久々(ひさびさ)にカチンときたので、撮影(さつえい)のこと。(笑)
本日(ほんじつ)、天城(あまぎ)らしい写真(しゃしん)をもとめて、職員(しょくいん)がいらっしゃいました。 昼休(ひるやす)みに撮(と)った写真を見(み)せました。 真昼(ま・ひる)なのにイノーに潮(しお)が満(み)ちている珍(めずら)しいシーンです。

コレで撮影したんですよ・・・とコンデジを示(しめ)すと、「そのカメラ高(たか)いんですよね

」と、職員さん。
カァチィ〜ン

(笑)
「いえ・・・4万(まん)くらいですよ」というと・・・「8万くらいって聞(き)きました」って・・・ヒトの話(はなし)き〜てる

ダメじゃないの?この職員、コトバが通(つう)じてませんよっ
ファインピクスS1は、小型(こがた)の超望遠(ちょうぼうえん)なのに防水・・・とくれば、島ではすごく便利(べんり)にちがいありません。オッサンは肉(にく)を食(く)えないくらいビンボ〜だすけれど、 消費増税(しょうひ・ぞうぜい)のまえに、ギリギリ4万を下回(したまわ)ったので求(もと)めたもの。
この職員、いったいオッサンをど〜ゆ〜キャラにしたいんだよ・・・オッサンが公家(くげ)の末裔(まつえい)で、人生(じんせい)ヒダリウチワな感(かん)じだと誤解(ごかい)されておじゃるのではっ
(笑)
ともあれ
写真は、シャッターチャンスを逃(に)がさないことや、それぞれレンズの得意(とくい)を応用(おうよう)しますから、高級だから撮影できるってワケじゃありません。 あくまでニンゲンの発想(はっそう)が中心(ちゅうしん)で、たとえオートのコンデジでもマニュアルな使(つか)い方(かた)・・・Mの世界(せかい)でございます。

一眼(いちがん)でもよく使(つか)うテクニック
「置きピン」こそ、コンデジの極意(ごくい)だと思(おも)いますよ


イノーを舞(ま)うウスバキトンボ。 一眼ではピントが合(あ)う奥行(おくゆ)き=被写界震度(ひしゃかい・しんど)が狭(せま)いので、ピントが正確(せいかく)でないとダメですけれど、コンデジではそれほどでもありません。
ほら。

先(さき)の写真から切(き)り出(だ)てみるとピントが合ってます

トンボがフワフワしている下(した)の砂地(すなじ)にピントを合わせてから、視線(しせん)を移動(いどう)したカット。
ふだん載(の)せている写真も、フツーに試行錯誤(しこうさくご)して撮影してます。

おとといのアカショウビンは、カメラが勝手(かって)に後(うし)ろの木々(きぎ)にピントを合わせるので、ずいぶん手前(てまえ)の木(こ)の葉(は)に合わせたあと、ふたたび横(よこ)の木の又(また)にピントが合わせなおして、ようやく記録(きろく)できたのです。 鳥(とり)はスベスベで、ほとんどピントが合いませんから、クッキリした木を利用(りよう)します。 なんカット撮影したことやら・・・ブレに後(あと)ピンもだいぶありました。
コンデジは、いったん後ろへピントがいくと・・・もどりません。 かなり手前にあるナニかにピントを合わせなおしてから、あらためて狙(ねら)うのがコツです。薄暗(うす・ぐら)いときはなおさらです。 サンコウチョウの巣(す)。

うっそうとした茂(しげ)みではカメラが迷(まよ)うので、手前(てまえ)にある白(しろ)い葉(は)にピントを合わせてから、巣へピントを移(うつ)します。 巣は、いろんな素材(そざい)でこさえられており、白黒(しろくろ)のメリハリがあります。
ちなみに
クッキリしたシーンなら、一眼レフではナンモセンで大丈夫(だいじょうぶ)ってことはアリマセン。

いつぞやのグリーンフラッシュのときは一眼レフでしたが、とっさにピントのポイントをズラして、実(じつ)はサリゲナク波打(なみ・う)ち際(ぎわ)まで撮影してありまして・・・公開(こうかい)したのより、もっとイイ写真となっております。

(笑) 「慣(な)れれば」こうした操作(そうさ)が、チャチャッとできるのが一眼レフ。
コンデジでシャッターチャンスって、ほんとにアリなの??? とゆ〜向(む)きもありなしょう。

午前(ごぜん)3時(じ)の雷光(らいこう)です。 ポケットカメラ
サイバーショットTX20で撮影してます。 雷光はチカッときたあと、チカチカっとしますし、コンデジは暗(くら)いので、しばらくシャッターを開(ひら)きっぱなしにしますから、ピカッときたらシャッターを押(お)して待(ま)てばいいだけです。 コンデジはシャッターを半(はん)押ししないで一気(いっき)に押すと、2.5mくらい先(さき)から無限遠(むげんえん)にピントが合うよう固定(こてい)しますから、大(おお)きくピンボケになることはありません。 そ〜ゆ〜ことをキチンと知(し)っておくことも肝要(かんよう)かと。
一回(いっかい)では無理(むり)でも、数回(すうかい)で撮影できるハズです。 運(うん)がよければ稲光(いなびか)りも撮影できます。
オッサンが、ポケット・コンデジでしか、やっぱり無理でしょ

と感(かん)じるのは・・・

「ワイドマクロ」という特殊(とくしゅ)なシーン。 これこそピントが合う奥行きのあるコンデジの独壇場(どくだんじょう)。 コンデジのマクロは、たいがいワイドマクロに固定(こてい)されていて、不便(ふべん)だな〜なんてネットで酷評(こくひょう)されていますけど、そうとも限(かぎ)りません。 羽化(うか)するウスバキトンボの背景(はいけい)がボケすぎず、ほどよく見えています。
島(しま)ではコンナふうに。

10センチほどのイボイモリが横断(おうだん)するシーン。 一眼では、路(みち)に穴(あな)をほらないとダメな低(ひく)い視点(してん)です。
暗(くら)いシーンだと、絞(しぼ)りが開(ひら)いて、かなりボケます。

ほどよいボケを利用(りよう)して、トカゲの目(め)を強調(きょうちょう)できます。 トカゲ目線(めせん)で撮影できるのは、サイバーショットのレンズが小(ちい)さくて、左(ひだり)によっているため、そちらを下(した)にすれば低(ひく)い位置(いち)で撮影できるのです。 スポットのようなストロボになるのは、サイバーショットのすばらしいところ。
もちろんコツはあります。 まず、カメラの正面(しょうめん)にとらえライトを当(あ)ててピントを合わせ、構図(こうず)を変(か)えてシャッター。 オビが歩(あるく)ときは、それに合わせてジリジリとカメラを引(ひ)きながらシャッター。 ともかく、無駄(むだ)にデジカメに頼(たよ)っちゃダメです。ほかにも、さりげなくサッと使(つか)えるコンデジなら、いろんな撮影にチャレンジできます。

手前(てまえ)から奥(おく)まで、ほぼピントが合っていて、一眼ではボケてしまいムリなシーン。
ケージが邪魔(じゃま)になるはずのシーンでもOK。

レンズが小(ちい)さいことは、メリットです。

ほか
あんまり撮影したくないときでも、とりあえず・・・なシーンも。

見るからにダメそうなのに、いかにも美味(うま)いといいそうなシマンチュを料理(りょうり)ごしに・・・
あるいは、高級(こうきゅう)な食材(しょくざい)なのにビミョ〜なときも。

薄味(うすあじ)なウコッケイのタマゴゴハンも撮影できました。 おそらくサイバーショットの手軽(てがる)さがなければ、メンドクサイのでスルーしていたことでしょう。

でも思(おも)い出(で)の記録(きろく)は大事(だいじ)なこと。
恥(は)ずかしい写真もサクッと


ありがたい謝金(しゃきん)をいただいたので、シャキィィィィィィン

なカットも、人目(ひとめ)がないかキョロキョロしてから、パパッと撮影できます。

ほか、Aコープの商材(しょうざい)でツッコミたいときも、コソッとサクッと撮影できます。

カッコイイ写真は、シーンによってカメラのクセをどう活(い)かせるか、ではないかと思います。 お値段(ねだん)が高いかどうかは、さほど問題(もんだい)ではありません。 むしろ、高級カメラ1台(だい)よりもコンデジをアレコレ用意(ようい)するほうが便利です。
要(よう)は、撮影をはじめイロンナコトを探求(たんきゅう)する気持(きも)ちがあるかどうか・・・ではないでしょうか? たとえば、シオマネキ・・・ハサミのチョキを閉(と)じたとき、それはグーかパーか、あるいはチョキのままでいいのか・・・ん゛む゛〜〜〜難(むつか)しすぎる。

とか。
といっても、コンデジには大(おお)きな弱点(じゃくてん)があります。 動(うご)くものが苦手(にが)てなのです。 その上(うえ)、強力(きょうりょく)な手(て)ブレ補正(ほせい)のために、視線を動かそうとすれば、逆(ぎゃく)にブレてしまうのです。 ですから・・・

歩(ある)く先(さき)の足元(あしもと)に置きピンして、視線を移動して待(ま)つのです。 できるだけ早(はや)めに、正確(せいかく)に。 さすがにアジサシの飛翔(ひしょう)はムリでも走(はし)る鳥(とり)くらいならナンとかなります。 昔(むかし)、おはしでハエをつかまえたことがあります・・・なせばナルッ

昼のイノーで、クロツラヘラサギが、オッサンにビミョ〜な目(め)をむけていました。

サギたちはパトロールの車(くるま)にビビって逃(に)げたど、どうしよう・・・オッサンも見てるし・・・な顔(かお)。 クロツラは重(おも)いので、逃げるのがメンドクサイのと、オッサンを警戒(けいかい)したいのとで、迷っているのです。 オッサンはわざとビーム砲(ほう)レンズで狙(ねら)い、休(やす)んでいる姿勢(しせい)を変(か)えさせようとしたところ、すぐにハプニングになってビーム砲の効果(こうか)が発揮(はっき)されたわけです。
ナニが起(お)こっていて、どのカメラのクセがイケソウか自然(しぜん)に判断(はんだん)できることが、大切(たいせつ)ではないか・・・と。
キーワード【 徳之島 奄美 南西諸島 沖縄 クロツラヘラサギ 】