぶ)い夜道(よみち)に・・・

先週(せんしゅう)は雨(あめ)、今週(こんしゅう)は寒波(かんぱ)・・・

だから、こんな時期(じき)は旅行(りょこう)のオフなのに、あまみシマ博覧会(はくらんかい)は、そのアウェイというかアゲンストなころあいに敢(あえ)て、行(おこな)われるキャンペーンのようです。 とはいえ、せっかくのキャンペーンですから、ナイトツアーを全力(ぜんりょく)でガイドしています!

ところで、この時期(じき)は、キャンペーンとは別(べつ)に繁殖期(はんしょくき)の動物(どうぶつ)が多(おお)いのです。 天敵(てんてき)やライバルが、少(すく)なくなる時期(じき)なのだろうと思(おも)います。

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クロウサギもそう。 お客様に昨夜(さくや)の監視映像(かんし・えいぞう)をご覧(らん)いただいていたところ・・・ いっときに3頭(とう)! どれか1頭がメスで、オス2頭が追(お)いかけているようなシーンが映(うつ)りました!

続(つづ)いて今夜(こんや)の映像を観(み)てみると、昨夜のを視(み)ていころ・・・ほんのさっき活動(かつどう)していたクロウサギが写(うつ)っていました!

残念(ざんねんながら)・・・目(め)の前(まえ)にクロウサギは出(で)てくれませんでしたが、初(はじ)めてクロウサギの声(こえ)を、お客様にジックリ聴(き)いていただくことができました! いつも、必(かなら)ず何(なん)らか、これまでにないことが起(お)こるのがナイトツアー。 やっている私(わたし)が、一番(いちばん)たのしんでいるような♪(笑)

いつも立(た)ち寄(よ)る、清水(しみず)のあるところは、ユンボで溝(みぞ)がさらわれ、すっかり普通(ふつう)の道端(みちばた)に戻(もど)っていましたが、溜(たま)った水(みず)のなかにはモクズガニが鎮座(ちんざ)していました。 そういえば、水の中(なか)にいるところは初(はじ)めてかも。

近(ちか)くには、どうも方向(ほうこう)が定(さだ)まらぬように、おっとり刀(がたな)で飛(と)び逃(に)げるカエルが・・・

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驚(おどろ)かせてしてしまったのは・・・リュウキュウアカガエルの新婚(しんこん)さんでした♪ 紅葉(こうよう)のごとく赤(あか)くてキレイなカエルですね。 こうして、真冬(まふゆ)に繁殖しています。

上(うえ)のオスが、ガッシリとメスの腋(わき)をかかえこんでいて、それでオスを背負(しょ)ったままジャンプしていたワケです。

こういった、小(ちい)さな小さな、ふつうでは気(き)づかないような出逢(であ)いも、ナイトツアーのたのしみのヒトツなんですよね♪
posted by ぶん+ at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年11月08日

臨時開催(りんじ・かいさい)しました

ご旅行(りょこう)で島(しま)にいらしたご家族(かぞく)を、林道(りんどう)やクロウサギ観察小屋(かんさつごや)へ、ご案内(あんない)しました。

このごろ、クロウサギが出(で)ないので、ナイトツアーを休止(きゅうし)しています。 厳(きび)しい状況(じょうきょう)でも行(い)ってみたい!との強(つよ)いご要望(ようぼう)でしたので、お連(つ)れしました。

その願(ねが)いが通(つう)じたのか、ようやく1頭(とう)だけクロウサギが観(み)られました・・・よかった、本当(ほんとうに)よかった。 とても運(うん)の強(つよ)いご家族だったのかも。 お子(こ)さまたちは、そろって激眠(げきみん)されていたのが残念(ざんねん)ですが・・・

ところで、クロウサギ観察小屋の監視(かんし)ビデオに、11/8の早朝(そうちょう)5時(じ)ごろ、ダムの柵(さく)のなかにビデオカメラをもったオッサンが侵入(しんにゅう)している姿(すがた)が写(うつ)っていました! 帽子(ぼうし)のつばを斜(なな)めにしている変(へん)なオッサン。 どこかで見(み)たような・・・!?
posted by ぶん+ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年10月07日

この二日(ふつか)で秋(あき)に!

前回(ぜんかい)のナイトツアーでは、オビトカゲモドキやアマミマダラカマドウマなどもいましたが、今夜(こんや)は虫(むし)の少(すく)ない夜(よる)になっていました。 大雨(おおあめ)のあと、すっかり空気(くうき)が入(い)れ替(か)わり、秋になったようです。 残(のこ)っていたアカショウビンも、旅立(たびだ)っていったようです。

ここ一番(いちばん)、動物(どうぶつ)が少(すく)ない夜(よる)だったのですが・・・ 今回のナイトツアーでは、これまでになかったことが起(お)きたのです♪

はじめてクロウサギの声(こえ)をお客(きゃく)さまに感(かん)じていただけました!!! 姿(すがた)より、むしろ貴重(きちょう)な体験(たいけん)かもしれません。 姿を見(み)た方(かた)はわりといますが、生声(ままごえ)を聞いた方は、おそらく本気(ほんき)で観察(かんさつ)を続(つづ)けている人(ひと)でないかぎり、聞くことができないのです♪ もともとあまり鳴(な)かないので。

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しかも、観察小屋(かんさつごや)に立(た)ちよったとき、監視(かんし)カメラにクロウサギが映(うつ)り、ズームカメラを操作(そうさ)して、生の姿を確認(かくにん)できたのです! CH1でお客さまが気(き)づいて、アップにしたのがCH2です。 これは鳥肌(とりはだ)がたつくらい、貴重(きちょう)なのですが・・・お客さまには、なかなか伝(つた)わらないわけで・・・(涙) 耳(みみ)を、ひっきりなしに動(うご)かしたり、足(あし)のうらをお手入(ていれ)したり・・・とても自然(しぜん)な姿を観察(かんさつ)できました♪

このような体験(たいけん)をされた方(かた)は、世界(せかい)でも100人(にん)もいないと思(おも)います。 奄美大島(あまみおおしま)の浜田太(はまだ・ふとし)御大(おんたい)なら、いざしらず・・・クロウサギをフツーに見られるなどという環境(かんきょう)は、まったくありえないわけで・・・

ともあれ、お客さまはちょっとお疲(つか)れだったのか、あるいは意外(いがい)に寒(さむ)かったためか、早上(はやあ)がりをご希望(きぼう)されたので、ルートの途中(とちゅう)で引(ひ)き返(かえ)しました。 とても動物勘(どうぶつ・かん)のよいお客さまだと思(おも)います。 今夜は、クロウサギのダッシュはあったかもしれませんが、他(ほか)はサカモトサワガニ、アマミミナミサワガニくらいしか観(み)られなかったように感じました。 なにしろ秋の冷(ひ)えた空気(くうき)なのです。 動物の、クウキヨメチャウひとなら、ピンとくる夜だったのです!
posted by ぶん+ at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年10月06日

大雨(おおあめ)のち、くもり・・・

夕方(ゆうがた)ごろ、弱(よわ)くなった雨は、ナイトツアーが始(はじ)まるころ、いっそう弱くなり、止(や)んでくれました。 残念(ざんねん)ながらクロウサギはゼロ・・・

一方(いっぽう)、雨あがりなので、カニは豊作(ほうさく)で、立派(りっぱ)なオスのモクズガニや、子供(こども)をだいたアマミミナミサワガニ、そして、サカモトさんもいました。↓

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大雨(おおあめ)で、小(ちい)さなせせらぎは、流(なが)れが速(はや)くなっているので、流れの薄(うす)っぺらで、ゆるいところの石(いし)ころの陰(かげ)に子供のカニたちはいるようです。

意外(いがい)だったのはアカショウビンで、幼鳥(ようちょう)が3羽(わ)、まだ南方(なんぽう)へ帰(かえ)っていない親(おや)も1羽いました。 もう、みんな帰(かえ)ったのでは?と思(おも)っていたのでビックリ!

徳之島町(とくのしまちょう)の林道(りんどう)が途中(とちゅう)で山崩(やまくず)れしていて、引(ひ)きかえしつつ、別(べつ)のルートをまわって、やっと見つけたのがオビトカゲモドキ!しかも切(き)れていない美(うつく)しいシッポの個体(こたい)です♪

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今夜(こんや)のお客(きゃく)さまは、クロウサギを研究(けんきゅう)していて、どうしても観(み)る必要(ひつよう)があったのですが・・・叶(かな)いませんでした。 でも、クロウサギが住(す)む森(もり)に、どんな生(い)きものたちがいるのかは、感(かん)じていただけたかな?と。 クロウサギを優先(ゆうせん)するあまり、ヘビと遊(あそ)べなかったのが残念(ざんねん)でした・・・(笑)
posted by ぶん+ at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年09月18日

お客(きゃく)さま、鋭(するど)いっ!

今夜(こんや)も1頭(とう)、走(はし)るクロウサギが出(で)てくれました♪ 一雨(ひとあめ)あったので、アマミミナミサワガニや、サカモトサワガニの孵化(ふか)して子供(こども)をかかえた母(かあ)さんガニも観(み)られました。

山(やま)にさしかかったとき、リュウキュウコノハズクを見(み)つけたのですが、お客さまがヘビがいる!と気(き)づいたのです。

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なんと鋭い!!! 
お客さまの声(こえ)に、よくよく観(み)たとき、私(わたし)が気(き)づいたのは、ガニマタっぽい生物(せいぶつ)でした・・・ ヘビに先(さき)に気づけよオレ!?

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ごらんの通(とお)り、ヘビはアカマタです。 ガニマタはキノボリトカゲ。 このところ、ナイトツアーが続(つづ)いたので、ピンボケになってしまったのでしょうか・・・??? あるいは、ヘンテコ優先(ゆうせん)なオッサンへ、ついに進化(しんか)してしまったのでしょうか???

そうこうしているうち
お客さまが、カマドウマをごらんになっていないとのこと! 徳之島(とくのしま)の夜には、もっともフツーな虫(むし)なので、ぜひごらんあれっ! なんてエラソウに申(もう)してしまったところ・・・ 足先(あしさき)のカタチすら知(し)りませんでした。

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なんと! バッタの類(たぐい)に、三又(みつまた)の足先!? おそらく何万年(なんまんねん)か経(た)ったとき、足指(あしゆび)に進化(しんか)しそうです♪ やわらかいところから、ジャンプしやすい、繊細(せんさい)な足指になっていくのでは?

コイツは、アマミマダラカマドウマ、田舎(いなか)の種と思(おも)うなかれ! 奄美大島(あまみおおしま)と徳之島(とくのしま)の固有種(こゆうしゅ)で、進化の最先端(さいせんたん)です♪
posted by ぶん+ at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年09月10日

雨(あめ)のチカラ

台風(たいふう)14号(ごう)は、知(し)らぬうちにアッサリと通(とお)り過(す)ぎてしまい、雨(あめ)はチョビットだけでした。 干(かん)ばつと断水(だんすい)は避(さ)けられそうにありません・・・

でも、わずかな雨(あめ)のおかげで、小動物(しょう・どうぶつ)たちの出番(でばん)! アマミハナサキガエルや、久々(ひさびさ)のサワガニやカタツムリのたぐいが観(み)られます。 サカモトサワガニは、やたらとアカショウビンに食(く)われているようで、遺骸(いがい)ばかり。 そんなおり、ちょろり飛(と)びだしてきたのは、アマミミナミサワガニ!

捕(つか)まえようとすると、やわらかい♪ あわてて、やさしく包(つつ)みこむように取(と)り上(あ)げると・・・ ぜんぜん逃(に)げようとせず、シャツが気(き)に入(い)ったよう。 なついたようにワシャワシャと腕(うで)を歩(ある)き回(まわ)っています。

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逃がしてやろうと、手(て)にのせて地面(じめん)に近(ちか)づけても、おりたがらない・・・今夜(こんや)は私(わたし)の体(からだ)からチャクラ(=気(き))がたくさん出(で)ていて、気持(きもち)よかったのかな?

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母(かあ)さんサワガニも観られました♪ でも、大(おお)きく育(そだ)った卵(たまご)が気持ちわるーい♪と妙(みょう)な好感(こう・かん)をもたれていた様子(ようす)、今夜(こんや)のお客(きゃく)さまはMだったかも。(笑)

おそらく、ゾエアからメガロパ幼生(ようせい)に成長(せいちょう)して、そろそろ稚ガニになったかな?くらいな感じです。 サワガニは海辺(うみ・べ)のカニたちが、海の中(なか)でプランクトン生活(せいかつ)するのを、すべて卵のなかで終(お)わらせて、親(おや)と同(おな)じ形(かたち)で卵からでてきます。 進化(しんか)って不思議(ふしぎ)ですね・・・卵のなかに海があるのでしょうか?

それにしても、このアカマタはどえらい怒(おこ)っていました! 全力(ぜんりょく)やさしさ攻撃(こうげき)を、まったく受付(うけつ)けません!

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そりゃもうガシガシと咬(か)みついて、血(ちぃ)でちゃったよ♪ でも、オッサンはちょっとくらい血がでるくらいが、ちょうどイイかも! がんばるアナタを応援(おうえん)します! カワイイなぁもう♪(笑) ヒンヤリできないのが、とっても残念(ざんねん)。 だって臭(くさ)かったんだもの・・・

やっとでてくれたのは、オビトカゲモドキ完全体(かんぜん・たい)! といってもワープ進化(しんか)とか、しないんですけど。(笑) シッポが切(き)れて再生(さいせい)したのが多(おお)いのですが、スッキリと白帯(しろおび)がシッポの先(さき)まで続(つづ)くので、とてもキレイ。

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お客さまから、プロの撮(と)りかたってどんなの?と、ヂーッと視(み)られていたので、キンチョーして撮りました! サイバーショットは、後(うし)ろ気味(ぎみ)にピントがいくので、ピントが合(あ)ってからコンマ5秒(びょう)のシャッターまでのタイムラグのあいだに、ビミョーにカメラを手前(てまえ)にたおして撮影するのです♪

クロウサギ(くろうさぎ)は遺骸と気配(けはい)しかありませんでしたが・・・ クロウサギの遺骸は、図(はか)らずも逢(あ)ったF本さんが滅失届(めっしつ・とどけ)をだしてくれることに。 背中(せなか)などに、たくさん噛(か)み痕(あと)があり、ノラネコでなく、猟犬(りょうけん)にやられたよう。 禁猟期(きんりょうき)ですが、どこかの猟好(りょう・ず)きなオッサンが、猟犬(りょうけん)を放(はな)したのかも。 立派(りっぱ)なオスだったのに・・・残念です。

実(じつ)は獣医(じゅうい)のケンチャンにも逢っていて、動物にも友人(ゆうじん)にも、よく逢う夜(よる)でした。
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2011年09月04日

アレコレ身近(みぢか)な夜(よる)

今夜(こんや)のお客(きゃく)さまはお二方(ふたかた)でした。 最初(さいしょ)の林道(りんどう)ではクロウサギはでず・・・動物(どうぶつ)は少(すく)なかったのですが、次(つぎ)の林道ではわりといました。

ガサガサッ!と音(おと)がして、車(くるま)をバックさせると、まだガサガサしています・・・ライトを照(て)らしたらクロウサギが道路(どうろ)わき斜面(しゃめん)でマッタリしていました。 照らされると恥(は)ずかしがるように、ガサゴソと土手(どて)を登(のぼ)っていきます♪ オトナの個体(こたい)を間近(まぢか)で観(み)たのは久(ひさ)しぶり。

夏場(なつば)はあまりみかけないアマミアオガエル、しかも大型(おおがた)のメスが、路上(ろじょう)でマッタリしています。

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正面(しょうめん)からいくと、あまり逃(に)げないので、ドアップ撮影(さつえい)♪

しばらくいくとヒメハブが・・・
わりとダラーっとしているので、こちらもドアップ撮影♪

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こうして眺(なが)めると、小顔(こがお)っぽいですが、目(め)のうしろにボンヤリと頬(ほほ)?が写(うつ)っています。 鼻先(はなさき)が角(かく)ばっているので、必(かなら)ずそこにピントが合(あ)ってしまうクセがあります・・・ましかし合わないよりはずっとマシです。(笑)

ところどころ、ギッ!ギッ!という声(こえ)がして、まだリュウキュウコノハズクの子育(こそだ)ては終(お)わっていないようす。 ときどきお父(とう)さんが、鳴(な)きまねに応(こた)えてくれました。 また、アカショウビンはたくましく育(そだ)った今年(ことし)うまれの幼鳥(ようちょう)や親(おや)たちが何羽(なんわ)もいました。 コノハズクもアカショウビンも、かなり間近で観られ、なかなかの夜。

すると・・・路上に模様(もよう)のないヘビが??? ナイトツアーでは初(はじ)めてのリュウキュウアオヘビ、島(しま)ではなぜかアオダイショウと呼ばれています。 さっそく全力(ぜんりょく)でやさしく取(と)りあげてみました。

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やはり、アカマタよりずっと臆病(おくびょう)なので、腕(うで)に巻(ま)きついてマッタリしたりしませんが、わりとおとなしくしてくれました♪ 結構(けっこう)太(ふと)いので、ヒンヤリ感(かん)も上々(じょうじょう)なんですよ♪ 大将!(たいしょう)というほどでなく、ま・・・猫ラーメンの大将くらいな感(かん)じ? 地面(じめん)にシッポが着(つ)いているとおちつくので、ひょっとすると木(き)には登(のぼ)らない系(けい)?かも。

サソリモドキを道路わきに追(お)いやったとき、ついにやられました! オシリの管(くだ)からニオイをふきかけられたのです! 足(あし)についたニオイが車のなかにプーンと・・・ イヤなニオイというよりも・・・ピュアなお酢(す)のニオイで、そんなに強烈(きょうれつ)ではないかも・・・といった印象(いんしょう)でした。

ともあれ、やっぱりナイトツアーは、ヘビたちとスキンシップできるので、最高(さいこう)です♪(笑)
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2011年08月28日

Moist Night (もいすと・ないと)

このところ、ギラギラの晴(は)れから、パラパラとうざったい雨(あめ)が時々(ときどき)ふる島(しま)らしい天気(てんき)に戻(もど)ってきました。

いきなりオビトカゲモドキが兼久川(かぬぃんごー)のわきの道(みち)ででました! そのあと林道(りんどう)でクロウサギが! はたまた切(き)れたことのない尾(お)のオビトカゲモドキも出(で)てくれました!

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やっぱり徳之島(とくのしま)にしかいない、せっかくのオビトカゲモドキなので、完璧(かんぺき)な尾のが出(で)てくれないと♪

ジメジメした林道がもどってきたからでしょう、アカショウビンやコノハズクも多(おお)く、デンデンムシも充実(じゅうじつ)しています。

大(おお)きなカタツムリのオオシママイマイ。

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殻(から)はスッキリした普通(ふつう)なのですが、こうしてみると赤黒(あかぐろ)くて毒々(どくどく)しい模様(もよう)があります。 体(からだ)の色(いろ)が透(す)けているのです。


大きなヤマタニシのオオヤマタニシ。

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奄美大島(あまみおおしま)、請島(うけじま)、徳之島(とくのしま)にしかいない大(おお)きくなるヤマタニシ。 殻を閉(と)じるフタがあり、角(つの)が2本(ほん)しかありません。 上(うえ)のオオシママイマイの角(つの)は4本。 そのかわり角の付(つ)け根(ね)に、ポチッと目(め)がついています。 これが伸(の)びきった姿(すがた)で、マイマイのようにベローっと体(からだ)が前(まえ)に伸(の)びることはなく、コンパクトです。

さりげなく、お客(きゃく)さまが見(み)つけたのはナナフシ! どえらい見つけにくいのに・・・

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羽(はね)があって、触覚(しょかく)が長(なが)いので、タイワントビナナフシです。 手(て)にとると石(いし)を砕(くだ)いたようなニオイを出(だ)し、足(あし)をのばして棒(ぼう)のようになってしまいます・・・

ところで
徳之島(とくのしま)にはオオサワガニはいないことになっているのだとか。

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ということは、これはサカモトサワガニ? 今回(こんかい)のは、ちょっと薄(うす)っぺらいので、いつものオオサワガニ?とは違(ちが)うように感(かん)じたので、お客さまと一緒(いっしょ)に記録(きろく)しておいたのです。 でも、徳之島のサワガニは、ともかくデカイんですよね。 サカモトとは違(ちが)うと思(おも)うのですが・・・ ネットを調(しら)べた限(かぎ)りでは、サカモトとオオサワガニの見分(みわ)け方(かた)が、イマイチないようなのです。 つまりテゲテゲ?
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2011年08月21日

監視(かんし)カメラでソックスが?

k-usg-110820.jpgお客(きゃく)さまを案内(あんない)して、クロウサギ観察小屋(かんさつ・ごや)で映像(えいぞう)を観(み)ていたとき、ふと気(き)づいたのです。

クロウサギのソックスが映(うつ)っているのでは? 奄美大島(あまみ・おおしま)にはいない、足先(あし・さき)が白(しろ)い野生(やせい)のクロウサギのことです。

赤外線(せきがい・せん)をあてて撮影(さつえい)した、白黒(しろくろ)の映像(えいぞう)なので、イマイチよくわかりませんが、どうやらソックスが映っているようです。

今夜(こんや)のナイトツアーでは、ダッシュするクロウサギが間近(まぢか)に観られました。 アカショウビンや、その今年生(ことしう)まれで、たくましく育(そだ)ったヒナ、というか若鳥(わかどり)、リュウキュウコノハズクのヒナも。 ついでにヒメハブがいました。 クロウサギ!と思(おも)ったら、アマミヤマシギ・・・でも今年(ことし)の林道(りんどう)では珍(めずら)しいので、ラッキーでした♪

残念(ざんねん)なことにクロウサギが出(で)たとき、やっぱり子供(こども)たちは寝(ね)てしまっていました・・・
posted by ぶん+ at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年08月14日

静(しず)かな夜(よる)

ga-110813.jpg月(つき)が明(あか)るく、少(すこ)し風(かぜ)のある夜です。 いたのは、寝(ね)ぼけたアカショウビン、もようのハッキリしないホンハブ、たくさんのリュウキュウコノハズクと例(れい)の三兄弟(さん・きょうだい)、それからアマミヤマシギの三兄弟でした。

月夜のためか、あちらこちらとコノハズクは多かった夜。 でもその他(た)の動物(どうぶつ)は、ほとんど観(み)られず、お盆(ぼん)で里帰(さと・がえ)りしたの?といった印象(いんしょう)。 いつもいるアマミマダラカマドウマ(バッタのなかま)もお留守(るす)とは・・・

赤(あか)く光(ひか)る目(め)がいくつも見(み)えました。なにやら怪(あや)しげなエサに虫(むし)たちが集(あつ)まっています・・・ヨッパライのアレ?でも山深(やまぶか)い林道(りんどう)なのに???

大(おお)きいガがキオビアシブトクチバ、小(ちい)さいのがクロジャノメアツバ、アリさんはアミメアリ。

帰(かえ)り道(みち)、岡前小学校(おかぜん・しょうがっこう)の裏手(うらて)で、ヨッパライの運転(うんてん)している、クラッチワークがどえらいギクシャクしたダンプを見かけました。

いろんな意味(いみ)で、お盆って普段(ふだん)と違(ちが)うのかもしれません。 とても涼(すず)しい夜なのですが、なぜ動物(どうぶつ)たちは出(で)なかったのでしょう・・・

お盆(ぼん)は山(やま)のカミサマも別(べつ)の用事(ようじ)があるのかも。
posted by ぶん+ at 02:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー

2011年08月11日

クロウサギより上(うえ)がいた?

今夜(こんや)のナイトツアー、クロウサギが出(で)ませんでした・・・残念(ざんねん)と思(おも)いきや、クロウサギ100倍(ばい)すごいヤツがでました!

さて、最初(さいしょ)は兼久(かねく)の畑(はたけ)の道(みち)で、車(くるま)にひかれて苦(くる)しむハイ(=コブラのなかま)を発見(はっけん)。 一応(いちおう)徳之島(とくのしま)にしかいないヘビですが・・・残念(ざんねん)です。

次(つぎ)は、オビトカゲモドキが出(で)たのですが、ちょっと女性(じょせい)お二方(ふたかた)で舞(ま)い上(あ)がっていたのか、クラッチ操作(そうさ)を失敗(しっぱい)して逃(に)がしてしまいました。やれやれ。

今度(こんど)こそ!と、つかまえたのがマッティブ(=アカマタ)♪ 前回(ぜんかい)は怒(おこ)らせてニオイを出(だ)したので、全力(ぜんりょく)で優(やさ)しくしてみました♪ おおお゛〜、やっぱりカワイイですね!(←もうすっかり、ヘンなオッサンです)

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だんだん馴染(なじ)んでくると、このように腹(はら)の皮(かわ)がよじれるくらいピタッとくっつきます。 お互(たが)いの体温(たいおん)を用(もち)いて、自然(しぜん)にはありえない気持(きもち)よさを練成(れんせい)しています。 私(わたし)はヒンヤリしていいわぁ〜♪ マッティブはヌクヌク♪ つまり等価交換(とうかこうかん)というヤツです。(笑)

今夜(こんや)はなんと、このごろ全(まった)く観(み)られなかったアマミヤマシギがいました。リュウキュウコノハズクも付(つ)き合(あ)いがよく、間近(まぢか)でじっとしたり、鳴(な)いたりしてくれましたし、例(れい)の三兄弟(さんきょうだい)もいました。 バラバラだった三兄弟が、わざわざ目(め)の前(まえ)にいた1羽(いちわ)のところに集(あつ)まって、大(だい)サービスぶり♪ 寝(ね)ぼけたアカショウビンたちも、あちこちで観(み)られました。

で、地味(じみ)なサソリモドキも、ゆっくり動(うご)いて大サービス?

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武器(ぶき)のシッポが切(き)れていて、くさいガスを出(だ)せないようですが、それ以前(いぜん)に大人(おとな)しいヤツのよう。

オオサワガニのお母(かあ)さんが、道路(どうろ)に流(なが)れる清水(しみず)に子供(こども)たちを放(はな)っているところも観(み)られました。

と・・・へこへこへこへこへこっという感(かん)じで、走(はし)るというか、細(こま)かくジャンプを刻(きざ)むというか・・・ヤヤコシイ走(はし)りで横切(よこぎ)るネズミが!!!

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これぞ、クロウサギの100倍(ばい)の値打(ねう)ち!?、トクノシマトゲネズミなのです!!! 3年(ねん)ぶり♪ 以前(いぜん)は横(よこ)から観(み)ました。

いやはや、ついに出(で)ました、超珍獣(ちょう・ちんじゅう)。 世界中(せかいじゅう)で、いや宇宙(うちゅう)で徳之島(とくのしま)にしかいない、哺乳類(ほにゅう・るい)です。 こうしてみると・・・チクチクのマウス(パソコンの)が作(つく)れそうな形(かたち)です・・・M専用(せんよう)の?(笑) ジャンプしないで、溝(みぞ)に逃(に)げてくれたので、辛(かろ)うじて観察(かんさつ)できました。 天城岳(あまぎだけ)のカミサマはやっぱり女性(じょせい)にはパワーを出(だ)してくれるようです♪
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2011年08月08日

臨時(りんじ)でナイトツアーを

台風直前(たいふう・ちょくぜん)にナイトツアーを申(もう)し込(こ)まれたお客(きゃく)さまがありました。 お父(おとう)さんが一足先(ひとあしさき)に明日(あす)帰(かえ)ってしまうので、その前(まえ)に是非(ぜひ)行(い)きたいとのご要望(ようぼう)。

予想通(よそう・どお)り、昨夜(さくや)まで風(かぜ)を吹(ふ)かせ続(つづ)けていましたが、今夜(こんや)は荒(あ)れたあとなので、絶好(ぜっこう)の日和(ひより)になりそうです。 お客さまは乗(の)り気(き)でしたので、さっそくナイトツアーへ出(で)かけました。

なんと、いきなりクロウサギ2頭(とう)! それからアカマタ!? ヤマトからやってきたお父さんは子供(こども)のころ以来(いらい)、ヘビに出会(であ)っていないので、ヘビを喜(よろこ)ばれています♪ 何度(なんど)も触(さわ)っていらっしゃいました。

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その間(あいだ)・・・どうもこのアカマタは私(わたし)に怒(おこ)ったらしく、指(ゆび)にかじりついたと思(おも)ったら、急(きゅう)にニオイはじめたのです! 我(わ)が家(や)にやってきたアカマタは手(て)のなかでニオイもせずマッタリしていたので、どうやら怒るとニオイがする液体(えきたい)を出(だ)すようです。 ま、オシッコみたいなものでしょう。 はじめはウンコっぽいですが、ウサギのオシッコに似(に)たニオイになっていきます。 これが島人(しまんちゅ)のいっていたニオイのことだったのです。

オビトカゲモドキは2頭ほど見(み)つかって、お腹(なか)にタマゴをもっている様子(ようす)も観察(かんさつ)できました。

一度(いちど)、数(すう)メートル先(さき)にいる2羽(わ)のリュウキュウコノハズクのヒナたちを観察したあと、つぎは間近(まぢか)に3羽! 普通(ふつう)ヒナは1羽か2羽ですから、コレは豊作(ほうさく)???

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これまでは、どえらい苦労(くろう)して撮影(さつえい)していたのに・・・アホラシイくらい、すぐ近(ちか)くににいるのです!(笑) サイバーショットで余裕(よゆう)♪

どーでもいいのですが、私(わたし)がお客になりたいっ!!!(笑)
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2011年08月02日

帰(かえ)りが1時(じ)、おそくなりましたが・・・

今夜(こんや)のナイトツアーは、夜半(やはん)をすぎるころからエンジンがかかったようでした。 幸運(こううん)にも、林道(りんどう)では雨(あめ)が降(ふ)ったようで、しっとり。

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クロウサギ3頭(とう)、オビトカゲモドキは一度(いちど)も切(き)れていない美(うつく)しいシマシマシッポの個体(こたい)が見(み)られました♪ ほか、アカショウビンとリュウキュウコノハズクの巣立(すだ)ってすぐの幼鳥(ようちょう)も見られました。 アオバトの美尻(び・しり)?もじっくりと・・・

ヘビはアカマタ(マッティブ)が1頭だけでした。 このところヘビはさっぱり出(で)ませんが、どうしたのでしょう。

ともあれ、今夜も楽(たの)しいツアーでした。


と、爽(さわ)やかにエンドロールが流(なが)れる感(かん)じにしたいのですが・・・また家(いえ)の中(なか)にクワガタ。 やはりとても臆病(おくびょう)で、記念撮影(きねん・さつえい)しようとしたら、ポロリと落(お)ちて、隠(かく)れようとしています。

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オマエのせいで、サッシの溝(みぞ)の汚(よご)れがバレバレじゃんか!(笑) どうやらチビのクワガタはサッシの隙間(すきま)から、スルリ入(はい)りこむのがお気(き)に入(い)りのよう。

ふと、押入(おしい)れから物音(ものおと)がします! ヤモリ用(よう)に半分(はんぶん)にカットして仕掛(しか)けておいた、ネズミとりシートに本家(ほんけ)ドブネズミのシッポがひっつき、外(はず)そうとジタバタ。 出(で)やすい場所(ばしょ)をつくり、シートをおきました。

しばらくして、やっぱりかかりました・・・やれやれ。 なんだか、ニギヤカな夜(よる)のよう。
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2011年07月28日

カミサマありがとうの夜(よる)!?

今夜(こんや)は、カミサマがお願(おねがい)をききいれてくれたようで、貴重(きちょう)なナイトツアーになりました。カミサマのご機嫌(きげん)が良好(りょうこう)だったようです。

ともかく今夜(こんや)は鳥(とり)たちが多(おお)かった! アカヒゲ、サンコウチョウ、アカショウビン、ヒヨドリ・・・リュウキュウコノハズクの巣立(すだ)ったヒナ3羽(わ)も観(み)られ、親(おや)から虫(むし)をもらうところまで観察(かんさつ)できました♪ いい感(かん)じで雨(あめ)が降(ふ)ってくれたので、カニは、オオサワガニ、アマミミナミサワガニ、モクズガニ(メス)もクリアするという幸運(こううん)さ!!!

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アカヒゲのお母(かあ)さんは、タタキ起(お)こされて怒(おこ)っています! サイバーショットでここまで寄(よ)ってしまいました♪ 失礼(しつれい)いたしました!

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見(み)つけてしばらく・・・ヒヨドリより地味(じみ)で、種類(しゅるい)が分(わ)からなかったのですが、どうやらサンコウチョウの幼鳥(ようちょう)のよう。 昼間(ひるま)は頭(あたま)の毛(け)を立(た)て気味(ぎみ)にしているのですが、スッキリすると別人(べつじん)?のよう。 メガネをはずした友達(ともだち)みたいな感(かん)じ?(笑)

オビトカゲモドキでは、1頭(とう)を見(み)つけたところ、そのすぐ近(ちか)くにもう1頭いたのをお客(きゃく)さまが発見(はっけんし)、一度(いちど)に2頭を観察! こんなことは初(はじ)めてです。

写真(しゃしん)を撮(と)ったところ、いわゆる心霊現象(しんれい・げんしょう)のオーブがたっくさん!?(笑)

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ほとんどが小雨(こさめ)なのですが、カミサマがいたずら? はたまた協力(きょうりょく)?しているのを示(しめ)すような、変(へん)な模様(もよう)のオーブも何個(なんこ)か写(うつ)ってしまっています。 どうやらカミサマも、観察に賛成(さんせい)してくれた夜(よる)だったのかも♪

ちなみに、クロウサギも間近(まぢか)に出(で)てくれたわけで、素晴(すば)らしい夜でした♪

ということで・・・キレイに終(お)わりたかったのですが、帰(かえ)ってみると家(いえ)の中(なか)には、トクノシマノコギリクワガタがマッタリとくつろいでいます・・・

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島(しま)のカミサマは、なんだか関西人(かんさい・じん)っぽいノリを感(かん)じます。 とりあえず「どないしたら、ソコでくつろげんねんなっ!?」 と、クワガタにはツッコンでおきました。 ちょっとやりすぎ気味(ぎみ)?でしたが、気持(きも)ちのいい夜でした。
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2011年07月16日

ナイトツアーの光(ひか)るオッサン!?

shimahaku-110715.jpg再(ふたた)び「あまみ シマ博覧会(はくらんかい)」が催(もよお)されます! 夏場(なつば)、ナイトツアーの回数(かいすう)を増(ふ)やしておいたのは、このためです。

もともと徳之島(とくのしま)では、奄美大島(あまみおおしま)のように、ネイチャーガイドでお金(かね)をいただいている人(ひと)がいないので、役場(やくば)につとめる友(とも)から頼(たの)まれたのがキッカケです♪

お金を払(はら)う、お金をいただくことで、互(たが)いにとても集中力(しゅうちゅうりょく)が強(つよ)くなるワケで、有料(ゆうりょう)にしている次第(しだい)です。 あくる日(ひ)に、マトモな仕事(しごと)ができないので、その日当(にっとう)でもありますが・・・

ナイトツアーは、とても集中力が必要(ひつよう)で、運転(うんてん)しながら・・・クロウサギやトカゲモドキとかカニ、はたまた木(き)の枝(えだ)にいるリュウキュウコノハズクやアカショウビンなどを見(み)つけなくてはダメ。 車(くるま)のヘッドライトがあたらないところにいる動物(どうぶつ)は、耳(みみ)で探(さが)します。 しかも油断(ゆだん)したらハブがいる・・・

ソンナコンナがあって、生活(せいかつ)にさしつかえないよう、ビミョーな回数(かいすう)の日程(にってい)を組(く)ませてもらっているのです。

ともあれ、コチラからガイドブックをダウンロードできます♪ でかいデータです。 ただし、ひたいが美(うつく)しく光(ひか)ってませんが・・・(笑)
posted by ぶん+ at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイトツアー