
昨夜(さくや)は、山間部(さんかんぶ)で気温(きおん)がグッと下(さ)がり、霧(きり)が出(で)まましたが・・ それでもイケてました。 車(くるま)のフォグランプと、同様(どうよう)に。

さてさて
観察(かんさつ)には、とかく赤(あか)のフィルターといわれていますが、それは夜行性哺乳類(やこうせい・ほにゅうるい)には、見(み)えづらいから。 ただ、見えづらいけど、光(ひかり)は目(め)に入(はい)っているワケで、目に優(やさ)しいかどうかは別問題(べつもんだい)。

ニンゲンには見えないからとゆ〜ても、強烈(きょうれつ)な紫外線(しがいせん)を当(あ)てられるなんて・・ たまったもんじゃない。

オッサンかねがね、森(もり)で赤フィルターを用(もち)いると、なかなか立体感(りったいかん)が判(わか)らない・・ と感(かん)じていました。 けれど、黄の光ですと、緑(みどり)も赤土(あかつち)もよく判ります。
ではナゼ、黄だと霧を通し、色が判るのか・・・
1)波長(はちょう)が長(なが)い。
粒子状(りゅうしじょう)の物体(ぶったい)が舞(ま)っていると、白(しろ)い光(ひかり)は手前(てまえ)で散乱(さんらん)してしまい、光の幕(まく)のようになって、向(む)こうが見えづらくなってしまいますが、赤や黄ですと通(とお)りやすい。 夕焼(ゆうや)けと似(に)ています。
2)黄は、赤と緑(みどり)からできてる
三原色のうち、もっとも波長が長いのが赤、つぎに緑。 その2色を合(あ)わせているぶん、2色で判る色合(いろ・あ)いが見えます。 赤、緑、青(あお)のいづれかの単色(たんしょく)の光ですと、明(あか)るさか白(しろ)っぽさしか判りません。

さらにセロファンは、もとの光から色(いろ)を削(けず)って/吸収(きゅうしゅう)して発色(はっしょく)しているので、黄のセロファンは青だけを、赤ですと緑も青も削ってしまうので、ずいぶん暗(くら)くなり、霧は通すけれど、もともと暗いので見えづらくなってしまう。

また、ニンゲンの目でもっとも視認性(しにんせい)の高(たか)い色の組(く)み合わせは、黄と黒(くろ)とされていて、青が削られて暗くなっていても、視認性がアップすることで、もとの明るさほどではないにしろ、見やすさが補(おぎな)われているようです。

一方(いっぽう)
光の三原色(さんげんしょく)とゆ〜のは、哺乳類などに該当(がいとう)するだけで、ハブは赤外線(せきがいせん)が見えたり、鳥(とり)は紫外線(しがいせん)まで見えるので、光はなにも赤、緑、青だけでできているワケではありませんので、念(ねん)のため。
とゆ〜ワケで、100〜200mの遠(とお)い動物なら黄の光、近(ちか)くの動物(どうぶつ)を探(さが)すなら赤が相応(るさわ)しいのではないか・・・ と。