過日(かじつ)、オッサンの実家(じっか)がある三重県(みえけん)のあちこちで、大雨(おおあめ)の特別警報(とくべつ・けいほう)が出(だ)されました。
その1時間(じかん)あと、鈴鹿(すずか)サーキットで有名(ゆうめい)な市(し)の全域(ぜんいき)に、避難指示(ひなんしじ)が出(だ)されました。
で・・・避難指示の効果(こうか)を検証(けんしょう)をするための会議(かいぎ)が開(ひら)かれたそうです。
問題(もんだい)は・・・
鈴鹿市の人口(じんこう)は20万人(まんにん)あまりですが、キチンと避難(ひなん)したのは280人(にん)あまりなのだとか。
ぶっちゃけ、オッサンは笑(わら)ってしまいました。 鈴鹿市の人(ひと)らは死(し)にたいとしか思(おも)えんかったのです。

会議では市役所(しやくしょ)に対(たい)して意見(いけん)が述(の)べられています。
いっぺんに鈴鹿市(すずかし)の全体(ぜんたい)に避難指示が出(で)てとまどった
どの地域(ちいき)にどのような災害(さいがい)が起(お)こるか、前(まえ)もって知(し)らせてほしい
どうやったら、身を守(まも)ることができるか、具体的(ぐたいてき)に学習(がくしゅう)させるべきだのようなバカゲタことを真顔(まがお)でゆ〜たそうです。

つまり・・・逃げなかったのは、オマエのせいだと。
役場(やくば)は、市民(しみん)が寝(ね)ている時間(じかん)なので判断(はんだん)を迷(まよ)い、追(お)い詰(つ)められてギリギリに避難指示を出(だ)しました 市民のほうは、いつも役場なんてアテにしてないから、ソノ気(き)になれなかったんだよね・・・けど、マジでやばかったんだよね・・・もっと真剣(しんけん)に教(おし)えろよ・・・とオッサンには聞(き)こえたので、爆笑(ばくしょう)したのです。
だって、特別警報が発令(はつれい)されて、しかも雨(あめ)が猛烈(もうれつ)に降(ふ)っているのにもかかわらず・・・いっぺんに避難指示がでたのはウソじゃないの?と感じるなんて・・・死ぬほどボケです。(笑)そして
いささか不謹慎(ふきんしん)ですけれど・・・鈴鹿の人らが避難指示を無視(むし)して死んでいれば広島(ひろしま)の人らは、もっと助(たす)かったかもしれない・・・と感(かん)じました。 あるいは、今回(こんかい)の会議でバカゲタ意見が通(とお)ってしまったことで、次(つぎ)の災害(さいがい)で死ぬる人がドッサリ・・・かもしれません。 災害をヒトノセイにしたところで、なにも解決(かいけつ)しませんよね。 島の台風(たいふう)で屋根(やね)が飛(と)ばされたとき、気象庁(きしょうちょう)が甘(あま)いからやられた

なんて、ボケたおす人はいませんし。
50年(ねん)に一度(いちど)・・・とかゆ〜意味(いみ)のワカランような気象(きしょう)が頻発(ひんぱつ)しているときに、教(おし)えてほしいとか、どうやれば安全(あんぜん)とか・・・バカ丸出(まるだ)しです。 逃げるが勝(か)ちに決(き)まってます。
しかもですよ・・・
土石流(どせきりゅう)などの危険地域(きけん・ちいき)に指定(してい)するには、住民(じゅうみん)の合意(ごうい)が必要(ひつよう)なんですよ

だから広島(ひろしま)では、昔(むかし)から災害(さいがい)が幾度(いくど)も起(お)きていた山間(やまあい)に住宅(じゅうたく)をこさえていたのに、地価(ちか)が下(さ)がるから指定されていなかったようです。
バカは死ななきゃ治(なお)らない・・・とは、このことだったんですよ。 地球上(ちきゅうじょう)で、あんまりニンゲンが増(ふ)えてしまったら、摂理(せつり)によって減(へ)らされるわけですけれど、ニンゲンには天敵(てんてき)がいないので、ニンゲンが原因(げんいん)となって人口を減らすことになるのですよね・・・オソルベシ、摂理。
たとえば
シマンチュのあなたに、わが国(くに)の気象庁(きしょうちょう)における最新技術(さいしんぎじゅつ)のナウキャストを紹介(しょうかい)しておきます。 んが・・・コレでどう判断(はんだん)するの?と思(おも)われたアナタは死(し)ぬでしょうね。 そもそも「基準(きじゅん)」なんてアテにならない災害(さいがい)が起(お)きてるのに、危機意識(きき・いしき)がないワケですから。
情報(じょうほう)はあっても困(こま)りません。 困るのはデマです。 広島では、これまで崩(くず)れないとサレテキタ地質(ちしつ)でも土石流(どせきりゅう)があったワケですから、基準そのものがデマだった・・・と、わかりました。
もしかすると逃げる基準でなく、ギリギリまで逃げない理由(イイワケ)が欲(ほ)しいのではありませんか?ところで
ちょっと似(に)ているな・・・と感じたのが、徳之島空港(とくのしま・くうこう)で変(か)わってしまったイノーです。
きょうも、月面(げつめん)の接近(せっきん)による高潮(たかしお)で、クロツラヘラサギが避難(ひなん)している枝(えだ)がピンチに。

オッサンは思(おも)うのですけれど、ここまで潮位(ちょうい)が上(あ)がるのなら、台風などでなくても高潮の注意報(ちゅういほう)を出(だ)すべきじゃないかな〜と思(おも)います。
けれど、天体(てんたい)によって起(お)こるのは仕方(しかた)なくて、台風とかならキケンという基準になっています。

だいいち、ここまで潮位が上がるのに・・・ですよ


これだと、低気圧(ていきあつ)で、あと20ヘクトパスカル下(さ)がって、ちょいと波浪(はろう)があれば・・・空港はザッパンザッパンです。

イノーには、その潮(しお)がたまりにくくするような、コミョとよばれる海(うみ)への水路(すいろ)があったといいます。 空港をこさえるとき、その水路がないとイノーが死(し)ぬから、滑走路(かっそうろ)の下(した)に水路をこさえる・・・というのが条件(じょうけん)だったと聞(き)きました。
それを知(し)っている60歳(さい)くらいの人らが・・・このごろになって、メヒルギを植(う)えたりして、コミョがないからイノーがダメになっている、と述べています。
これらはとてもシンプルな被害妄想だったのです。
1)昭和(しょうわ)30年(ねん)ごろ建設(けんせつ)が始(はじ)まったとすると、60歳の人らは小中学(しょうちゅうがく)くらいで、ホントのことを知(し)らない
2)そもそも空港が少(すく)なかった、昭和30年代の土木技術(どぼく・ぎじゅつ)では、空港の下(した)に大(おお)きな水路をこさえるのはムリなのに、要求(ようきゅう)していた
3)イノーが破壊(はかい)された
といいながら、平然(へいぜん)と空港を利用(りよう)するシマンチュら・・・反対運動(はんたいうんどう)とか、しなかったんでしょうか?
それどころか・・・友人(ゆうじん)など、モンクいいながら、空港の客(きゃく)をアテこんで民宿(みんしゅく)は営(いとな)むは、本来(ほんらい)いないはずのノコギリガザミまで捕(と)りまくって客にだすは・・・
ど〜ゆ〜神経(しんけい)してるやら・・(涙)
事実(じじつ)を確(たし)かめる気(き)もないのに、ダレかのせいにして逃(に)げようとする体質(たいしつ)は、どこも同(おな)じですね。
オッサンは感じています。 よくぞ、コミョを保(たも)とうとしてくれた・・・と。

最初(さいしょ)の工事(こうじ)なのか・・・ジェット化(か)のときか知(し)るよしもありませんが、この奥(おく)は東(ひがし)シナ海(かい)に通(つう)じています。
通常(つうじょう)、海岸(かいがん)にこさえた空港は地盤沈下(じばんちんか)しますから、とっくに崩(くず)れていてもいい水路なんですよね。 もう少(すこ)し掃除(そうじ)してやってほしいけど・・・
この水路を開(あ)けよと訴(うった)えたシマンチュの経験(けいけん)と知識(ちしき)、それに限界(げんかい)まで応(こた)えていた空港は・・・今(いま)でも、それなりに評価(ひょうか)できると思います。 イノーがギリギリ腐(くさ)らずにガセ=ノコギリガザミがいただけるのは、この水路のお陰(かげ)です。

むしろ、コミョがあればガセの好(この))む泥(どろ)はなく、オッサンが網(あみ)ですくえるほどいないハズです。
問題は、互(たが)いに意思疎通(いしそつう)しなかったことで誤解(ごかい)を産(う)み、誤解を迷信(めいしん)してしまうのが問題ではないか・・・と思(おも)います。
しかも問題なら、相手(あいて)にキッチリと正確(せいかく)に伝(つた)えればいいのを、シマンチュはさしたる根拠(こんきょ)もないのに調査(ちょうさ)もしないで雰囲気(ふんいき)で訴えるものだから・・・キッチリ伝えるどころか、訴えてきた自分(じぶん)の矛盾(むじゅん)に気(き)づいても、いまさらヒッコミがつかなかったり。
どこぞの漁協(ぎょきょう)のオジサンが、イノーを浄化(じょうか)したいといいながら、アオサもしっかり養殖(ようしょく)したいとか・・・浄化は栄養(えいよう)を減(へ)らすことですよね・・・

ヒトノセイにするのなら、まず自らを見(み)つめてから・・・ということが、鈴鹿の一件(いっけん)で知(し)れた次第(しだい)でした。 やってくれ、なんでもクレというのはオコチャマの台詞(せりふ)でしかありませんし。
ともあれ
逃(に)げないのをダレかのせいにして、死んで花実(はなみ)が咲(さ)くわけでもありませんから、早(はや)めに判断(はんだん)をしてください。
念(ねん)のため・・・
避難勧告(かんこく)より、避難指示のほうが重大(じゅうだい)です。 カンチガイが多(おお)いようです。
それと
避難指示は、必(かなら)ず住民分(じゅうみんぶん)の用品(ようひん)を供出(きょうしゅつ)しなければならず、多大(ただい)な予算(よさん)を費(つい)やしますから、そのさきの事業(じぎょう)が滞(とどこお)ります。 指示をだせば事業がとどこおる、勧告では避難してくれない・・・のがマズイのであって、避難勧告でキッチリ行動(こうどう)していれば、問題ありません。ところで
今朝(けさ)のイノーでも、やっぱりチッコイのしか掛かりませんでした。


これでもカマジ=ロウニンアジですけれど・・・ヒラヒラするからヒラアジ・・・ではありませんよ。(涙)