2025年03月08日

シマグチの イキユン

南島雑話(なんとうざつわ)にある、鳥(とり)の呼(よ)び名(な)のひとつ。

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文字(もじ)おこししてみまするに・・

韋貴由奴 一名スリカキ 又名シヤク

目上黒点アリ眉如 故ニ美婦眉毛ノウツクシキヲイキユンノ眉ト云テ賞美ス

大サ鳩如 春来 常ニ海浜ニ群飛 夏ノ始子育ス 漁人イキユン来レハ 魚多クトルト云 寒気恐ル

白質黒文 声閑清 江芸閣云 乍浦海岸ニ多シト


とあります。 レ点(れてん)は、ひっくりかえして記載(きさい)しました。

このくだりからすると、幕末(ばくまつ)のころは過眼線(かがんせん)クッキリなエリグロアジサシの特徴(とくちょう)をズバリ示(しめ)しています。

んが
どうも現代(げんだい)の奄美大島(あまみおおしま)では、アジサシ類(るい)のことをイキュンと謂(い)うようです。

原因(げんいん)の特定(とくてい)は難(むつか)しいけれど、根本的(こんぽんてき)にエリグロアジサシとの接点(せってん)が減(へ)ったことで、対象(たいしょう)が広範囲(こうはんい)になった・・ のだと思(おも)われます。たらーっ(汗)

 
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2024年12月22日

オッサンの 仕事(しごと)?

学芸員(がくげいいん)さまからのご依頼(いらい)で・・

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CDを焼(や)きました。(笑)

動画(どうが)のMP4から、民謡(みんよう)の音声(おんせい)を抜(ぬ)き出(だ)してWAVとし、それを旧(ふる)いほうのウィンドウズメディアプレーヤーでCD−Rに焼いたんですよね゛〜。

CDラジカセなどでかかるようにするには、サンプリング周波数(しゅうはすう)を44.1KHzにして、CDDAという形式(けいしき)にする必要(ひつよう)があると思(おも)うたんですが、MP3であってもウィンドウズメディアプレーヤーが自動変換(じどうへんかん)してくれるようです。

ほか
CD−Rを読(よ)まれるラジカセでないとダメかもしれないのが心配(しんぱい)です。 意外(いがい)なことに、CD−Rは読(よ)めてもMP3が再生(さいせい)できないラジカセがあるんです。 ドライブユニットがパソコンのと同(おな)じなんだけど、CDDAのみ再生するほうが安(やす)くできるのでしょう。


また、みょ゛〜なスキルと知識(ちしき)が身(み)に着(つ)きましたわ。(笑)

さておき、民謡の伝承(でんしょう)が進(すす)むとイイですね゛〜。


そうそう
本来(ほんらい)の仕事、デザインソリューションの成果物(せいかぶつ)が展示(てんじ)されました。

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「ユイの館」にある、土器(どき)パズルの説明パネル(せつめいぱねる)にございます。

 
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2024年09月03日

やっぱり ヒッツキ=ペッタンだぴかぴか(新しい)

島(しま)の家(いえ)は台風(たいふう)には耐(た)えられるけれど、古(ふる)うですき間(ま)が多(おお)くて、ネズミが入(はい)りやすい。

きのうの未明(みめい)、食(く)い破(やぶ)られた台所(だいどころ)の網戸(あみど)の穴(あな)をおしひろげて侵入(しんにゅう)。exclamation

物音(ものおと)に出向(でむ)いたオッサンと目(め)が合(あ)って慌(あわ)てたネズミは、わきにある冷蔵庫の上(うえ)のレンジのうしろへ・・

刺激(しげき)しないよう、冷蔵庫の水(みず)をのんでから、おそらく通過(つうか)するだろう流(なが)し台(だい)の一角(いっかく)にペッタンを設置(せっち)して寝床(ねどこ)へ。

小一時間(こいちじかん)したころ、ガタタッと音がしたので出向いたら、バッチリと真(ま)ん中(なか)ににっついてました。ひらめき

はしっこにヒッツクと脱出(だっしゅつ)したり、ペッタンごと移動(いどう)して電気(でんき)のコードをかじったりして被害(ひがい)がひろがるので、設置には注意(ちゅうい)とコツが必要(ひつよう)です。exclamation(笑)

このところタテツヅケだったので、さっそくAコープへ仕入(しい)れてきました。

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ネズミに対抗(たいこう)するグッズは、コレだけしか置(お)いてなく、いかにペッタンが島(しま)で確実(かくじつ)な駆除方法(くじょほうほう)として定着(ていちゃく)しているかが、思(おも)い知(し)られます。

オッサンもソレには大賛成(だいさんせい)でして、排除(はいじょ)するのでなく、確実に数(かず)を減(へ)らすことが肝要(かんよう)だと思(おも)うのです。exclamation×2

とかく、台所(だいどころ)に来(く)るのはメスなので・・



ちなみに
食い破られた網戸は、修繕(しゅうぜん)しても必(かなら)ずソコから入(はい)ってくるので、サッシの外(そと)のコンクリに、なんらかのニオイがついているのでしょうね・・爆弾

それと
網戸がなかったころ寝室(しんしつ)に設置したペッタンにワタセジネズミがかかったり、座敷(ざしき)を褐色(かっしょく)で尾(お)が細長(ほそなが)いジャコウネズミ?=珍獣(ちんじゅう)オリイジネズミみたいなのがトテテテテと歩(ある)いてたりして・・ オッサンの知(し)らぬタンパク源(たんぱくげん)が、けっこ〜おるらしい・・・


 
posted by ぶん+ at 19:00| Comment(0) | 島文化

2024年08月10日

涼(すず)しうて 調(しら)べもの

図書館(としょかん)から連絡(れんらく)がないものの、先月(せんげつ)に取(と)り寄(よ)せをお願(ねが)いしていた本(ほん)が届(とど)いているハズ。

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お゛〜 やっぱりね゛〜。

自治体(じちたい)がこさえる「ご当地レシピ本」(ごとうち・れしぴぼん)は、特定(とくてい)の図書館(としょかん)にしかないんですよね゛〜。

喜界島(きかいじま)のレシピに、完全(かんぜん)な冷(ひ)やしのうどんレシピがありました。

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いづれは取(と)り組(く)むべきテーマ「油ぞうめん」につながる手(て)がかりにございます。ひらめき


そうそう
ユイの館(やかた)で調べものしてたところ・・また献本(けんぽん)が届(とど)いてました。exclamation

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「小学館の図鑑NEO POCKET プランクトン」が、さらに2冊(にさつ)も。

どこかに請求書(せいきゅうしょ)が入(はい)っちょらんかと焦(あせ)ったけど、無(な)くてホッとしました。(笑)

そもそも
とても優(すぐ)れて濃(こ)ゆ〜ぅい本なので、ユイの館図書館に欲(ほ)しいと思(おも)うていたところ・・なんと夢(ゆめ)のように届いていたワケで。ぴかぴか(新しい)


これで、わが家(や)、ユイの館、図書館のすべてがそろいまして、ホンマにありがたい限(かぎ)りにございまっすっ。exclamation×2

 
posted by ぶん+ at 18:36| Comment(0) | 島文化

2024年08月06日

調(しら)べもの めぐり

けさは仕事(しごと)の調べものしに、ケッタ=自転車(じてんしゃ)で県立(けんりつ)の「奄美図書館」へ。

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想像以上(そうぞういじょう)だったのは、室温(しつおん)で・・意外(いがい)と高(たか)かった。爆弾

静(しず)かなはずの館内(かんない)では、工場扇(こうじょうせん)がバンバンまわっていたりして・・

何冊(なんさつ)か調(しら)べるうち、「奄美のま〜さん学校給食」に、ソレらしいのが。

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「クジャリムチ」なるものがありますね゛〜、たぶん「クジリャムチ」なのでしょう。 しかも、ナルトのように巻(ま)くのでなく、ネジるとは・・

一方(いっぽう)、窓口(まどぐち)の方(かた)にうかがったところ、「マキムチ」は龍郷町(たつごうちょう)あたりでは「アクマキ」のことだそうで、オッサンがイメージしていた、白黒(しろくろ)のナルトのような餅(もち)ではありませんでした。 はたまた、クジラのことは「フツ」なのでは?と問(と)うたら、ヨモギのことだそうで・・徳之島(とくのしま)では「フチ」ですよね。

9冊(きゅうさつ)すべて調(しら)べたられたので、3.1キロ先(さき)にある「奄美博物館」へ足(あし)をのばそうかと。

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平(たい)らなせいか、存外(ぞんがい)暑(あつ)すぎることなく、助(たす)かりました。

学芸員(がくげいいん)の喜友名さんに応対(おうたい)していただき、郷土料理(きょうどりょうり)に通(つう)じている泉和子さんについて教(おし)えていただきました。


さて
意外と時間(じかん)がおしてしまい、あと半時間(はんじかん)で昼(ひる)。 帰りしなに氷(こおり)と強炭酸(きょうたんさん)、およびモヤシをドラモリで買(か)わにゃならず・・やっぱり最短(さいたん)の和光トンネル(わこうとんねる)を通(とお)るしかなさそう。 買い物(もの)しつつ、5.8キロ・・ムリがあるなぁ。


15分(じゅうごふん)おくれで帰(かえ)りつきまして、オッサンが愉(たの)しみにしていたのは・・

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きのうこさえておいた、青パパヤ(あおぱぱや)の炒(いた)め煮(に)にございまして、こっくり美味(おい)しうなっておりますよ゛〜。るんるん

それと、カミサンの会津産コシヒカリ(あいづさん・こしひかり)とのコラボにござまっすっ。exclamation×2

いや゛〜、たまらんです。 ごはんがススムこと、ススムこととゆ〜たら・・・ぴかぴか(新しい)

まだたっぷりあるので、カミサンとの晩酌(ばんしゃく)に、期待(きたい)ふくらみまくりにございまっすっ。揺れるハート


ちなみに
本日(ほんじつ)の行程(こうてい)は、12.8キロ、走行中(そうこうちゅう)の最高気温(さいこうきおん)は33.4℃でした。

 
posted by ぶん+ at 18:02| Comment(0) | 島文化

2024年08月02日

瀬戸内町(せとうちちょう)で 調(しら)べもの

カミサンは所用(しょよう)、オッサンは図書館・郷土館(としょかん・きょうどかん)へ。

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お゛〜、立派(りっぱ)とゆ〜か浮(う)いているとゆ〜か・・

さておき
さっそく図書館で、瀬戸内町にしかない本(ほん)をたずねます。

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目的(もくてき)はグンジャ餅(ぐんじゃもち)と鯨餅(くじらもち)を調(しら)べていると申(もう)したところ・・いろいろ本を調(しら)べたり、郷土館のほうへ問(と)い合(あ)わせていただいたり。ぴかぴか(新しい)

いやはや、大恐縮(だいきょうしゅく)やら、嬉(うれ)しいやら。

やがて
カミサンが用(よう)を済(す)ませてきたので、一緒(いっしょ)に郷土館へ。 すると、今度(こんど)は学芸員(がくげいいん)の町(まち)さんから、丁寧(ていねい)にご案内(あんない)いただいてしまい、またしても恐縮するとともに・・記憶(きおく)の引出(ひきだ)しのどこへ納(おさ)めてよいやら悩(なや)ましい、メニヤックな情報(じょうほう)までご教授(きょうじゅ)いただいてしまいました。(笑)



ところで
古仁屋(こにや)には、たくさんの船(ふね)が停泊(ていはく)しています。

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けれど、同(おな)じ形(かたち)ばかり。

どうやら、自衛隊(じえいたい)の港(みなと)を建設(けんせつ)するための、砕石(さいせき)や砂利(じゃり)の運搬船(うんぱんせん)がスタンバッているのかもしれませんね。

ふと
気(き)づいてしまったのですけれど・・陸自(りくじ)の分屯地(ぶんとんち)がある地域(ちいき)は「嘉徳」(かとく)。 はは〜ん、ウルトラマンの科特隊(かとくたい)にあやかって、どこの部隊(ぶたい)か問(と)われたとき、「カトクタイですexclamationと謂(い)わせたい、ダレかがおったに違いない。るんるん(笑)

沖縄(おきなわ)の空自(くうじ)の練習機(れんしゅうき)には、「784」番機(ばんき)=那覇市(なはし)がありますしね゛〜。


瀬戸内町・・熱(あつ)うて暑(あつ)うございました。いい気分(温泉)

 
posted by ぶん+ at 17:56| Comment(0) | 島文化

2024年07月24日

グンジャモチ 調(しら)べ

図書館(としょかん)で、県(けん)にある書籍(しょせき)の横断検索(けんさく)で探(さが)しておいた本(ほん)に目(め)を通(とお)します。

キーワードは、「奄美」「料理」「郷土料理」「菓子」を、あれこれ組(く)み合(あ)わせで。

お゛〜コレが「奄美の食と文化」ですね゛〜。

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ホライゾンの編集者(へんしゅうしゃ)がこさえた本(ほん)で、写真(しゃしん)はキレイです。

タイトルどおり、食(しょく)と文化(ぶんか)が載(の)っており、食の歴史(れきし)には触(ふ)れてなく・・

ホライゾンは休刊(きゅうかん)になりましたが、バックナンバーは電子版(でんしばん)で復活(ふっかつ)したそうです。

さすがハマフトさんとこの誌面(しめん)はキレイにまとめられており、奄美(あまみ)のイイトコを知(し)りたい方(かた)にはオススメです。

オッサンは、むしろブラックなとこも含(ふく)めて詰(つ)めていくスタンスなので、「シリーズ天城遺産」とは方向性(ほうこうせい)が違(ちが)いますね。

やはり
奄美(あまみ)の菓子(かし)の歴史と謂(い)えば、「幕末奄美の食と菓子」

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先日(せんじつ)も目(め)を通しましたが、さらにじっくりザックリとナナメヨミ。exclamation(笑)

名越左源太(なごやさげんた)さんは上級武士(じょうきゅうぶし)なの・・オッサンと似(に)たところがあって、葛粉(くずこ)のプリッとした食感(しょっかん)や透明感(とうめいかん)が好(この)ましかったようですし、いろんな料理(りょうり)をこさえていたそうです。ひらめき

ますます興味(きょうみ)がわいてきました。exclamation


読(よ)みふけっていたら、いよいよ昼(ひる)になったので、目のまえのスーパーへ。

おやや? 船(ふね)が来(こ)ず食パン(しょくばん)がない。

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そこにあったカルカンに、イワカン。

グンジャモチと同(おな)じく2層(にそう)になってい、カルカンとソーダモチのコラボになってます。exclamation 製造元(せいぞうもと)のサイトはすんごい重(おも)うてげんなりでしたし、由来(ゆらい)はありませんでした。たらーっ(汗)

こちらは、浅間(あさま)の牧園さんがこさえている『ぐんじゃ餅』です。

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天城町オリジナル(あまぎちょう・おりじなる)のスタイルで、餅(もち)とソーダ餅を同時(どうじ)に蒸(む)したものにございます。exclamation×2

戦前(せんぜん)では圧倒的(あっとうてき)な人気(にんき)だった餅と、戦後(せんご)に流行(はや)ったふくれ菓子(がし)や蒸しパンが合(あ)わさった新郷土料理(しん・きょうどりょうり)だと思(おも)います。

コレね゛〜、飛(と)びぬけて美味(おい)しいワケではないのに、独特(どくとく)のモチフワ食感(もちふわ・しょっかん)がハマるんですわ゛〜。いい気分(温泉)

本土復帰(ほんどふっき)して間(ま)もなかったころ、知恵(ちえ)をひねって美味(おい)しいものをこさえたいシマッチュの母(かあ)さまたちの熱意(ねつい)を、みゃくみゃくと継(つ)がれえきた食文化を、ブラックな歴史を含めて残(のこ)していきたいと思(おも)うておるワケで。


ちなみに
「グンジャ」は沖縄県(おきなわけん)の今帰仁村(なきじんそん)でも「クジラ」のことだそうで、古(ふる)きよきコトバが残る奄美沖縄(あまみおきなわ)にあって、その源流(げんりゅう)は京(きょう)の流(なが)れをくんでいるらしく・・ぐんじゃ餅の源流も内地(ないち)の鯨餅(くじらもち)にありゃせんものかと調(しら)べていたら、有名(ゆうめい)な和菓子屋(わがしや)さんにたどりつきました。


さてさて、さらなる鯨餅の源流までたどりつけますやら・・

 
posted by ぶん+ at 18:02| Comment(0) | 島文化

2024年06月08日

大島散歩(おおしまさんぽ) 6/8

ほとんど雨天(うてん)になってしまい、重野玉里店のお弁当(べんとう)は食(た)べたものの・・どこいこ状態(じょうたい)。

竜郷町(たつごうちょう)に来(き)ているので、たまたまつぎの連載ネタ(れんさいねた)のこともあって、西郷隆盛(さいごうたかもり)ゆかりの上陸地(じょうりくち)や流謫(るたく)の家(いえ)などへ行(い)ったあと、『りゅうがく館』へ。

¥300は高(たか)いなぁ・・と感(かん)じつつも展示コーナー(てんじこーなー)へ。

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レプリカが多(おお)いし、内容(ないよう)や点数(てんすう)にしては撮影禁止(さつえいきんし)だったんで、やっぱり高いなぁと思(おも)いました。(笑)

そのあとは、ドラッグイレブンとビッグツーをはしご。 ど〜せヒマなので、カミサンはショッピングにノリノリ。るんるん

そこで、探(さが)していたオフセットフックを発見(はっけん)。exclamation

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これなら、なんとかチヌやオニヒラアジに使(つか)えそう。ひらめき

そのすぐ近(ちか)くにあった、特殊(とくしゅ)なルアーも気(き)になります。

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深(ふか)くしゅんせつされた港(みなと)が多(おお)いので、こうした真下(ました)に沈(しず)めて、垂直(すいちょく)に探(さぐ)られるタイプは、エエじゃろうな゛〜。

けれど
フック交換(ふっくこうかん)など、素(す)のままでは使えないので・・悩(なや)ましい。 しかもおそらく、昼間(ひるま)では効(き)き目(め)がホトンドない。

のに
オッサンはラパラファンなので、ど〜しても欲(ほ)しうなってしまう・・のでした。たらーっ(汗)


 
posted by ぶん+ at 22:23| Comment(0) | 島文化

2024年06月02日

月(つき)のめぐり

明治(めいじ)のはじめのころまでは、島(しま)でも旧暦(きゅうれき)で生活(せいかつ)していたのは周知(しゅうち)の事実(じじつ)。

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アタマでは分(わ)かっていても、ピンとこない・・けれど、たぶんこうして月(つき)の出入(でい)りや形(かたち)で、カレンダーを見(み)ているような感覚(かんかく)があったのかも。

そもそも
暦(こよみ)は読(よ)み書(か)きできる役人(やくにん)や、名主(なぬし)のような家(いえ)にしかなかったような?

印刷物(いんさつぶつ)としての暦は鎌倉時代(かまくらじだい)からあったそうで、思(おも)ったよりずっと普及(ふきゅう)していたみたい。

京都女子大学の「研究ノート 近世の暦統制と町触」には、そこらへんの事情(じじょう)がまとめられてい、暦問屋(こよみどんや)なるものまであったそうで・・ニセモノがあったり、シンプルにしたものがあったり、宗教(しゅうきょう)を中心(ちゅうしん)としたものまで、いろんな意味(いみ)で、イロイロあった・・ようです。

ただし
それぞれの藩(はん)で完結(かんけつ)してい、さらに江戸(えど)や京都(きょうと)から遠(とお)かった薩摩藩(さつまはん)では、幕府公認(ばくふこうにん)で独自(どくじ)の薩摩暦(さつまごよみ)を発行(はっこう)していたそうで・・なんとあの天文館(てんもんかん)のところに「明字館」(めいじかん)なるものがあって、そこで天文観測(てんもんかんそく)や暦の作成(さくせい)、配布(はいふ)が行(おこな)われていました。exclamation

天文館は、明時館の通(とお)り名(な)だったらしい。

そこらへんの事情は、鹿児島県立博物館の「薩摩暦に関する一考察」にありました。

江戸では略暦(りゃくれき)なら三文(さんもん)だったそうで、当時(とうじ)はおでんや天(てん)ぷらの一串(ひとくし)が四文でそばが十六文でしたから、現代(げんだい)の¥100いかないくらいの感(かん)じだったよう。

この様子(ようす)からすると、島でもわりとフツーにあったのかもしれませんね゛〜。ひらめき

ちなみに
「南島雑話」にあるように、年号(ねんごう)はころころ変(か)わってしまうので、六十干支(ろくじっかんし)で年(とし)を表現(ひょうげん)していました。

このあたり、天城遺産(あまぎいさん)で掘り下(さ)げてみたいもんですね゛〜。

「ユイの館」には、当時の暦は収蔵(しゅうぞう)されていないようなので、伊仙町(いせんちょう)か徳之島町(とくのしまちょう)、あるいは大島(おおしま)に残(のこ)ってないものか・・・


 
posted by ぶん+ at 14:44| Comment(0) | 島文化

2024年02月24日

郷土料理(きょうどりょうり)の伝搬(でんぱん)

スーパーで弁当(べんとう)などを求(もと)めるときに、ふと見(み)つけた菓子(かし)。

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イコことイコモチ。

へ〜、大島(おおしま)では、今(いま)でもフツーにあるんですね゛〜。

幕末(ばくまつ)の南東雑話(なんとうざつわ)にもある、煎(い)ったもち米(ごめ)の粉(こな)と、黒糖(こくとう)を湯(ゆ)で練(ね)った菓子が元(もと)になっています。


で・・
もともと江戸時代(えどじだい)の徳之島(とくのしま)は黒糖を食(た)べてはダメだったこともあり、明治以降(めいじいこう)になって普及(ふきゅう)したハズですけれど・・戦後(せんご)になってもち米でなく入手(にゅうしゅ)しやすい『はったい粉(こ)』でこさえるようになったのが、『いんぎゅむ/いんぎゅむにぎり』だと考(かんが)えられます。

シマグチでは『いんぐむぃ』のような発音(はつおん)になるそうで、意味(いみ)は、煎ったコメ・・イリゴメ。 長(なが)らく、その菓子の元ネタがナゾだったんですよね゛〜。


 
posted by ぶん+ at 22:16| Comment(0) | 島文化

2023年11月20日

看板(かんばん) できました

夏(なつ)からずっと、あれこれデザインしてきて、ようやく設置(せっち)にこぎつけました。

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いくつもの案(あん)をしぼりこむのに、事務(じむ)のAAさんには、ずいぶん奔走(ほんそう)していただきました。

今回(こんかい)は、ユイの館(やかた)の収蔵品(しゅうぞうひん)や、文化財(ぶんかざい)に関(かか)わる画像(がぞう)を切(き)り抜(ぬ)いてコラージュしています。

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わざわざ実家(じっか)でペンタブを新調(しんちょう)したカイがありました。

ベースとなる、ファクシミリのような白黒2階調(しろくろ・に・かいちょう)しかない画像(がぞう)をこさえるのには、そこそこスキルの開発(かいはつ)が必要(ひつよう)でして・・

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例(たと)えば、しろかきする黒(くろ)いウシの毛並(けな)みと、背中(せなか)の装具(そうぐ)の雰囲気(ふんいき)を両立(りょうりつ)するために、あるいは重(おも)みを残(のこ)すために、別々(べつべつ)に処理(しょり)せにゃならなかったり・・あえてコントラストを低(ひく)くするHDRの過剰(かじょう)な処理をしたりとか・・ゴニョゴニョしています。(笑)

そもそも、切り抜くだけでも手間(てま)がかかりますから、そのためマウスでなくペンタブを用(もち)いるワケです。

もともとのコンセプトについて、AAさんとは、図書館(としょかん)の門(もん)のところから文字(もじ)をしっかり判読(はんどく)できつつ目立(めだ)ち、看板のまえで記念撮影(きねんさつえい)したときにバエルこと、を同意(どうい)いただいておりました。

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オッサンの視力(しりょく)ですと、あと20mくらい西(にし)にあるスーパーの駐車場(ちゅうしょう)からですと、ゴチャついて見(み)えづらいのに、門のところからはバッチリと文字が見えやすいので・・ 地味(じみ)でも派手(はで)でもなく、歴史(れきし)の味(あじ)わいを感(かん)じられるデザインになったのかなぁ、と。

直上(ちょくじょう)にある、ユイを象徴(しょうちょう)する鮮(あざ)やかに赤(あか)い結(むす)びオブジェがあるので、コラージュは反対色(はんたいしょく)に近(ちか)いグレイッシュな青緑(あおみどり)によりカウンター配色(かうんたーはいしょく)とし、ソレこそがオッサンの得意技(とくいわざ)です。ぴかぴか(新しい)

最初(さいしょ)のアイデアではシックなグレーだったんですけれど、まわりの派手めさに負(ま)けないように、それでいて落(お)ち着(つ)きを両立(りょうりつ)しようと。

そ〜いった調和(ちょうわ)とともに、バエルといった心理的刺激(しんりてきしげき)を考(かんが)えながらデザインするのが、とてもヤヤコシイくて楽(たの)しうございます。ひらめき


 
posted by ぶん+ at 17:28| Comment(0) | 島文化

2023年11月13日

講演会(こうえんかい)あります

この木曜(もくよう)、防災センター(ぼうさいせんたー)にて、講演会「貝塚人とクロウサギ」が開(ひら)かれます。

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中学生対象(ちゅうがくせい・たいしょう)ですが、オトナもご参加(さんか)いただくことができます。

平日(へいじつ)ですので、オッサンのようなヒマジンしか、お見(み)えになることはムツカシイとは思(おも)いますが・・・あのオカチャンの司会(しかい)や、持続可能(じぞくかのう)な島(しま)のネタとしては、とても興味深(きょうみぶか)い。exclamation×2


【裏話】(うらばなし)
今回(こんかい)のチラシ/ポスターは、印刷(いんさつ)する予算(よさん)も時間(じかん)もないので、パパッとプリントアウトできるよう、コピー用紙(こぴーようし)をベースとしながら、いかに人目(ひとめ)と興味(きょうみ)をひきつけるか・・に注力(ちゅうりょく)しました。 縄文(じょうもん)くんキャラを入(い)れるアイデアは、グッシーから。

いつものように、文書(ぶんしょ)もオッサンが編集(へんしゅう)しているワケですけれど、問題(もんだい)は貝塚人(かいづかじん)の年代(ねんだい)。

本来(ほんらい)の貝塚時代(かいづかじだい)は、せいぜい弥生時代(やよいじだい)からで、しかしながら今回(こんかい)の話題(わだい)で貝塚人と呼(よ)ぶのは、縄文から鎌倉(かまくら)のころまで長(なが)らく狩猟採集(しゅりょうさいしゅう)をつづけてきたニンゲンのコトですので、思(おも)いきって「1万年以上(いちまんねんいじょう)の」と加(くわ)えました。

調(しら)べたところ、そ〜ゆ〜解釈(かいしゃく)をしておられる識者(しきしゃ)がおられましたし。

さらに
山(やま)と平地(へいち)をイメージした明快(めいかい)なレイアウトに、文字(もじ)がパチッとおさまってくれたので、急(いそ)いだわりには、迷(まよ)うことなくデザインできました。ぴかぴか(新しい)


ちなみに
ステージの横断幕(おうだんまく)もデザインしましたので、当日(とうじつ)をお楽(たの)しみに。exclamation

 
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2023年07月16日

バーベキュー? ビーチパーティー?

今夕(こんゆう)は、バーベキューにお誘(さそ)いいただきました。

18時(じゅうはちじ)にはじめるのに、集(あつ)まるのはギリギリとゆ〜か、その時刻(じこく)なのね・・

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ようやく集まってきたみたい。たらーっ(汗)

沖縄(おきなわ)ではヤエヤマジカンだったり、インドネシアではゴムジカンなど、ゆる〜い時間間隔(じかんかんかく)がスゴイらしい。exclamation×2(笑)

おおお゛〜、斜陽(しゃよう)のまちらしい、キレイな景色(けしき)にございます。exclamation

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いやはや、シマッチュにはフツーみたいだけど、ナイチャーのオッサンにはタマラン夕景(ゆうけい)にございまっすっ。exclamation×2

しばらく焼(や)き肉(にく)をいただいてたら、もともと女子限定(じょしげんてい)だたったらしい、アヒージョが登場(とうじょう)。ひらめき

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若(わか)い男子(だんし)からゆるされていたようで、オッサンは2番目(にばんめ)。

思(おも)い出(だ)したのはスペインでなくイタリアのオリーブオイル愛(おりーぶおいるあい)で、あちらでゃあの風味(ふうみ)と味(あじ)わいが調味料(ちょうみりょう)として愛されてて、ピッツァやパスタにタパ〜っとかけて食(しょく)されるワケで。

ようやく、暮(く)れて涼(すず)しうなってきました。

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とゆ〜か、雨雲(あまぐも)やら突風(とっぷう)で、いろいろ大変(たいへん)。たらーっ(汗)

なんにやかやソンナコンナでしたが、ようやくシメにうつるグッシー。

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このたびお産(さん)されるご夫婦(ふうふ)をダシに、質問タイム(しつもんたいむ)。

なかなかソコソコもりあがりまして・・オッサンもデートコースを質問(しつもん)するも・・ビミョ〜な回答(かいとう)で、カノジョとのデーtの参考(さんこう)にならず。たらーっ(汗)


クワガタのメスがやってたのを記録(きろく)し、調(しら)べたのですけれど・・ スジブトかシカクワかノコギリか同定(どうてい)できませんでした。

すみませ〜ん。exclamation×2

 
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2023年04月01日

これぞ 離島(りとう)exclamation&question

見送(み・おく)りに、平土野港(へとのこう)へ。

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お゛〜、これこれ、離島らしいあのお見送りでっすっ。ぴかぴか(新しい)

なにしろオッサンは友(とも)だちがおらんので・・お見送りすることはなかったのですけれど、いきなり最愛(さいあい)のカノジョの見送りかよっexclamation&question とゆ〜感(かん)じです。

以前(いぜん)のように、紙テープ(かみてーぷ)がないのが残念(ざんねん)なような。

カノジョの職場(しょくば)の、お見送り隊(たい)。

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横断幕(おうだんまく)が、スゴイです。exclamation×2

離岸(りがん)すると、なんだかジンときます。

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見(み)えなくなるまで、手(て)を振(ふ)りつづける根性(こんじょう)に心(こころ)を打(う)たれたりとか・・・・・・

となりの島(しま)へ帰(かえ)るだけなのに、このお別(わか)れ感。 島からいなくなると謂(い)うのは、今(いま)も昔(むかし)も、それなりの重(おも)みがあるのでしょう。

お見送りってイイですね〜、できれば紙テープに代(か)わるナニかができないものか・・と感(かん)じました。

カノジョは大島(おおしま)へ帰(かえ)ってしまい、オッサンはもとの独(ひと)りになりました。 寂(さび)しうなった反面(はんめん)、カノジョと会(あ)われぬオアズケが長(なが)ければ、会いたい愛(いと)おしさがマシマシになるので、それはそれで悪(わる)うないのかもしれない。グッド(上向き矢印)


帰りしな、スーパーで買(か)い物(もの)。

さっき港(みなと)で見かけたシマッチュと、また顔(かお)を合(あ)わせて、ビミョ〜な挨拶(あいさつ)を交(か)わしたりとか・・ これも離島っぽさかな?

ありゃんりゃ? 新年度(しんねんど)だからか、すんごい値段(ねだん)になりましたね゛〜。

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なんぼ離島だからって、ナット〜くいかんぞっ。exclamation×2

もはや納豆(なっとう)も、ゼータクになってしまいそう。たらーっ(汗)

やれやれ

 
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2022年12月02日

七日寝太郎(なのかねたろう)の伝説(でんせつ)

もうじき配布(はいふ)される広報誌(こうほうし)では、先祖祭(せんぞまつ)りをとりあげました。

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ナニモノが寝たのかわからないので、ぽわ〜っとしたキャラ?に。

三年(さんねん)寝太郎でなく、七日・・とゆ〜のが、ビミョ〜に現実味(げんじつみ)があって、ホンマに寝たんじゃなかろかexclamation&questionとか思(おも)うてしまいますが・・ ま゛〜七日も寝て餓死(がし)しそうなのに、そのあとアップダウンのキツイ、もちろん舗装(ほそう)もされてない道(みち)をダッシュで島(しま)を半周(はんしゅう)とか・・無理筋(むりすじ)。たらーっ(汗)

実際(じっさい)には、七日もズレてなかったり、祭りの日(ひ)をふれまわったのが、乞食(こじき)だったり、役人(やくにん)のつかい、はたまたナゾの神(かみ)だったりとか・・

そもそも
「今(いま)から祭りですよ〜」と謂(い)われて、ハイヨ〜とパパっと始(はじ)められるもんでしょうか?(笑)

琉球国(るーちゅーくく)が由来(ゆらい)らしいノロが祭りをとりしきってましたが、薩摩藩(さつまはん)はその影響力(えいきょうりょく)を無(な)くそうとしていた時代背景(じだいはいけい)を加味(かみ)して呼(よ)んでいただけると、新(あら)たな知見(ちけん)が得(え)られるかもしれません。 それから、琉球では干支(えと)でなく、旧暦(きゅうれき)の日付(ひづけ)で祭りをしえいたようです。

ちなみに
かつで歴史上(れきしじょう)、琉球王国(りゅうきゅうおうこく)とは呼(よ)ばれたことはありません。 なのに、なぜだか本土復帰(ほんどふっき)のときに生(う)まれた観光用(かんこうよう)の俗称(ぞくしょう)を、学芸員(がくげいいん)が用(もち)いるのか・・はなはだ疑問(ぎもん)なんですよね゛〜。 たぶん、なんとなくカッコイイから・・でしょ?(笑)


つぎは
戸森の線刻画(ともりのせんこくが)でシーズンを迎(むか)えるイボイモリにしようかと、あれこれ調(しら)べてま〜す。

 
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2022年11月15日

喜界(きかい)の ウヤンコ―

きょうも、ビミョ〜な天気(てんき)でしたね゛〜。曇り

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トリトリデッキのとこから、カメラを構(かま)えようとしたら、パラパラと。たらーっ(汗)


さて
広報誌(こうほうし)の記事(きじ)をつらつら書(か)きながら、どうもスッキリしないのが喜界の先祖祭(せんぞまつり)。

図書館(としょかん)で、喜界町誌(きかいちょうし)をジロジロしたら、興味深(きょうみぶか)いところが。

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当地(とうち)では、大島(おおしま)のように旧暦八月(きゅうれきはちがつ)からあとにシバサシをするけれど、そのときに墓(はか)を祭(まつ)るそうで・・シバサシのときに墓祭りをしなかった集落(しゅうらく)でする行事(ぎょうじ)が、ウヤンコ―と三日(みっか)あとの甲子(きのえ・ね)のドゥンガァはネズミ祭なのだそう。 はたまた、シバサシを旧暦六月にやる集落もあるそうです。

シバサシは魔除(まよ)けのシバ・・ススキなどを、家(いえ)の四方(しほう)にさしたりする儀礼(ぎれい)です。

すなわち
大島とちがって、アラセツ・シバサシ・ドンガが、つながってないのでは?

もともと独立(どくりつ)したドンガは、沖永良部(おきのえらぶ)や伊仙町(いせんちょう)にある先祖祭です。

かててくわえて
甲子のイベントは、江戸時代(えどじだい)に内地(ないち)で盛(さか)んになったらしく・・ それをノロが取(と)り入(い)れたと考(かんが)えるのは、想像(そうぞう)に難(かた)くありません。

そのころ、浄土真宗(じょうどしんしゅう)の権現信仰(ごんげんしんこう)が、琉球王国(りゅうきゅうおうこく)に影響(えいきょう)をおよぼしてましたし、薩摩藩(さつまはん)はノロを排除(はいじょ)しようといていたので、ノロはさまざまな工夫(くふう)をして、シマッチュとの絆(きずな)を保(たも)ちたかったのかもしれません。

ノロは農業(のうぎょう)や祭などの行事(ぎょうじ)を管理(かんり)する官職(かんしょく)で、シマッチュが養(やしな)っていたハズだから、シマッチュにアテにされなくなるワケにはいかなかったし、カレンダーのない時代(じだい)には必要(ひつよう)でした。

ただ
オッサンの経験(けいけん)からして、記憶(きおく)だと誕生日(たんじょうび)なんかが一日(いちにち)ちがいになることがあったりして・・ノロの記憶もズレたりしたかもしれない。 あるいは、大島に集(あつま)ってドンガをするために、ズラしたのかもしれない。

そのためか? 徳之島のドンガが甲子の前日(ぜんじつ)だけど、もっとあとの癸亥(みずのと・い)だし、沖永良部もちがう日取(ひど)りだったり。ひらめき

とゆ〜ことは、薩摩藩によって琉球王国(りゅうきゅうおうこく)から切(き)り離(はな)されたノロたちの本拠地(ほんきょち)が、大島(おおしま)にあった・・のかも?

それにドンガのあとはイベントもほとんどなくて、ノロの総会(そうかい)をするには都合(つごう)のイイ日取りなような・・


手(て)がかりは少(すく)ないけれど、たどるのは面白(おもしろ)うございまっすっ。exclamation×2

 
posted by ぶん+ at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 島文化

2022年08月07日

あまぎまつり

オッサンちの近所(きんじょ)から見(み)えるところで、ド〜ンと響(ひび)く花火(はなび)を観覧(かんらん)しました。

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ドドンパンパ ドンパパパパexclamation もうクライマックス?

あまぎまつり、儚(はかな)いなぁ・・・・

 
posted by ぶん+ at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 島文化

2022年08月05日

インギュムの ナゾ?

インギュムニギリは、はったい粉(こ)と黒糖(こくとう)の、素朴(そぼく)な練(ね)り菓子(がし)。

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戦後(せんご)になってからも作(つく)られて、サツマイモなど好(す)きなものを入(い)れたり、キナコをまぶしたり。ぴかぴか(新しい)

あるときインギュムの意味(いみ)について、シマグチの研究者(けんきゅうしゃ)で、話(はなし)の長(なが)い岡村隆博先生にたずねたことがありました。

すると「いん・ぐむぃ」は炒(い)り米(ごめ)のこと、だそう。

けれど、はったい粉なのになぁ・・と、ずっと疑問(ぎもん)があったのですけれど、写真(しゃしん)を探(さが)していたときに、ふとメモがわりに記録(きろく)してあったのに目(め)についたのです。

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イコモチ? イコムッチ?? は、大島(おおしま)の練り菓子で、炒った米の粉(こな)と黒糖(こくとう)を用(もち)いたそうです。 名越左源太(なごやさげんた)の南島雑話(なんとうざつわ)で、もっとも目立(めだ)つ菓子がコレでした。

江戸末期(えどまっき)の徳之島(とくのしま)では、いわゆる「砂糖地獄」で、黒糖を島民(とうみん)が食(た)べるのすらご法度(はっと)でしたが、大島ではそうでもなかったらしい。

大島紬(おおしまつむぎ)は、それなりの生活水準(せいかつすいじゅん)でないと、いいものが作られないから・・かもしれない。

さておき
炒り米の菓子が大島や徳之島にそれぞれ作られていて、徳之島でははったい粉でこさえられるようになったイキサツがあるのでしょう。 戦後(せんご)、沖縄中心(おきなわちゅうしん)だった、ガバガバのアメリカ統治下(あめりかとうちか)のころに、原因(げんいん)がありそうな。たらーっ(汗)


おなじみケイハンの源流(げんりゅう)は、たぶんドーシバンか、その先祖(せんぞ)から進化(しんか)したらしいことも、うすうす分(わ)かってきました。ひらめき

あれやこれやを、ちょこっとずつ・・記憶(きおく)の片隅(かたすみ)においといて、アンテナ張(は)っとくのが、オッサンのスキルのひとつ。

 
posted by ぶん+ at 20:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 島文化

2022年07月15日

天城岳(あまぎだけ)の 高(たか)さが・・

データベースにある天城岳は、高さ543m。

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でも、国土地理院(こくどちりいん)の地図(ちず)では533m・・ どっちがホンマですか?と問(と)われました。たらーっ(汗)

まえの町勢要覧(ちょうせいようらん)には、東経219度(とうけい・にひゃくじゅうきゅう・ど)とありましたしね゛〜、10mくらい誤差(ごさ)のうちです。(笑)

そもそも、経度(けいど)が180度を超(こ)えるくらいのユルさなので、いろいろあります。 戦時中(せんじちゅう)、島(しま)に駐屯(ちゅうとん)した旅団長(りょだんちょう)の碑(ひ)を建(た)てたら、名(な)の利貞を利定と違(たが)えるわ、少将(しょうしょう)なのに中将(ちゅうじょう)と彫(ほ)ってしまうわ・・

もともとシマッチュに正確(せいかく)さを求(もと)めるのにはムリがあるような。爆弾 正確さでメシが食(く)えるかっexclamation&question とか謂(い)われそう。(笑)

Aコープでも、しばしば値札(ねふだ)とレジの価格(かかく)が、高(たか)いほうにズレてますし・・

まだまだ、サバよんでナンボの社会(しゃかい)かもね。ひらめき(笑)


 
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2022年07月11日

ジーラン ってナニ?

つぎの広報誌(こうほうし)の特集記事(とくしゅうきじ)で、例(れい)のゴマモンガラをとりあげます。

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で・・シマグチでは「じーらん」と謂(い)うそうで、伊仙町(いせんちょう)でこさえたポスターには「ズィーラン」とありました。

のばす発音(はつおん)は、メンドクサイから発音しなくなった場合(ばあい)が多(おお)いから、ウチナーグチを調(しら)べたところ、「じきらんかーじゃー」

「かーはじゃー」は、カワハギの意味(いみ)っぽいけれど、さにあらず。 意図(いと)したところは似(に)ていますが、内地(ないち)のカワハギのように、さっとむける・・のでなく、ウロコと皮(かわ)が分厚(ぶあつ)く一体化(いったいか)してむきづらく、さりとて、むかないと食(た)べられないところに由来(ゆらい)しているみたいで、モンガラカワハギ科(もんがらかははぎか)のみを指(さ)しているようです。

とゆ〜のも、ウスバハギやソウシハギなど、ウロコのない薄皮(うすかわ)?のについては、カーハジャーとは呼(よ)んでなく、「さんすなー」「せんするー」などです。

一方(いっぽう)
奄美(あまみ)のシマグチでは、カワハギ、モンガラカワハギとも「やちゃ」。 あんまり、魚(さかな)には頓着(とんちゃく)していない文化(ぶんか)のよう。

さておき
ウチナーグチの「じきらんかーはじゃー」が変化(へんか)して、「じーらん」になったようです。 で・・「ん」は、「○○の」のような感(かん)じで「しま ん ちゅ」のように用(もち)いられてるいとすれば、「じきら」があるのでは?

あるんです。
宮古島(みやこじま)や石垣島(いしがきじま)では、ゴマモンガラや、それに似(に)たキヘリモンガラなどを「じきら」「じきらなー」と呼んでいるらしい。

きましたね゛〜。ひらめき

さらに、ネットでは重(おも)さの十斤(じっきん)=600gX10に由来(ゆらい)する・・なんて記事(きじ)もありました。 でも「じきなー」にはならないの??? 「じきら」だと、まるで「マヨらー」に近(ちか)いような。(笑)

ともあれ
由来を正確(せいかく)にたどることは、とてもムツカシイけれど・・とりあえず、南(みなみ)のほうに起源(きげん)がありそうです。


 
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2022年06月21日

会合(かいごう)にて

きょうは、奄美群島(あまみぐんとう)の文化財関係者(ぶんかざい・かんけいしゃ)の会合。 ほかの島々(しまじま)のメンバーもそろう会合です。

んが・・ ポカミスで、1時間(いちじかん)ほど遅刻(ちこく)しちゃいました。たらーっ(汗) なんてこった。たらーっ(汗)

さて、会合はほぼ島(しま)の反対(はんたい)、徳之島町(とくのしまちょう)の生涯学習センター(しょうがいがくしゅうせんたー)。

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おお゛〜、駐車場(ちゅうしゃじょう)はショボいけれど、こんな広(ひろ)いホールがあったんかぁ゛〜。

ん゛〜、事例発表(じれいはっぴょう)もさることながら・・ オッサンが気になったのは右上(みぎうえ)にある時計(とけい)の下(した)。 なんか張(は)り紙(がみ)が・・

たまたま?高倍率コンデジ(こうばいりつ・こんでじ)があったので、こそっと記録(きろく)。

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「標準時計」(ひょうじゅんどけい)?

帰(かえ)って調(しら)べたら、国内(こくない)で共通(きょうつう)の時間を示す時計のこと、だそうです。

やっぱりホンマじゃったんか・・ 伝説(でんせつ)のシマジカン。exclamation&question(笑)

一般的(いっぱんてき)な時計(とけい)は、合(あ)わせなければ進(すす)むように設計(せっけい)されてるので、ケータイが普及(ふきゅう)するまでシマッチュの時計はまちまちだった・・のかもしれませんね゛〜。

 
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2022年05月23日

ティラ

とあるティラが、山(やま)にもどりつつありました。

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たまたま午後(ごご)、ヒマジンのオアシスで当地(とうち)の区長(くちょう)さんにお会(あ)いしたところ、秋(あき)のお彼岸(ひがん)にあわせて手入(てい)れするのだそう。

観光マップ(かんこうまっぷ)に載(の)せたい旨(むね)をお伝(つた)えしたら、早(はや)めにしてもらえそう。 忘(わす)れそうだから・・ またお願(ねが)いしよ。ひらめき


島(しま)のティラは、江戸時代(えどじだい)のネーミングで、もっと前(まえ)からあった拝(おがみ)み場(ば)を寺(てら)になぞらえたのでしょう。 そのあたりの流(なが)れは、シリーズ天城遺産(しりーずあまぎいさん)をご覧(らん)ください。

江戸時代(えどじだい)の後期(こうき)は安泰(あんたい)の世(よ)となり、神仏習合(しんぶつ・しゅうごう)がすすんでいました。 だって、ありがたいカミもホトケも、一緒(いっしょ)だったらモットアリガタイじゃん・・ ってこと。 一方(いっぽう)で、伊勢神宮(いせじんぐう)などは、それを嫌(いや)がって大神宮寺(だいじんぐうじ)を閉鎖(へいさ)したように、反対(はんたい)されることもありました。 さらに、今(いま)みたいに、カミとホトケをキッチリと分(わ)けたのは明治政府(めいじせいふ)で、天皇陛下(てんのうへいか)を現人神(あらひとがみ)にするために、どうしてもカミとホトケを分(わ)ける必要(ひつよう)があったんです。

なんやかやで、ほとんどの世界(せかい)の宗教(しゅうきょう)が、統治(とうち)の手段(しゅだん)として、まんまと利用(りよう)されてきました。


んが・・ ヨコシマな統治とは無縁(むえん)に、シマッチュの心(こころ)のよりどころだったのがティラだったと思(おも)うのですけれど、今(いま)やシマッチュが豊(ゆた)かになって、カミが要(い)らなくなったのでしょう。

ただ、祈(いの)られなくなったカミは、祟(たた)りをもたらすこともあり・・ ノロにお願(ねが)いして、本来(ほんらい)の居所(いどころ)へもどっていただいく方(ほう)が良(よ)いでしょうね。

 
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2022年05月02日

ミンジルガナシ 動(うご)く?

観光マップ(かんこうまっぷ)に載(の)せる現場(げんば)を確認(かくにん)していますが、雨(あめ)がパラつくなか、三京(みきょう)へ。雨

まずは、なかなか行(い)かれないミンジルガナシへ。

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あれま゛っ、降(お)りていらっしゃる。exclamation

それにしても、ビミョ〜なポジション。 真(ま)ん中(なか)でも、ないような・・・ 台座(だいざ)が、長年(ながねん)のあいだに傾(かたむ)いたのを直(なお)さずに、降りていただいたのかな?

この変化(へんか)をご覧(らん)いただくために、あえて過去画像(かこがぞう)を載(の)せておくのも、一興(いっきょう)かもしれない。


三京坊主(みきょうぼうず)も確認して・・ あ゛、方斗石(ほーばいいし)が白(しろ)うなってる。exclamation&question

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右手(みぎて)に安置(あんち)してある、線刻(せんこく)された石で、戸森の岩(いわ)ともども、コケなどをキレイにしたようです。

ん゛〜、コケありのほうが趣(おもむき)があるんだけど・・ どうしよ。


おや? 白い花(はな)が咲(さ)いてます。

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食(く)えもせん草木(そうもく)は、さっぱり疎(うと)いからなぁ。 あれ? この香(かお)りは・・ クチナシでは?

ジンチョウゲやキンモクセイのように香りが強(つよ)いので、なんとなく覚(おぼ)えています。 この場合(ばあい)は、ジンチョウゲでもキンモクセイでもないから・・ たぶんクチナシだろうと。ひらめき(笑)

さておき
クチナシは、意外(いがい)と?自生(じせい)してるんですね。 インドシナ半島(いんどしなはんとう)にも分布(ぶんぷ)してい、思(おも)ったより南方系(なんぽうけい)だったよう。 そういえば、イワカワシジミの食草(しょくそう)だったような。 



キーワード keyword 徳之島 天城町 奄美 南西諸島 沖縄 2022
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2022年04月14日

もっとも難(むつ)しい ネタ

今月(こんげつ)のシリーズ天城遺産(しりーず・あまぎいさん)は、松原銅山(まつばらどうざん)。

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どえらげなぃ、難産(なんざん)だったんですよね゛〜。たらーっ(汗)

松原銅山についての情報(じょうほう)が断片的(だんぺんてき)なうえ、鉱山(こうざん)について意外(いがい)なほど基礎的(きそてき)な説明事項(せつめいじこう)が多(おお)かったんです。 そもそも、マツバラコウザンと呼(よ)ばれてい、当時(とうじ)はだれもマツバラドウザンとは呼んでなかったらしい。

ほか
どうもグッシーは大正時代(たいじょう・じだい)も江戸(えど)時代と変(か)わらず貧(まず)しかったなんて書(か)くと、シマッチュに悪(わる)い心象(しんしょう)をあたえる・・ と削除(さくじょ)するクセがあって、そのあたりもオッサンのストレスだったり。たらーっ(汗)

オッサンとしては、むしろシマッチュはサバイバーだったのだと誇(ほこ)るレベルなんじゃないか・・ と思(おも)うのですけれど。 太平洋戦争(たいへいようせんそう)になるまで、鹿児島県(かごしまけん)から見放(みはな)されていたことや、もしかすると併合(へいごう)した朝鮮(ちょうせん)より貧しい生活(せいかつ)をしていたかもしれない・・ のは、知(し)っておくべき背景(はいけい)だと思う。

もしかすると、本論(ほんろん)をわかりにくくするかもしれないけれど、そういった背景をスルーしてしまうのは、オッサンはどうもダメなんですよね。 生活観(せいかつかん)のない歴史(れきし)など空論(くうろん)だと思いますし、それが歴史の教育(きょういく)を味気(あじけ)ない詰込(つめこ)みにしてしまったんだと思いますよ。

実(じつ)は
松原銅山で働(はたら)く当時のシマッチュは、モーレツに働いて稼(かせ)ぎまくるような精神性(せいしんせい)でなかったので仕事(しごと)にならず、鉱夫(こうふ)はどうしても内地(ないち)から雇(やと)わにゃならなかった・・ という事情(じじょう)もありました。 経営者(けいえいしゃ)の徳三和豊(とく・みわとよ)はシマッチュですから、シマッチュを冷遇(れいぐう)する理由(りゆう)はなく、苦渋(くじゅう)の選択(せんたく)だったでしょう。

さらに
内地からやってきた鉱夫はカネをバリバリ稼いで、豊(ゆた)かに生活(せいかつ)しようとしますが、布団(ふとん)をはじめ、内地(ないち)ではアタリマエの品(しな)も流通(りゅうつう)していなかったし、鉱脈(こうみゃく)も貧弱(ひんじゃく)だったので利益(りえき)が上(あ)がらず、コメの支給(しきゅう)や給料(きゅうりょう)が滞(とどこお)ったそうです。 そうしたことが重(かさ)なって鉱夫たちがブチキレ、なんべんも暴動(ぼうどう)を起(お)こしてしまった。 反面(はんめん)、シマッチュは農業(のうぎょう)よりずっと給料がもらえるから御(おん)の字(じ)で、たぶん鉱夫たちがブチキレた理由(りゆう)は、いまひとつ理解(りかい)できなかったでしょうし、暴力沙汰(ぼうりょくざた)には参加(さんか)してないのです。 このあたりの温度差(おんどさ)には、大切(たいせつ)な背景があったと思うのです。

はたまた
シマッチュの女子(じょし)が活躍(かつやく)したらしい選鉱(せんこう)≒鉱石(こうせき)かどうか選別(せんべつ)する作業(さぎょう)では、資金不足(しきんぶそく)から必要(ひつよう)とされる特殊(とくしゅ)な液体(えきたい)なども用(もち)いることができずに、見(み)た目(め)やニオイで判断(はんだん)していたそうで・・ それをイラストにしたかったんですが、紙面(しめん)が足(た)りなかった。 描(えが)くために当時(とうじ)のファッションも、調(しら)べたりしたんですが。 奄美(あまみ)にとって暗黒(あんこく)の時代だったのか記録(きろく)はなくて、かろうじて沖縄(おきなわ)の女子の写真(しゃしん)がありまして・・ ヘアスタイルや着物(きもの)は琉装(りゅうそう)と和装(わそう)をスキズキでまとっていたそうです。 江戸時代には、幕府(ばくふ)によって琉球(りゅうきゅう)や奄美の人(ひと)らは琉人(りゅうじん)とされ、琉装しか許(ゆる)されませんでしたから、ささやかですがデモクラシーだったんでしょうね゛〜。


さてさて
つぎもオッサンの苦手(にがて)な歴史で・・ 西郷(さいごう)さんだから、すんごい悩(なや)ましい。たらーっ(汗)

 
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2022年03月11日

安全(あんぜん)な 海(うみ)を

わたしたちの町(まち)がある徳之島(とくのしま)の西海岸(にしかいがん)は、ほとんどが断崖(だんがい)やら、ごつごつした石灰岩(せっかいがん)の岩場(いわば)で、子(こ)らが遊(あそ)べるようなところは少(すく)なく、ましてや泳(およ)ぐこともできません。

外海(そとうみ)が荒(あ)れていても遊(あそ)べる干潟(ひがた)があるのに、水辺(みずべ)に親(した)しむこともできない。

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イノーにあるオーサ/ヒトエグサの養殖(ようしょく)のノリヒビを張(は)るための鉄骨(てっこつ)ですが・・ 2割(にわり)も使(つか)われていないようで、あとは放置(ほうち)されています。 安全でもないし、景観(けいかん)もよろしくない。たらーっ(汗)

とかく
シマッチュの子らは都会(とかい)に憧(あこが)れるからか・・ 自然(しぜん)に疎(うと)いのに、あまつさえ海(うみ)にさえ疎いのは、島外(とうがい)へ出(で)たときに、ガッカリされる原因(げんいん)になる。 内地人(ないちゃー)からすれば、徳之島って自然遺産(しぜんいさん)なんでしょ? 自然どころか、島なのに海も知(し)らないの? ってな具合(ぐあい)に。

せめて
使ってない鉄骨は、漁業者(ぎょぎょうしゃ)の責任(せきにん)において、撤去(てっきょ)するのが大人(おとな)の対応(たいおう)だと思(おも)います。 とゆ〜ても、シマッチュはヤリッパナシしかできない民族性(みんぞくせい)とは知(し)りつつも。たらーっ(汗)

なので、非力(ひりき)ながら、オッサンも撤去に協力(きょうりょく)させていただければ、と。

海のプロ、漁業者(ぎょぎょうしゃ)の方々(かたがた)の子や孫(まご)なのに、海を知らず親(した)しむこともできない・・ などとは、あまりに寂(さび)しすぎる。


ちなみに
余分(よぶん)な鉄骨を撤去してもらえれば、干潟の豊(ゆた)かな生態系(せいたいけい)に親しんでもらえるほか、1キロを超(こ)えるオニヒラアジを釣(つ)ってもらうこともできます。 ようやく、その方法(ほうほう)が分(わ)かりましたので。ひらめき


キーワード keyword 徳之島 天城町 総合運動公園 奄美 南西諸島 沖縄 2022
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2022年02月10日

大正(たいしょう)の 宝土(ほうど)あたり?

つぎの記事(きじ)のネタを深掘(ふかぼ)りするため、時代考証(じだい・こうしょう)を。

国土地理院(こくどちりいん)のデジタル・データを、活用(かつよう)させていただいて・・

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現代(げんだい)のマップ、昭和(しょうわ)40年代(ねん・だい)の航空写真(こうくう・しゃしん)に・・ 粗(あら)いけれど大正のサンプル地図(さんぷる・ちず)を赤(あか)くして、ザックリと重(かさ)ねてみました。

右上(みぎうえ)の天寿園(てんじゅえん)あたりにあった鉱山(こうざん)から宝土へのルートが、昭和にも残(のこ)っていたようです。 天寿園やクロスカントリーパークの上(うえ)のあたりには、フツーに道(みち)があったんですね゛〜。

そのあと、畑地帯総合整備事業(はたそう)によって、ガラッと変(か)わってしまったようです。

道路(どうろ)が舗装(ほそう)される半世紀前(はんせいきまえ)ころまでは、古(ふる)い道(みち)が残(のこ)っている地域(ちいき)が少(すく)なくなかった。

大正の地図・・ 役立(やくだ)ちそうですし、1/50,000で島(しま)が2枚(にまい)におさまってますから、1枚につき¥500なら買(か)っておくとしましょう。 あと、1/200,000と粗(あら)いけれど、明治(めいじ)24年のもあるので、そっちも。ひらめき

キャラやイラストを描(か)くのにも・・ 可能(かの)な限(かぎ)り現実(げんじつ)に沿(そ)うよう心(こころ)がけるのが、オッサン流(おっさん・りゅう)。

残るは、大正のころの馬車(ばしゃ)が、どのような姿(すがた)で何キロ(なんきろ)くらい積載(せきさい)できたか・・ です。

 
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2022年02月02日

パニックババ

やにわに、となりのババが、家(いえ)にイモムシがひっついていることを気(き)づいてるかexclamation&question と、スンゴイけんまくで。たらーっ(汗)

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その勢(いきお)いで、そこらにいるマツケムシへ、ぷしぷし殺虫剤(さっちゅうざい)をかけまくっている。たらーっ(汗) しかも、なかなか死(し)なないと、なんべんも。たらーっ(汗)たらーっ(汗)

家にはいったら大変(たいへん)exclamation だそうだ。 ババの家は、ケムシの人気(にんき)について、自信満々(じしん・まんまん)らしい。 でも実際(じっさい)は、オッサンちのほうがカナリ人気であり・・ 12匹(じゅうにひき)ほどひっついているぞ。 なかなかウイヤツではないか。ぴかぴか(新しい)

よほどマツケムシがオヨヨらしいが、オッサンが殺虫剤のアレルギーだったらとか、そ〜ゆ〜配慮(はいりょ)はまったくなく、エサがなくてじきに死(し)ぬるケムシを殺(ころ)して、心(こころ)がスッとするとか・・ ぶっちゃけマツケムシよりずっとキショクワルイぞ。exclamation×2

せかっくなので、怒(おこ)らせてみた。

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青黒(あおぐろ)いふっさふっさのとこがキレイだ・・ たぶん、ここが毒針(どくばり)になっているんだろう。

虫(むし)って、笑(わら)いはせんけど、怒りはするよなぁ。

この写真(しゃしん)をプリントして、ババの家のほうに向(む)いた壁(かべ)に貼(は)っとくと、ど〜なるやら・・ (笑)

 
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2022年01月18日

消防は みなの手(て)で

きょうもきゅうとて曇天(どんてん)で寒(さぶ)うございました。 鳥(とり)もサッパリだ・・ 昼休(ひるやす)み、役場(やくば)のロビーでAYTの放送(ほうそう)が。

まずは、平土野港(へとの・こう)で執(と)り行(おこな)われた出初式(でぞめ・しき)。

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いつもながら、金管バンド(きんかん・ばんど)はガンバってますね゛〜。

つづいて、消防団(しょうぼうだん)。

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団長(だんちょう)は、わが家(や)のご近所(きんじょ)で、長(なが)らく町議員(ちょう・ぎいん)をされている御仁(ごじん)にございます。

さらに・・ ありゃりゃexclamation&question

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町長(ちょうちょう)さまの、コスプレだ。exclamation

防災フェスタ(ぼうさい・ふぇすた)のときも、活動服(かつどうふく)でしたし・・ 医療センター(いりょうせんたー)のイベントだと白衣(はくい)とか? 漁協(ぎょきょう)だとタオルでハチマキ?、保育園(ほいくえん)ではエプロンで保父(ほふ)さんとか? 何着(なんちゃく)の衣装があるのだろうか・・ オッサンの野望(やぼう)としては、下原遺跡(したば・るいせき)がスゴイ文化財(ぶんかざい)になったときは・・ 教育長(きょういくちょう)とともに縄文人(じょうもんじん)にチャレンジしてもらいたいなぁ。 文化財保護審議委員(ぶんかざい・ほごしんぎ・いいん)として、監修(かんしゅう)するので。exclamation×2(笑)

年末(ねんまつ)に開催(かいさい)された、「ファイヤーバスターズ号」の納車イベント(のうしゃ・いべんと)も。

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消防団のタンク付(つ)き消防車(しょうぼうしゃ)が更新(こうしん)となって、これから20年(にじゅう・ねん)はたらいてもらう新型(しんがた)です。exclamation

これこれ、これが見(み)たかったんです。exclamation×2

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色鉛筆(いろえんぴつ)で描(えが)かれた優(やさ)しいタッチの絵(え)を、消防車の赤(あか)さや力強(ちからづよ)さとバランスするよう、つたなくも持(も)てるスキルをすべて投入(とうにゅう)して最適化(さいてきか)させていただきました。 オッサンに相談(そうだん)があってから、オリジナルのイラストをスキャンするために貸(か)していたいたとき、すでにフタツオリになっていたので・・ ど〜しよ〜かと思(おも)ったけれど、ナントカなってヨカッタよかった・・・ぴかぴか(新しい)

消防車のイラストに、ここまでコダワッタのは天城町(あまぎちょう)が初(はじ)めてだったようで・・ メーカーのほうでもコダワリに応(こた)えようと、シャッターの銀色(ぎんいろ)にイラストが沈(しず)まないようグレーの下地(じたじ)に工夫(くふう)するなどして、最高(さいこう)の力作(りきさく)となったのだそうです。ひらめき

子らの気持(きも)ちがこの瞬間(しゅんかん)、消防とつながりましたね。ぴかぴか(新しい)

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そもそも忙(いそが)しいのに・・ 子らのために、イラストやネーミングを募集(ぼしゅう)しようと思(おも)った役場職員(やくば・しょくいん)の心意気(こころいき)に、オッサンも協力(きょうりょく)しとうなってしも〜た次第(しだい)でした。

 
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2021年11月30日

島口(しまぐち)を 調(しら)べて

過日(かじつ)、クジラの島口について調(しら)べるのに、図書館(としょかん)へ赴きました。 みなみなさまは、図書館(としょかん)をどれほど訪れていますか???

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コレコレ、大島(おおしま)の郷土料理(きょうど・りょうり)について記(しる)された「シマジュウリ」。

奄美(あまみ)のシマッチュには、到底(とうてい)クジラなど捕獲(ほかく)できませんでしたが・・ クジラの皮(かわ)をマネた料理(りょうり)があるのです。

んが・・ 載(の)ってませんでした。爆弾

あれ? どこで見(み)たのだろうか・・ あ゛・・ 「心を伝える 奄美の伝統料理」に載っていたのを、すっかり失念(しつねん)してました。たらーっ(汗)

「ぐんじゃもち」のことが「くじりゃむち」として記されてまして、「くじりゃ」はクジラに近(ちか)いので・・ たぶん、いっぺん島口が失(うしな)われ、明治以降(めいじいこう)に訛(まな)ったコトバと思(おも)われます。

ウチナーグチのなかにも「ぐんじゃ」があるので、もとはクジラだったのが、訛ったようで・・ 江戸時代中期以降(えどじだい・ちゅうき・いこう)に伝(つた)わったのでしょう。

昔(むかし)は、正確(せいかく)な発音(はつおん)を重(おも)んじるほど余裕(よゆう)がなかったので、口(くち)を開(ひら)かず楽(らく)に発音(はつおん)できたり、ほかのコトバと混同(こんどう)しないよう変化(へんか)していったハズなのです。

松上(まつうえ)のじいさまは「ぐーじらもち」と謂(い)ってましたから、たぶん「ぐんじゃむち」を忘(わす)れて、マチャランチューらしい発音(はつおん)へ思(おも)い至(いた)ったのでしょう。

さておき
徳川(とくがわ)の太平(たいへい)の世(よ)が長(なが)くつづいて、文化(ぶんか)を深(ふか)めよう、究(きわ)めようとする大名(だいみょう)や富(と)んだ町民(ちょうみん)が現(あらわ)れた、多様化(たようか)の時代(じだい)でした。 神仏習合(しんぶつ・しゅうごう)が起(お)こりナンデモアリな信仰(しんこう)が流行(はや)りったりしました。 野鳥(やちょく)の名(な)が分類(ぶんるい)されだしたり、飼育(しいく)の仕方(しかた)が研究(けんきゅう)されだしたのも・・ そのころです。ひらめき

とゆ〜ことで
徳之島町(とくのしまちょう)でも「ぐんじゃもち」らしいので・・ クジラの島口は「ぐんじゃ」ってことにしとこうかなぁ。


そうそう
沖縄(おきなわ)の、身近(みぢか)な海産(かいさん)の図鑑(ずかん)がありますが、奄美(あまみ)のをこさえようとする御仁(ごじん)がいらっしゃるとのウワサ。

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この図鑑は、とても嬉(うれ)しい造(つく)りで、さして生物(せいぶつ)の知識(ちしき)がなくとも、サラッと調(しら)べることができるスグレモノ。exclamation

このような図鑑につづく、多元的(たげんてき)な図鑑など・・ そうそう実現(じつげん)できそうにありません。たらーっ(汗)

 
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2021年11月06日

史実(しじつ)を 残(のこ)す

きのう、三町合同(さんちょう・ごうどう)の文化財保護審議委員(ぶんかざい・ほごしんぎいいん)の会合(かいごう)は、浅間(あさま)の史跡(しせき)などを巡(めぐ)る、まち歩(ある)きでした。

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浅間公民館(あさま・こうみんかん)のわきにある看板(かんばん)は、空港(くうこう)に向(む)かうときに横目(よこめ)でご覧(らん)になっていると思(おも)います。

これは、デザインしただけでなく、元ネタ(もと・ねた)から、オッサンがこさえたもの。 米軍(べいぐん)の撮影(さつえい)した写真(しゃしん)を、科捜研(かそうけん)よろしく解析(かいせき)して、陸軍浅間飛行場(りくぐん・あさま・ひこうじょう)の姿(すがた)を再現(さいげん)したものです。

掩体壕(えんたいごう)は28ヶ所(にじゅうはち・かしょ)におよびますが、オトリとして模型(もけい)を空爆(くうばく)させるためにも利用(りよう)していたらしい。

艦載機(かんさいき)は、空母(くうぼ)から自力(じりき)で離艦(りかん)せにゃならず・・ どうしても武装(ぶそう)や燃料(ねんりょう)が制限(せいげん)されるので、誤爆(ごばく)させるのは効果的(こうかてき)だったそうです。

ともあれ
三町の関係者(かんけいしゃ)に知(し)ってもらえて、とても嬉(うれ)しうございました。ひらめき

 
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