いつか、やってみたかったんです。
どしどし増える外来種(がいらいしゅ)メヒルギを、過去(かこ)と比(くら)べるのを。 運動公園(うんどう・こうえん)のまわりに生(は)えているメヒルギは、マングローブではなくて、メヒルギ群落(ぐんらく)です。 でも、観光連盟(かんこうれんめい)や有志(ゆうし)のシマンチュは、メヒルギが生(は)えていればマングローブになる・・・ と勘違(かんちが)いして植(う)えたのかもしれない。

で
本来(ほんらい)なら、植えたからにはキチンと里海(さとうみ)を管理(かんり)すればよかったのですけれど・・・
運動公園の北側(きたがわ)、戸ノ木(とのぎ)にある、
戦時中(せんじちゅう)の護岸(ごがん)のところから見(み)ていくことに。

護岸の看板(かんばん)を立(た)てるのに記録(きろく)したのは、2012/9/30のこと。
こちらが本日(ほんじつ)。

ご覧(らん)のとおり。
グランドの西(にし)側。

2013/2/10には、運動公園からの排水(はいすい)があるところだけ生えていました。
こちらも本日。

見わたす限(かぎ)り、メヒルギ、メヒルギ、メヒルギ、メヒルギ、メヒルギ・・・
2012/11/30の
イノーの南端(なんたん)ちかく、狭(せま)くなるところ。

満潮(みちしお)なので、メヒルギがないのがスッキリ判(わか)ります。
そして本日。

これだけ増えてしまうと・・・ 松西(まつにし)で養殖(ようしょく)しているオーサ/ヒトエグサと共通(きょうつう)の栄養素(えいようそ)が、どれだけ吸収(きゅうしゅう)されていることか・・・

といった様子(ようす)でした。 これだけ増えてしまうと、めったに運動公園を訪(おとず)れないシマンチュでも、かなりの異常(いじょう)さにお気(き)づきなのでは???
メヒルギなどマングローブ植物(しょくぶつ)のメリットは、河口(かこう)の流速(りゅうそく)を抑(おさ)えて豊(ゆた)かな干潟をつくること。 でもここは、もともとイノーを空港(くうこう)がふさいでしまったことで、干潟に泥(どろ)がたまった泥干潟になっていたので、マングローブ植物(しょくぶつ)などなくても、たくさんのエビ、カニ、ゴカイ、微生物(びせいぶつ)が生息(せいそく)していました。
メヒルギは、ゴミや泥をためてイノーを浅(あさ)くするばかりで、このままだと空港(くうこう)のセキュリティが保(たも)てないそうなので。
オッサンは、イノーをなんとかしたい。 一緒(いっしょ)に、悩(なや)んでもらえませんか?
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