図書館(としょかん)で、県(けん)にある書籍(しょせき)の
横断検索(けんさく)で探(さが)しておいた本(ほん)に目(め)を通(とお)します。
キーワードは、「奄美」「料理」「郷土料理」「菓子」を、あれこれ組(く)み合(あ)わせで。
お゛〜コレが「奄美の食と文化」ですね゛〜。

ホライゾンの編集者(へんしゅうしゃ)がこさえた本(ほん)で、写真(しゃしん)はキレイです。
タイトルどおり、食(しょく)と文化(ぶんか)が載(の)っており、食の歴史(れきし)には触(ふ)れてなく・・
ホライゾンは休刊(きゅうかん)になりましたが、バックナンバーは電子版(でんしばん)で復活(ふっかつ)したそうです。
さすがハマフトさんとこの誌面(しめん)はキレイにまとめられており、奄美(あまみ)のイイトコを知(し)りたい方(かた)にはオススメです。
オッサンは、むしろブラックなとこも含(ふく)めて詰(つ)めていくスタンスなので、
「シリーズ天城遺産」とは方向性(ほうこうせい)が違(ちが)いますね。
やはり
奄美(あまみ)の菓子(かし)の歴史と謂(い)えば、
「幕末奄美の食と菓子」。

先日(せんじつ)も目(め)を通しましたが、さらにじっくりザックリとナナメヨミ。

(笑)
名越左源太(なごやさげんた)さんは上級武士(じょうきゅうぶし)なの・・オッサンと似(に)たところがあって、葛粉(くずこ)のプリッとした食感(しょっかん)や透明感(とうめいかん)が好(この)ましかったようですし、いろんな料理(りょうり)をこさえていたそうです。
ますます興味(きょうみ)がわいてきました。

読(よ)みふけっていたら、いよいよ昼(ひる)になったので、目のまえのスーパーへ。
おやや? 船(ふね)が来(こ)ず食パン(しょくばん)がない。

そこにあったカルカンに、イワカン。
グンジャモチと同(おな)じく2層(にそう)になってい、カルカンとソーダモチのコラボになってます。

製造元(せいぞうもと)のサイトはすんごい重(おも)うてげんなりでしたし、由来(ゆらい)はありませんでした。

こちらは、浅間(あさま)の牧園さんがこさえている
『ぐんじゃ餅』です。

天城町オリジナル(あまぎちょう・おりじなる)のスタイルで、餅(もち)とソーダ餅を同時(どうじ)に蒸(む)したものにございます。

戦前(せんぜん)では圧倒的(あっとうてき)な人気(にんき)だった餅と、戦後(せんご)に流行(はや)ったふくれ菓子(がし)や蒸しパンが合(あ)わさった新郷土料理(しん・きょうどりょうり)だと思(おも)います。
コレね゛〜、飛(と)びぬけて美味(おい)しいワケではないのに、独特(どくとく)のモチフワ食感(もちふわ・しょっかん)がハマるんですわ゛〜。

本土復帰(ほんどふっき)して間(ま)もなかったころ、知恵(ちえ)をひねって美味(おい)しいものをこさえたいシマッチュの母(かあ)さまたちの熱意(ねつい)を、みゃくみゃくと継(つ)がれえきた食文化を、ブラックな歴史を含めて残(のこ)していきたいと思(おも)うておるワケで。
ちなみに
「グンジャ」は沖縄県(おきなわけん)の今帰仁村(なきじんそん)でも「クジラ」のことだそうで、古(ふる)きよきコトバが残る奄美沖縄(あまみおきなわ)にあって、その源流(げんりゅう)は京(きょう)の流(なが)れをくんでいるらしく・・ぐんじゃ餅の源流も内地(ないち)の鯨餅(くじらもち)にありゃせんものかと調(しら)べていたら、有名(ゆうめい)な和菓子屋(わがしや)さんにたどりつきました。さてさて、さらなる鯨餅の源流までたどりつけますやら・・