イノーにはダイサギが1羽(いちわ)、運動公園(うんどうこうえん)にはマミジロタヒバリとハクセキレイが1羽、イソヒヨドリが2羽・・くらいしかおらず、わが家(や)のほうが、もっとおるような。

おや? そういえば、そろそろ。

天城岳(あまぎだけ)の中腹(ちゅうふく)に、ぼちぼちオキナワウラジロガシの若芽(わかめ)が見(み)えだしました。
きょうは冷(ひ)えてますが、いよいよ春(はる)のスイッチが入(はい)りましたね゛〜。

昔(むかし)のシマッチュは、これを見(み)て種籾(たねもみ)を水(みず)に浸(ひた)して、田植(たう)えにそなえはじめるころだった・・そうな。
ちなみに
二期作(にきさく)は、沖縄(おきなわ)でも戦後(せんご)になってからのチャレンジなので、徳之島(とくのしま)でも行(おこな)われていませんでした。 とはいえ、マタベー=収穫(しゅうかく)のときに落(お)ちた籾から生(は)えて成長(せいちょう)して実(みの)るコメ・・は利用(りよう)されていたでしょう。
それにしても
シマッチュは昔からムッチー/餅(もち)が大好(だいす)きで、モチゴメまで栽培してたのはオドロキ。

今(いま)でもフチムッチー(こゆ〜い、よもぎもち)とか、日常的(にちじょうてき)にこさえて食(た)べますよね゛〜。
先日(せんじつ)など、フチムッチーにココアをまぶしたのをいただきまして・・ヨモギのせいでカカオの香(かお)りがまったく感(かん)じられず、ただ苦(にが)くてこげ茶(ちゃ)のフチムッチーでした。
ところで
きのうのカツオノカンムリで、忘(わす)れてました。

これ、単体(たんたい)ですが、一匹(いっぴき)でなく群体(ぐんたい)なんです。 しかも、卵(たまご)は産(う)みません。
カツオノエボシもそうですが、ヒドロ虫綱(ひどろちゅうこう)のクラゲは、何百匹(なんびゃっぴき)ものヒドロ虫が集まってパーツを形成(けいせい)する種(しゅ)は少(すく)なくないそう。
この状態(じょうたい)は浮遊(ふゆう)するポリプとされてい、ミズクラゲなどなクラゲが10個体(じゅっこたい)あまりに別(わか)れるまえ岩(いわ)にひっついて育(そだ)っている状態(じょうたい)と似(に)たものだそうです。
あ、そうそう、クラゲは卵から多数(たすう)の命が育(そだ)っていくんですよ。

つまり
フツーにイメージされているクラゲは、卵(たまご)からポリプになり、岩(いわ)などにくっついて長(なが)めのイソギンチャクっぽくにょきにょき成長(せいちょう)し、10以上(とおいじょう)のクビレができて重(かさ)なった花(はな)のようになり、先(さき)っちょからポコッと外(はず)れてクラゲになっていきますが・・
カツオノカンムリは、にょきにょきと成長(せいちょう)したポリプは一つのクラゲっぽくなり、ポコッと外れて浮遊(ふゆう)しながらクラゲらしいイメージ?に成長(せいちょう)し、クローンで小(ちい)さなクラゲを産(う)む・・
しかもクビレて分(わ)かれるんじゃなくて、触手(しょくしゅ)の一部(いちぶ)にイボみたいなのができて、それがクローンクラゲのイボ兄弟(いぼきょうだい)として旅立(たびだ)ち、繁殖(はんしょく)します。 ポリプのとき、すでにオスメスが決(き)まっているので、クローンっこたちもその時点(じてん)でオスメスが決まっています。
オッサンが眺(なが)めているカツオノカンムリは、
オスやメスばかりが、うりゃうりゃうりゃ゛〜っと合体(がったい)したクラゲっぽい群体なのです。
岩(いわ)にくっついたままのポリプでなくクラゲの姿(すがた)だったり、最終的(さいしゅうてき)なクラゲは数ミリ(すうみり)しかなかったりと、成長(せいちょう)するほど小(ちい)さくなる・・ニンゲンの常識(じょうしき)とは、相反(あいはん)する生活史(せいかつし)なんですよね゛〜。
と、ダラダラ書(か)いてきましたが、単純(たんじゅん)に書くと、卵→前親(まえおや)→本親(ほんおや)とゆ〜、親が2段階(にだんかい)ある・・ってことですね。
さらに、カツオノカンムリですと、前親のポリプがもっともクラゲらしく浮遊しちゃう・・とゆ〜のがヤヤコシイ。(涙)ま゛〜不死(ふし)のベニクラゲもヒドロ虫綱ですから、その筋(すじ)のクラゲにゃ、ニンゲンの常識なんて通用(つうよう)せん、ってことでしょうね゛〜。