天皇(てんのう)にかわり、伊勢神宮(いせじんぐう)へ祈(いの)りをささげていた斎王(さいおう)のおわすところが、斎宮。
斎宮跡(さうくうあと)のあたりへ行(い)けば、博物館への案内(がんない)があるだろうと・・たどりついた駐車場(ちゅうしゃじょう)。

だだっぴろく、白泉(はくせん)もおぼろげなので、離(はな)れてなんとなく駐車。
いささか歩(ある)いたら、ここが地味(じみ)で暗(くら)いけど・・エントランス???

特(とく)に看板(かんばん)あがあるワケでもなく、ホンマに入口(いりぐち)なのかビミョ〜。

でしたが、やはり入口だったので、さっそく受付(うけつけ)へ。
すると・・プリペイドカードで支払(しはら)いできるそうで、ユイの館(ゆいのやかた)とはドエライちがうなぁ・・ってことで、記念(きねん)にワオンで。

お゛〜 買(か)い出(だ)しのため母(はは)から借(か)りていたカードで、ちゃっかり支払い。

(笑)
うかがったところでは、平成元年(へいせいがんねん)の開館(かいかん)だそうで、オッサンが社会人デビュー(しゃかいじん・でびゅー)したのと同(おな)じ年(とし)。 見(み)た目(め)よりずっと年寄(としよ)りです。じきに始(はじ)まる、斎王群行(さいおうぐんこう)のビデオを視(み)てから、常設展示室1(じょうせつ・てんじしつ・いち)へ。

リアルサイズのフィギュアが意外(いがい)と刺激的(しげきてき)で、展示(てんじ)に対(たい)する自負(じふ)が感(かん)じられます。
宮殿(きゅうでん)の造(つく)りを見(み)てビックリ。


オッサンの理想(りそう)とする、フローリングに畳(たたみ)にございまっすっ。

こちらの、ミニチュアな壺(つぼ)やかまどは、祭祀(さいし)のためとされています。

さりとて、占(うらな)いにより、とても幼(おさな)くして選(えら)ばれた斎王を癒(いや)す小道具(こどうぐ)だったようにも感(かん)じられます。
おっと、空間演出(くうかん・えんしゅつ)も、それなりに凝(こ)っています。

布(ぬの)で仕切(しき)られた疑似的(ぎじてき)な壁(かべ)の向(む)こうから、採光(さいこう)するように設計(せっけい)されていますね。
ちょっと裏側(うらがわ)も拝見(はいけん)。

これをデッドスペースと感じるかどうかは、ビミョ〜なところですが・・布と照明とわずかな空間(くうかん)によって得(え)られる独特(どくとく)のたたずまいは、どこかで活(い)かせそうな。

つづく